並外れた知識能力の高さを誇るヴィンセントは、ノーマン率いるメンバーと共に戦い続けてきました。ボスであるノーマンに対して絶対的忠実心を見せます。そんなボス大好きなヴィンセントの素顔などご紹介します。
ヴィンセントの基本情報
名前 | ヴィンセント |
性別 | 男性 |
所属 | GB(グローリー=ベル)→Λ(ラムダ7214) |
認識番号 | 不明 |
年齢/誕生日 | 18歳 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 不明 |
初登場 | 第112話 追悼(単行本13巻) |
ヴィンセントの性格
ヴィンセントは大人びた高身長の見た目通りのクールな性格の持ち主です。実際、王都決戦編では戦闘用の”毒”や粘着物など手配したのもヴィンセントでした。頭も切れるので知識も豊富です。常に落ち着いて判断することが出来るヴィンセントは、仲間にも深く信頼を置かれていました。
クールな一面も見せることながらボスであるノーマンが大好きでたまらず、ノーマンの素顔が見たいが故に内心大はしゃぎです。しかし、エマたちと再会した時の笑っているノーマンの顔が見たかったヴィンセントですが、会いに行くといつもと変わらない”ボス”の姿だったのでショックを受けてしまいます。冷静な姿だけではなく、可愛らしい素顔も持っています。
ヴィンセントの並外れた能力
ヴィンセントもΛ(ラムダ7214)農園にて、数々の実験を受けていました。その傷跡なのか、ヴィンセントの頭部には縫い目が消えないままです。ヴィンセントの能力は、肉体的な力というよりも、並外れた知識の高さとその器用さです。彼は高度な医療的の知識も持ち合わせていました。また、ノーマンが量産型農園を破壊する際や、対女王戦でもセキュリティを破壊するなどシステム関係も自由自在なほどの実力でした。
対戦能力だけではなく、豊富な知識から様々なものを作ることもヴィンセントの能力の一つです。お菓子つくりはもちろん、洋服や武器なども作ることが出来ます。手先も器用なのでしょう。
ヴィンセントが育った二つの農園
ヴィンセントは最初からΛ(ラムダ)7214農園にいたわけではなく、GB(グローリー=ベル)出身でした。そこから、ラムダに移動されて地獄という言葉では生ぬるいほどの実験を繰り返されてきました。その結果、普通の人間ではありえないほどの知識やシステムハッキング能力を得たのです。
ヴィンセントとノーマンの出会い
物よりもひどい扱いをしてきたラムダ農園にて、ノーマンが救いの手を差し伸べてきました。このラムダで行われている実験に耐えることもできずに、死んでいく子供たちも少なくありませんでした。毎日が、実験体として繰り返される日々の中でノーマンの存在はただ一つの希望でした。
ノーマンがルービックキューブにメッセージを書き込んだメモを入れ、それに気がついたヴィンセント達はノーマンと手を組んでラムダ7214農園を崩壊させたのでした。そこから、いくつかの量産型農園を次々と破壊していったのもノーマン率いるこのメンバーたちでした。
ヴィンセントの毒薬
ヴィンセントは医学の知識も豊富に持ち合わせています。したがって、体については誰よりも詳しいのですが、自身の経験や知識を存分に生かして鬼用の毒を開発します。しかしながら、普通の鬼に対しては効果が見込めるものの、貴族の鬼に対して効果が出るのかどうかは定かではありませんでした。
それでも結果的に、ノーマンとも共同開発してできた毒薬は見事女王たちへも効果を発揮することが出来ました。その毒薬が効いた際にはヴィンセントも大喜びの様子でした。
ヴィンセントの名シーン・名セリフ
超優秀な知識を持ち合わせるヴィンセントのかっこいい名シーンをご紹介します。彼は恩人であるノーマンのために持っている知識を惜しみなく使い、一生懸命尽くしました。
「王都も邪血も何も心配は要らないんだ」
ノーマンに対して絶対的な信頼を置いているヴィンセントは、最後の戦いに向けた最終調整の真っただ中にいるノーマンに対するセリフです。仲間が大丈夫だろうかという心配とは裏腹に、ノーマンの作戦は完璧なモノであり、失敗することなんてまずありえないとヴィンセントは思っていました。そんな熱い想いが現れた瞬間でした。
「私はやめんぞ絶対に…!!」
ノーマンがエマに説得されて、作戦を変更することになったシーンです。ずっとノーマンのためだけに尽くしてきたのですから、その作戦を変更することは自分たちに対しての裏切りだとも感じてしまいました。普段は冷静なヴィンセントですが、血管が浮き出てしまうほどに興奮してしまいます。それほどまでに、ヴィンセントが本気で戦ってきた想いは誰にも負けないくらい強いものだったのでした。
ヴィンセントと恩人ノーマンとの絆
地獄のような毎日でそこから抜け出すこともできずに、ただ死ぬのを待っていた日々。そこにノーマンが手を差し伸べてくれたことで、ヴィンセントは希望の光だと信じてここまで戦ってきました。数々の実験のせいで長くは生きられないことをわかっていたヴィンセントは、ノーマンのために出来ることはすべてやると決意しそばにいました。そんな二人の絆はこれらも変わることのない永遠のものとあり続けるでしょう。