馬南慈です。鄴攻略編に登場する趙将の一人です。
三大天、李牧の副官ですが、元々匈奴を相手に北部に身を置いていた人物であるため、キングダム内での武将としての知名度は少ないです。しかし戦いぶりは豪快で、趙国内でもかなりの実力者であるようです。
ここでは馬南慈のこれまでの登場シーンを見ていきます。
馬南慈の基本情報
まずは馬南慈の基本情報について簡単に紹介します。
名前 | 馬南慈 |
性別 | 男 |
所属国 | 趙 |
所属軍 | 馬南慈軍 |
声優 | 無 |
初登場 | 48巻 |
48巻で初登場します。元々は雁門にて、匈奴を相手にしていた武将です。死地とも言われる北の極地をはっていた馬南慈は「雁門の鬼人」という異名を持ちます。
体格はかなりの大男で、武器は大矛を使用します。性格は怒りを元に戦うようで、李牧に「本気が出ていないようですね」と指摘されているあたり、スイッチが入るまで時間がかかるタイプのようです。
李牧が副官として馬南慈を据えているだけに、その実力は只者ではなく、武力は介子坊や廉頗に匹敵し、それに加え知略も合わせ持つ武将であることから、鄴攻略編では、李牧軍と王翦軍の戦いのカギを握る人物であるとも評されます。
馬南慈の史実における情報
馬南慈の史実における情報ですが、史実では登場しないキングダムオリジナルキャラクターのようです。
なので今後の馬南慈の動きは掴めません。能力を秘めた趙将であるだけに、秦国としてもかなり厄介な存在にはなってくるのではないでしょうか。
馬南慈のこれまでの活躍
馬南慈のこれまでの活躍について説明します。
初登場48巻
朱海平原にて、趙軍第2陣として馬南慈が出陣します。馬南慈は見た目からも武力に秀でた武将と思われましたが、出陣するや否や、隊を二つに分け、まず助攻の七千で秦の亜光軍第二陣の動きを止めつつ、残りの主攻三千で亜光軍第一龍陣に横撃を食らわせるという戦略を扱いました。これを見た趙ガ龍は馬南慈を武だけでなく戦術眼も鋭いと、李牧の副官という肩書が伊達ではないと知りました。
いきなり亜光軍を壊滅させてしまうのではないかという勢いで猛攻していた馬南慈軍でしたが、玉鳳隊の乱入で流れを止められます。王賁は馬南慈の存在を知りませんでしたが、このシーンで馬南慈が北部の雁門で匈奴と戦っていた人物であると分かると、番陽は馬南慈が只者ではないと察します。
王賁と馬南慈の一騎打ちが始まると、最初こそ王賁の槍捌きに馬南慈は近づきさえできなかったものの、すぐに王賁を捕まえ殴りかかります。王賁がそれを間一髪でかわしたところで亜光が参戦し、一騎打ちは解かれます。この時点では馬南慈も本気を出しておらず、まともに戦えば、王賁と同等かそれ以上の強さを秘めているのではないでしょうか。
亜光軍を破る52巻
馬南慈含む、趙左翼は亜光率いる秦右翼に苦戦を強いられていました。しかし、そこへ李牧が、亜光軍の弱点を馬南慈に伝えに来ました。
馬南慈はすぐさま、亜光軍の戦術の要である関節を狙うという李牧の作戦を実行し、尭雲と共に亜光の元にまで辿り着きました。尭雲と二人掛かりで亜光に襲いかかりましたが、ここでは亜光の強さが発揮され、戦闘不能にまでは追い詰めたものの、仕留め損ねます。しかし、これにより、亜光軍は機能しなくなり、秦右翼に決定的なダメージを与える活躍を馬南慈はしたことになります。
馬南慈の名シーン
ここでは馬南慈の名シーンを紹介します。
馬南慈の今の所の名シーンは57巻の挟撃戦ではないでしょうか。王翦が李牧に対し、挟撃を仕掛け、李牧を追い詰めたかと思ったところ、李牧自身も馬南慈を使って挟撃を返していました。
秦の右翼を討ちに出ると思われていた馬南慈軍が王翦軍を攻めてきたことでも予想外の展開でしたが、それ以上に衝撃だったのが馬南慈の強さでした。それは王翦の予想を上回るもので、正に「雁門の鬼人」という異名にふさわしい強さでした。この場面で馬南慈の「本気」という言い方がされていることからして、気分屋色のある馬南慈がこれまでの戦闘シーンではまだ本気を出していなかったことが伺えます。
あっという間に王翦の元までたどり着き、李牧も馬南慈を送り込んだことで、勝利を確信しましたが、ここで乱入してきたのが、蒙恬でした。蒙恬は自分より武が勝る馬南慈に捨て身覚悟のいなし技を仕掛け、これにより馬南慈は右目を負傷します。しかし、王翦をここまで窮地に追い込んだ将は未だおらず、ここは馬南慈の名シーンと言えるでしょう。
馬南慈のまとめ
馬南慈は強さを発揮すれば、恐ろしい武将です。猛将であるだけでなく、戦術も巧みに操る知将の面も持ち合わせており、秦軍にとってかなり強敵であると言えます。
オリジナルキャラクターであることから、馬南慈のラストは予想できず、李牧の副官ということを加味しても、今後もまだ登場し、戦場で活躍するシーンがあってもおかしくありません。
今の所、信、王賁、蒙恬の壁となって立ちふさがっている存在ですね。