大人気漫画「BLEACH」にて千年決戦篇にて尸魂界に侵攻してきた滅却師の集団「見えざる帝国」(ヴァンデンライヒ)の「星十字騎士団」(シュルテンリッター)のメンバーであるエス・ノトとは一体どのような人物なのでしょうか?
個性的なキャラクターが多い星十字騎士団の中でも特に不気味な雰囲気を醸し出しているエス・ノトですが、改めてエス・ノトの戦闘能力や人物像について解説していきたいと思います
エス・ノトの基本情報
名前 | エス・ノト |
性別 | 男 |
所属 | 星十字騎士団 |
階級 | 聖文字「F」 |
使用する斬魄刀 | 無し |
卍解 | 「恐怖(The Fear) 」 |
誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 無し |
初登場 | 千年決戦篇 |
エス・ノトの人物像
エス・ノトの外見の特徴として長身痩躯で、腰ほどまでに伸びた髪の毛と4つの棘が縦に着いた黒いマスクが挙げられます。一人称は「僕」で漢字やカタカナ、平仮名が入り混じった特徴的な話し方をします。
ユーハバッハから授かった聖文字(シュリフト)は「F」で相手の心にある恐怖に付け込む能力を所有しており、笑顔や雰囲気がとても不気味なキャラクターです。もともとはユーハバッハの「聖別」から生き残った滅却師の1人でしたが、呼吸もままならず寝たきりの植物状態だったところに現れたユーハバッハによって力を与えられたという過去があります。
エス・ノトの能力
エス・ノトの能力名は「恐怖(The Fear)」で光の棘を無数に飛ばし刺さった者の恐怖心を増加させ発狂・殺害する能力であります。その力は非常に強力で、一回目の侵攻時はその能力と奪った千本桜の卍解の力であの朽木白哉すら圧倒し瀕死に追い込むほどです。 この「恐怖」の能力に加え、自身の巧みな言動を組み合わせて相手を精神的に追い込み、殺害する戦法を得意とします。
完聖体は「神の怯え(タタルフォラス)」という名で茨をモチーフにした翼が出現し、白目を剥いたゾンビのような非常に非常に不気味な姿へ変化します。「恐怖」の能力が大幅に強化され、自身の姿を見た相手を無数の目玉がついた幕で閉じ込めて発狂死させる力へと進化します。また、この時に目を瞑って幕の目線から回避しようとしても脳裏に焼き付いた恐怖が更に倍増され、追い込まれてしまいます。
一度目の進行で白哉すら圧倒するほどの実力を見せたことや霊王宮での修行を経たルキアが、エス・ノトに対向するために準備したような能力を駆使したにも関わらず、単独ではかなり優勢に戦えていたことから「恐怖」の能力だけでなくエス・ノト自身の霊圧や戦闘能力の高さが伺えます。
エス・ノトの弱点と最後
エス・ノトの「恐怖」は当たったらどんな人物でもその力の前に屈する強力な能力ですが、細胞の活動が完全に停止している人物、つまり死んでいるのと同じような状態の相手には「恐怖」が通じないという弱点も存在します。
この弱点をルキアは見抜き、袖白雪の能力で自信を凍らせ、克服しました。その後、白哉を誘き出すために彼女を「恐怖」の力で叩きのめそうとするも袖白雪の真の力を発動させたルキアの前には「恐怖」の能力が全く通ず、逆にエス・ノト自身が氷漬けにされ追い込まれ追い込まれてしまいました。
しかしながら、ユーハバッハに対する恐怖心から完聖体を発動させ、ルキアを追い詰めることに成功するも零番隊離殿での修業を終えた白哉からの励ましを受けたルキアの卍解の前に敗北してしまいました。 相手を恐怖に怯えさせてきたエスノト自身が死の恐怖に怯えて死んでいくという皮肉な最期を迎えました。
エス・ノトの名シーン
ここではエス・ノトの印象的なシーンをいくつか紹介したいと思います。
まずはこのシーンです。
このシーンはエス・ノトが完聖体の「神の怯え」の姿を現したシーンです。今まで着けていたマスクが外れ、大きく裂けた口に両目の下に模様が浮かび上がるなど今まで以上に禍々しい不気味な姿であるため記憶に残っている読書も多いでしょう。
また、頭の上に輪っかが出現し名前の通り神のような姿、イエスキリストを彷彿させる姿になることからエス・ノトの印象的なシーンの一つであるといえるでしょう。
次にこのシーンです。
このシーンは白夜から奪った卍解を使用して白夜に瀕死に追い込むシーンです。今までいくつもの死闘を繰り広げ、勝ちを掴んできた白夜を卍解が無いとはいえ、ここまで追い詰めた敵はエス・ノトが初めてなので読者に与えた衝撃はとても大きく、印象的なシーンであるといえるでしょう。
恐怖を司るエス・ノト!
不気味な雰囲気を醸し出し、相手の恐怖心に付け込むエス・ノト。その能力から白夜を瀕死に追い込み、その後修行を積んだルキアとの戦いでも恐怖を与えるなど星十字騎士団の中でも特に高い戦闘能力が伺えます。
エス・ノトは千年決戦篇の強敵であることやルキアがさらに強くなり、卍解を修得するきっかけのキャラクターであるため多くの読者の心に残っている登場人物の一人であるといえるでしょう。