【キングダム】紫夏(しか)はかわいいけど死ぬ?声優や泣ける名言を紹介!

秦国の王、政という人物の過去を知る際、欠かせないのが紫夏です。

作中では政を、趙から秦に送り届けるという、非常に重要な役割を果たします。そして、政の王たる資質を目覚めさせたのも、この紫夏であると言えます。

ここでは、そんな紫夏の名シーンや、名言を紹介していきます。

紫夏の基本情報

【キングダム】紫夏(しか)はかわいいけど死ぬ?声優や泣ける名言を紹介!

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

まずは、紫夏について簡単に紹介します。

見た目はとても美しく描かれています。闇商人の頭目だけあり、性格は男勝りで、比較的、きっぱりと物を言います。

登場は、第8巻です。作中で出てきた際はもう亡くなっていて、政が自らの過去を向に語る際、挿入された過去エピソードで登場します。

紫夏の史実における情報

紫夏の史実においての情報ですが、調査の結果、実在はしていないようです。キングダムのオリジナルキャラクターである可能性が高いですね。

ただ、政が国境を越える際、子どもが1人で、とは考え辛いので、実際に紫夏のような役割を果たした人物がいたとしてもおかしくないんではないでしょうか。また、王としての自覚、志の芽生えが、史実では描かれていないとしても、その幼少期時代にきっかけがあった可能性は大いにあります。

そう考えると、政という人物のバックボーンを描く必要性がどうしても出てきますし、紫夏の登場は納得できます。本当にいたんじゃないか?と、思えるような自然なオリジナルキャラですね。

紫夏の活躍

【キングダム】紫夏(しか)はかわいいけど死ぬ?声優や泣ける名言を紹介!

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

(画像は、いとも簡単に関所を通過する紫夏)

政を秦へ、仕事を引き受ける紫夏

政は、趙に取り残されていました。紫夏は闇商として、その政を秦へ送る仕事を持ち掛けられます。失敗すれば、国賊として、殺される可能性もあるわけで、紫夏を手伝う、江彰、亜門は最初消極的でしたが、紫夏は迷いなく引き受けます。

自らが、孤児であったところを、行商人の養父に助けられた過去を持っており、政に自分と重なるものを見たのもあるでしょう。

関所を鮮やかに通過する紫夏

秦までは5つの関所を通過しなければいけなかったのですが、紫夏の闇商としての名は通っており、いとも簡単に通過していきます。呂氏の推薦を受けるほどの、商才がこの場面で見られます。

政を長平の呪いから救う

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

(画像は趙人の亡霊から政を目覚めさせようと説得する紫夏)

政は王族でありながら、趙で生まれました。その頃の趙は、白起により、趙人40万人が生き埋めにされた長平の戦いから、秦国への憎悪が非常に高まっており、政はその恨みのぶつけ先として、常に虐待を受けていました。

この経験が、いつしか政に痛みも悲しみも何も感じないような人間にしてしまったのです。まさに長平の呪いを1人で科せられてしまった少年、自分が王になんてなってはいけないと、自らを追い込み秦国へ行くのを拒否します。

それを紫夏は、呪い等は幻だと一喝し、政を優しく包み込みます。叱られたことも、優しくされたこともなかった政が、これをきっかけに自分は王になってはいけないという強迫観念から解き放たれることとなります。

最後まで諦めない、恩を受け継いでいく

政の情報がまわり、趙兵の追っ手が紫夏らに追いつきました。政を、紫夏を守って死んでいく、亜門や江彰らに涙する紫夏ですが、最後まで矢で応戦します。結果、紫夏は政を無事、秦軍に引き渡すことに成功しますが、この戦闘の中で命を落とします。

しかしこれは、養父の言葉にあった、「恩恵により、人がつながっていく」というものを、まさに自らの受けた恩の全てを政に注いで、紫夏が体現したかたちとなりました。時に見せる、政の人のために自己犠牲を厭わない行為は、紫夏のこの行為があったからこそかもしれません。

紫夏の名シーン

【キングダム】紫夏(しか)はかわいいけど死ぬ?声優や泣ける名言を紹介!

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

紫夏が、政に語りかけた言葉は、よく名言として取り上げられています。

ここではいくつかその名言を紹介していきます。

「月がいつも以上に輝いているのは、くじけぬようにはげましてくれているのだ」

正確には紫夏の養父の言葉ですが、作中で紫夏が政に、この言葉を掛けます。昼間、趙人に虐待を受けていたところを紫夏が救い、その夜の場面でした。苦しみの中で月を見ると、輝いて見えるが、それは自分をあざけり笑っているのではなく、励ましてくれているのだと、まさにそのときの政にぴったりの言葉でした。それまで濃い影で描かれていた政の目が、初めて綺麗に描かれたのも、この台詞を聞いた時でした。

「月を見る政様の目が紫夏は好きですよ」

先述した夜のシーン以降、月を見る時だけ、政の目が綺麗に描かれるようになるのですね。その目を見て言った台詞です。徐々に、政の中で何かが変化しつつあり、こういう些細な言葉掛けが実は大きな意味を持っていたのではないでしょうか。

「あなたはちゃんと感じていますよ、あの晩一緒に月の輝きに感動したじゃありませんか」

これも月が関係していますね。先述した、政が自分は王になってはいけないという強迫観念から逃げ出すシーンでの言葉です。何も自分は感じないと、自らの腕に刃を刺す、まだ幼いのにそんな程に追い込まれた政を見て、紫夏が涙を流しながら説得するのです。あなたは絶対王になれる、もし何も感じないなら代わりに私が感じてあげる、けれどもあの夜あなたは月に感動してましたよね、と、そんな紫夏の言葉から、政は自分の持つ感情にハッと気付かされるのですね。

「ああ、つきものは落ちましたな~、瞳がなんとも美しい」

紫夏の最期の言葉です。政ほど苦しい経験をした王はいない、だから「あなたは誰よりも偉大な王になれる」ときっぱりと言い切り、最後、政の頬を撫でながらこの言葉を掛け、亡くなります。

何も感じなくなっていた政が、この場面では紫夏を思いながら声を上げて泣きます。キングダムの中でも感動するシーンにあげる人は多いんではないでしょうか。

紫夏のまとめ

【キングダム】紫夏(しか)はかわいいけど死ぬ?声優や泣ける名言を紹介!

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

(画像は、月を見上げる政と紫夏)

紫夏は短い登場シーンに関わらず、読者にかなり強い印象を残す人物でしょう。

紫夏がいなければ、今の政はいないでしょうし、名シーンや、名言を多く持っているため、人気の高いキャラクターでもあるでしょうね。

武将だけではない、商人としても、女性としても強さが光る人物です。

紫夏について知っていると、政を見る楽しみ方も増えるのではないでしょうか。