田有は飛信隊のメンバーの１人です。蛇甘平原での信の初陣から登場するキャラクターで、長く信を支えています。田有自身も伍兵で登場してから、現在は千人将にまで地位を高めていて、着実に力をつけている人物であります。
決して目立つキャラクターではありませんが、古株として飛信隊における信頼、人望は厚いでしょう。信や羌瘣が実力を発揮できるよう田有のようなキャラクターが影でも頑張っています。
ここでは田有のこれまでの活躍を見ていきます。
田有の基本情報
まずは田有の基本情報を簡単に紹介します。
| 名前 | 田有 |
| 性別 | 男 |
| 所属国 | 秦 |
| 所属軍 | 飛信隊 |
| 声優 | 林和良 |
| 初登場 | 5巻 |
初登場は5巻です。魏攻略戦、信が初陣を飾る戦です。そこで、歩兵は伍を組むのですが、そこで初登場するのが田有です。そこでは、田有の取り合いで言い争いが起きる程、皆が田有を仲間に入れたがりました。飛信隊に入る前から腕っぷしは他の伍兵らとは違うものがあったのかもしれません。
見た目は、大男で、顔に切り傷が沢山あります。最初の頃は特に怖い見た目をしています。しかし、性格は他のメンバーより大人びていて、信や羌瘣を影ながら支える場面も見られます。信に対して、忠誠心も強いです。
声優は林和良さんです。キングダムの中でも田有以外にも声を担当されていて、他のアニメにおいても一人のキャラに限らず複数のキャラで出演されている声優さんです。
田有の史実における情報
田有の史実における情報ですが、田有が実在したという記録は無いようです。
飛信隊自体がキングダムオリジナルの部隊なので、田有もオリジナルキャラである可能性が高いのかもしれません。飛信隊のメンバーはオリジナルキャラが多いため、個々の展開が読みづらく、仲間内での衝突や突然の死と、感動させられる場面が多いですね。
田有のこれまでの活躍
田有のこれまでの活躍を説明していきます。
伍で大人気
先述した通り、田有は魏攻略戦における歩兵の伍を作る時に初登場します。お互い知らない者同士ばかりですので、多くの人が見た目で強そうかどうか判断するしかありません。田有は巨漢で顔にも戦をくぐり抜けてきたであろう傷があり、見るからに強そうです。そのため人気がありました。それ以前の伍でも田有は活躍があったということで、実績も認められ皆が田有を取り合っていました。
この戦では、無名だった信が、一歩兵から百将にまで異例のステップアップを果たす程、大活躍します。田有は信の凄さを戦場で実感し、信の部隊に入ることを志願します。信は見た目の子供っぽさから最初なめられる場面が多かったですが、田有は素直に信を認め、信のことを「騎兵殿」と呼びます。こういった人柄も田有の良いところですね。
飛信隊の主力として活躍
田有は千人将にも上り詰めているだけあり、飛信隊では重要な人物の１人です。信と羌瘣が図抜けた実力がある分目立ちませんが、飛信隊の突破力には田有を筆頭としたパワータイプの活躍もあると考えていいでしょう。
田有のサポートが見られたのは、44巻、黒羊丘戦で、趙の総大将、慶舎を信が討ちにかかった時でした。あと一歩のところで慶舎に逃げられそうなところを、那貴が足止めしました。その隙に信は慶舎の所まで突破を図りましたが、この時田有が「雑魚は引き受ける」と言い、突破口を作り、スムーズに信を慶舎の元までたどり着かせました。信なら慶舎を討ってくれると信じているのが伝わりますね。
田有の名シーン
ここでは田有の名シーンを紹介します。
田有は信を支えているところが特徴ですが、中でも田有のタフさは戦では非常に強みになる部分ではないでしょうか。
特に39巻、呂不韋陣営を攻める飛信隊でしたが、信は敵に脇腹を刺され、そこに弓隊が構えており、信が矢をまともに食らいそうになりました。それをかばったのが田有で自ら背中でその矢を受け、信を守りました。甲冑を通しているとは言え、大量の矢を受けながらも、次の戦では何てこと無かったかのように活躍しているのが田有の凄いところですね。
他にも、合従軍編では趙の傅 抵に斬られ、万事休すかと思ったところでしたが、その後傅 抵が信に斬りかかろうとしたところで田有は不意打ちで傅 抵にタックルを決め、吹き飛ばす活躍を見せます。47巻、趙攻めの時も、列尾では敵に斬られ、倒れこむ場面が見られましたが、朱海平原では実戦に復帰しています。こういったタフさ、スタミナは田有の武器であり、信たちから厚い信頼を受ける要素の1つではないでしょうか。
田有のまとめ
田有は情に熱く、信や羌瘣という飛信隊の軸となる人物をしっかりサポートして、千人将の役割を果たしている人物です。飛信隊の中では重要人物の1人なので、今後も活躍があり、地位を高めていく可能性も大いにありますね。
オリジナルキャラクターであるだけに、まだまだどういう立ち位置になっていくかは分かりませんね。今の所目立った活躍はありませんが、田有のようなキャラに注目して見るとまた面白いかもしれません。
