第3部「スターダストクルセイダーズ」にて、ディオの配下のスタンド使いの1人、鋼入りのダン。自分で最弱であると宣言するスタンド「ラバーズ」をどのように応用して承太郎達に立ち向かうのか、鋼入りのダンとかどういう人物なのかについてまとめていきます。
鋼入りのダンの基本情報
名前 | ダン |
性別 | 男性 |
所属 | ディオの配下 |
種族 | 人間 |
(スタンド名、能力) | 「ラバーズ」 |
必殺技 | 肉の芽をつかった侵食 |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 岸尾だいすけ |
初登場 | ドネルケバブ売り |
性格 | ゲス |
鋼入りのダンの特徴
ディオの配下のスタンド使いの1人ですで、一人称「わたし(たまにオレ)」です。名前の由来は、アメリカのバンド「スティーリー・ダン」からです。
鋼入りのダンの性格
当初は穏やかな物腰で敵に当たる承太郎達に対しても敬語を使うなど丁寧な対応をする人間だと思われていました。しかし、実態は手段を選ばない卑劣な精神の持ち主にして、いわゆるクズと称される部類の男です。スタンド「ラバーズ」がジョセフの体内への侵入に成功していた間は、急に態度が大きくなり威張り散らしましたが、「ラバーズ」が追い出されてからは全くの別人のように卑屈な態度をとりました。
第3部での活躍
一般人のただドネルケバブを売る商人の振りをして承太郎達に近づき、この時捕まえられていたエンヤ婆をスタンド「ラバーズ」と肉の芽によってあっさりと殺害します。それに乗じてジョセフの脳内に「ラバーズ」を侵入させて、人質とすることで承太郎を下僕としてこき使います。その間には橋にさせて足蹴にさせられたり高価なジュエリーの万引きをさせたりと、並々ならぬ命令に従わざるを得ませんでした。承太郎が自分の命令に素直であるのを良いことに、上品だった言葉遣いは粗野になっていき、承太郎に指摘された時は言葉遣いが少しだけ戻りました。
花京院の作戦によって、「ラバーズ」が追い出されてしまうと、その傲慢な態度も打って代わり、恥をかなぐり捨てて無様な命乞いを泣きながらしました。しかし、これはあくまでも演技であり、泣き真似で隙のできた時を狙おうと悪あがきをしました。「ラバーズ」を無関係な一般人の女の子にまでし侵入させようとしましたが、目論みは全て失敗してしまいました。結果、承太郎からのお仕置きとして、第3部では最長となるオラオララッシュを受けたことで再起不能となりました。
スタンド「ラバーズ」
タロットカードの大アルカナ6番目のカード「恋人」の暗示を持ち、サソリと人の中間のような特殊な姿をしています。非常に小さくサイズはミクロ程度ほ遠隔操作型スタンドです。「マギーッ」という鳴き声を発し、人の言葉を話すこともできます。
「ラバーズ」は敵の耳や鼻の穴から体の中へと侵入して脳に居座ることで、本体のダンと宿主の感覚が共有されます。これを利用して、例えばダンが背中を掻かれると、感じた痒みの何倍もの感覚がはね返ります。よって、迂闊にダンを痛めつけると宿主もその数倍のダメージが返り、ショック死さえしてしまうので手出しはできません。宿主の手が義手の場合も同様で、本物の腕の痛みと感覚が襲います。
肉の芽による攻撃
攻撃の手段としてはディオが花京院やポルナレフに植え付けた肉の芽を使用し、「ラバーズ」によって体内へ運んで植え付け、更に芽を急成長させることで対象に死をもたらします。また、対象の脳組織を利用することで自分自身のコピーを作り出す技も持ち、攻撃として切りさく程に分裂と増殖を繰り返して何百体という数にまで増えます。ミクロ化したと「シルバーチャリオッツ」と「ハイエロファントグリーン」を苦しめました。
更に、破壊力はEではあるものの、同サイズになった「シルバーチャリオッツ」とは互角に戦い、装甲をパンチで砕くことができました。サイズの小ささから弱いと思われがちですが、「ラヴァーズ」の特性故に射程距離と持続時間が長く、肉の芽を際限なく活用できる強みがあります。
鋼入りのダンの声優
鋼入りのダンの声を担当した方は2人います。3部の格闘ゲームでは真殿光昭さん、テレビアニメは岸尾だいすけさんです。
鋼入りのダンの名台詞・名シーン
「髪の毛一本さえ動かすことの出来ない、史上最弱のスタンドさ!だがね……人間を殺すのに力なんぞいらないのだよ……わかるかね諸君!」
ダンは自身のスタンド「ラバーズ」には破壊力といった純粋な強さなどないと理解していました。しかし、強さだけが全てではなく髪の毛程の軽い物を動かす力がなくとも、「ラバーズ」には他の有用性があると自信を持っていました。
「私は今すごーく機嫌がいいッ!私の今の気分と同じくらい晴れた空がクッキリ映り込む位ピッカピカに磨いてもらおーかな」
ジョセフを人質にとって承太郎が自分に逆らわず何でも自分言うことを聞いてくれるのが分かっているからこそ、ダンは調子に乗っていました。
「ラバーズ」を活かした男
鋼入りのダンは状況で気分がコロコロ変わる気味の悪い男ではありましたが、スタンド「ラバーず」だけは特性を活かした攻撃をすることで、他のスタンド使いとは異なるアプローチをすることができました。