傅抵は趙の三千人将です。合従軍編から登場するキャラクターで、李牧の軍で動いています。作中ではまだ目立った活躍を見せてはいませんが、相当なポテンシャルを秘めている人物であるのではないでしょうか。
イケメンなキャラクターであり、同じ趙の李牧の側近でありカイネに好意を抱いているくだりも作中にはよく出て来ており、戦闘以外でも見どころの多い人物です。
ここでは傅抵のこれまでの登場シーンを見ていきます。
傅抵の基本情報
まずは傅抵の基本情報を簡単に紹介します。
名前 | 傅抵 |
性別 | 男 |
所属国 | 趙 |
所属軍 | 李牧軍 |
声優 | 未だ発表されていません |
初登場 | 31巻 |
31巻、李牧がサイの城を攻める時に初登場します。三千人将です。戦闘ではよく李牧の側近として働きます。
見た目はイケメンで、年齢も20歳そこそこです。かっこいいのですが、性格はどちらかと言うとおふざけキャラで、武将っぽくはありません。体格は信と同じくらいで、すらりとしていて、武器は二刀流で剣を使います。マスクのように口を覆っているのも特徴です。
李牧の側近のカイネを嫁にすると、言っていますが、作中では未だカイネは傅抵のことを何とも思っていない様子です。
声優はまだ明かされていませんが、傅抵はしっかりと出番のあるキャラクターなので後に分かると思われます。
傅抵の史実における情報
傅抵の史実における情報ですが、史実にも登場した人物で、実在したキャラクターです。
紀元前240年、将軍に任命されているようですが、赴任したのは斎の国境付近であり、それに加え、傅抵に関する記録はほとんどそれしか分かっていません。
史実では李牧と絡みがあるとも思われず、作中とリンクする部分は非常に少なく、実在した人物ではあるものの、キングダムオリジナル要素で成り立っていると考えていいのではないでしょうか。
傅抵のこれまでの活躍
傅抵のこれまでの活躍を紹介していきます。
スピードを活かした戦い方
31巻、傅抵がまず手を合わせるのが、竜川です。竜川は飛信隊の百人将ですが、大柄なパワータイプで、傅抵は一瞬にして竜川を戦闘不能にします。地位も全然違いますし、この辺りは力の差がありました。その後、田有とも戦いますがこれも見えない速さで斬りつけます。
次に戦ったのが信です。互角以上の戦いを見せていましたが、乱戦のため一騎打ちの様相は早めに解かれます。河了貂がカイネに人質に捕られた時、信がすぐさまカイネに斬りかかりました。そのカイネが城の上から突き落とされたところを見て、傅抵は怒りに燃え信に斬りかかろうとしますが、田有のタックルで同じく城の上から落とされます。この時、カイネは味方の兵が受け止めたのに対し、傅抵は誰も受け止められず落ちるというシーンがあります。
王翦軍を攻める
趙攻め編でも傅抵は李牧の元で動くのですが、李牧の戦術に傅抵が精通していることが伺えます。出番があるのは王翦の挟撃に対し、李牧も挟撃を返した時でした。その時使ったのが馬南慈と傅抵でした。
王翦の所へ攻める前に傅抵はカイネの前に訪れます。最後にカイネの顔を見に来て、攻められていると思われた李牧にはまだ恐ろしい作戦があることを伝えます。また、馬南慈は歴戦の猛者であり、この人物とともに重要な攻撃を任されるというところで、傅抵が李牧にいかに信頼されているのか分かりますね。
しかし、蒙恬ら秦の他の武将らが助っ人に入ったところで馬南慈も傷を負います。傅抵はその隙を見て王翦を仕留めにかかろうとしますが王賁に弾き飛ばされます。李牧も挟撃を受けていることも踏まえ傅抵らは早急に王翦を討つことが要されます。
傅抵の名シーン
ここでは傅抵の名シーンを紹介します。
傅抵はまだ登場回数が少なく、名シーンと言える場面はあまりありませんが、強さが垣間見られたのはやはり信との一戦でしょう。ノーマークだったところからの信の矛による一撃を交わしたかと思うとその後もスピードを使って信の攻撃を全て交わしました。信はこの傅抵の速さを、羌瘣に匹敵するとも感じていました。傅抵は自ら「三大天の最後の一席を取る男」と名乗っており、信にとってはまた新たな強敵が現れたというシーンでした。
羌瘣との仕合を思い出した信の一撃で吹っ飛ばされる傅抵ですが、この一撃もしっかり受け止めており、傷は負っていません。城の上でも乱戦であったため、ここで一騎打ちは解かれますが、このまま戦い続けていたらどちらが勝っていたか分からなかったのではないでしょうか。傅抵がただの三千人将とは違うという印象を与えたシーンです。
傅抵のまとめ
傅抵はまだ若いこともあり、今後も出番があり続けるキャラではないでしょうか。そして、信と同世代の強敵として成長していってもおかしくありません。
カイネと宣言通り結婚できるのかというストーリーとは別の要素でも楽しみにできるキャラクターの1人ではないでしょうか。今後の登場シーンに注目です。