ボルゲは、「北斗の拳」の最後話のストーリーに登場した悪役です。過去にケンシロウに戦いを挑み、敗れたことでケンシロウへの復讐をずっと考えていました。
ボルゲの登場でバット、リン、ケンシロウの関係を深めるきっかけにもなっています。それは何故か?ボルゲを知ることで、ボルゲの存在の意味を知ることになるので、詳しく紹介していきます。
ボルゲの基本情報
名前 | ボルゲ |
性別 | 男 |
拳法 | 不明 |
主な必殺技 | 多頭凶蛇棍 |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 川津泰彦(真・北斗無双) |
初登場 | 27巻「愛をくれた者のために!」 |
その他 | ボルゲ軍のボス |
ボルゲの特徴
ボルゲは、見た目が異形とも呼べるほど恐ろしく、それを象徴するかのような性格の悪さを持っています。過去にケンシロウを襲ったことで、返り討ちにあい両目を切り裂かれ盲目になりました。
そこからケンシロウのことを恨み続け、自分にしたことをケンシロウにも味合わせようと考えています。その中で邪魔な組織は叩き潰し、見せしめのようにケンシロウをイメージして殺していました。
バットがケンシロウの代わりにボルゲと戦うのですが、ボルゲは今までの鬱憤を晴らすかのように、バットを痛めつけます。そこには、元々持っている性格の悪さも影響しているかのようでした。
ボルゲの性格
ボルゲは、やられたらやりかえすの精神が強いです。ケンシロウによって目を切り裂かれて盲目にされたことで、同じような苦しみを他人に与えようとします。
邪魔な存在であるゾルド軍に対して、目を切り裂いてケンシロウと同じ7つの傷を胸に付けると、吊し上げて見せしめのようにしました。そこからもケンシロウに対する執着心が強いことが分かります。
ボルゲの能力
ボルゲは、三節痕をまるで手足のように扱って戦います。三節痕には鋭い刃が至るところに付いているので、触れただけで大怪我です。
ケンシロウによって視力を奪われたことで、聴力が異常に発達して、相手の動きを音だけで読むことができ、頭部は皮膚の下を鋼鉄で覆っているので、狙っても弾かれてしまいます。
更に、マントの中に右手を隠して戦っているので、相手は右手が無いものだと勘違いし、その裏をかいて忍ばせたナイフで攻撃してくるのです。
ボルゲの弱点
ボルゲの弱点は、盲目というところです。盲目のおかげで聴力が異常に発達しましたが、聴力に頼っているところが戦いの中でも不利な状況となります。バットとの戦いの中で、音でバッドの場所を判断していたので、近くにあるドラを鳴らすことでそれも回避することができました。
ボルゲとケンシロウ
ケンシロウにとって、ボルゲはそれほど記憶に残るほどの人間ではありません。野党として襲いかかってきたところを返り討ちにしたからです。準備運動にもならないほど弱い相手だったので、たくさんの宿敵から比べると雑魚扱いは当然と思われます。
ケンシロウが放った一撃でボルゲは盲目となり、そのことでケンシロウを恨むようになりました。
ボルゲとバット
ケンシロウのことをずっと恨んでいたボルゲですが、力を付けて再度ケンシロウに挑戦しようと試みます。そして、バットが記憶を失ったケンシロウに成り代わって登場するのですが、盲目のボルゲはあっさりと信じました。
バットはそのままボルゲと戦うことになりますが、実力差が明らかとなり、バッドに勝ち目はありませんでした。そのためバットはボルゲに捕まると、拷問を受けることになります。
バットは、声を出してしまうとケンシロウではないことがバレてしまうと思い、必死に拷問に耐えていました。そして、そんなバットの姿を見たケンシロウは、記憶を取り戻すことになります。
ボルゲの最後
ボルゲは、バットを拷問にかけることで、ケンシロウの記憶を呼び覚ましてしまいました。そして、ケンシロウはバットの仇を取るために立ち上がり、ボルゲと戦うことになります。
ボルゲにとってケンシロウは復讐する相手だったので、バットに出した全ての技を使い切ろうとしました。しかし、ケンシロウはあらゆる技を見抜いて、ボルゲの秘孔を突きます。
秘孔を突かれたボルゲは、そのまま内側から爆ぜて死んでしまいました。
ボルゲの声優
ボルゲのストーリーはアニメでは放映されていないので、アニメでの声優はいません。しかし、ゲームの「真・北斗無双」ではキャラクターボイスとして、川津泰彦さんが担当しています。
川津泰彦さんは、脇役やモブキャラの出演が多く、様々なキャラを演じ分けることができるので、バイプレイヤーとしても有名です。
ボルゲの名台詞
異常者のようなボルゲだからこその名台詞があるので紹介していきます。
「ゾルド この傷に見覚えはないがあ?」
ゾルド軍を血祭りに上げ、ゾルドに向かって放った言葉です。この時にボルゲの顔がはっきりと見えるのですが、台詞と同様に不気味でしかありません。迫力が十分に伝わり、ボルゲの異常さが際立っています。
「装甲で固めた頭にさらに装甲だあ」
ケンシロウに実力差を見せつけられ殺されそうになると、何故か防御力を高めるために防具を装着します。それまで待ってくれるケンシロウにも驚きですが、思わずくすっとしてしまう場面と台詞です。
ボルゲは北斗の拳最後の盛り上げ役!
ボルゲは、ケンシロウに過去にひどい目にあわされたことで、復讐を誓います。そして、ケンシロウの足取りをずっと追い続けるのですが、ケンシロウは記憶を失い、代わりにバットが戦いを挑みました。
そのことがきっかけでケンシロウは記憶を取り戻すのですが、ボルゲがいたからこその結果であり、リンとバッドの距離を深めることにも繋がったので、ボルゲという存在は大きいでしょう。
ボルゲがいなければ「北斗の拳」の最後は盛り上がることはありませんでした。