B組の中で最も出番が多いキャラクターの一人「鉄哲徹鐵」。意外と活躍しているシーンが多く、合同戦闘訓練で彼が大暴れしたことは記憶に新しいと思います。見た目同様キャラが濃く、前向きな単細胞で直情的なシーンも多く見られ、それに魅了され鉄哲徹鐵という男が好きという方もたくさんいるのではないでしょうか。
そんな彼、鉄哲徹鐵の人物像や個性、名シーンなどをご紹介していきたいと思います。
鉄哲徹鐵の基本情報
名前 | 鉄哲徹鐵(てつてつてつてつ) |
性別 | 男 |
ヒーロー名 | リアルスティール |
個性 | スティール |
学校・学年(所属) | 雄英高校・1年B組 |
年齢/誕生日 | 15歳→16歳/10月16日 |
身長/体重 | 174cm |
声優 | 沖野晃司 |
初登場 | コミックス3巻 |
好きなもの | 格闘ゲーム、ホウレンソウ |
鉄哲徹鐵の特徴
まず目に留まるのは、その名前!「ヒロアカ」において個性とマッチした名前がつくのはお約束なんですが、それにしても「てつ」を4つ並べただけの名前は、堀越先生特有のネーミングセンスの成せる業ですね。B組の中でも体育祭・職場体験・林間合宿・合同戦闘訓練など、出番が多い印象です。
外見は強面ですが堀越先生も気に入っているようです。出番が多いのはそのためかもしれませんね。好きなものは、格闘ゲームとほうれんそう。凄く男らしく、鉄哲らしいものに思えますね。
鉄哲徹鐵の性格
鉄哲の性格を一言で表すと「男らしい」、これに尽きます。少年漫画の主人公のような男らしさを集めたようなキャラといっても過言ではありません。
雄英体育祭の1回戦で物間の立てた長期スパンの作戦に乗らず、上位に食い込んでいました。このことから、彼はまどろっこしい策を使うことを好まないことが分かります。そのあとの騎馬戦では1000万ポイントを狙い、切島とのガチンコバトルでは正面から殴り合うというとてもシンプルな闘い方から、正面突破を好む性格であることが分かります。
さらに、林間合宿の時に見せた敵の襲撃に、臆することなく立ち向かう肝っ玉の強さ!本来は、戦闘禁止のヒーローのタマゴでありながら、許可を得る前に飛び出してしまう直情性。これらを併せ持つ鉄哲の性格はまさに「男らしい」と呼ぶにふさわしいですね。
鉄哲徹鐵の個性
鉄哲の個性は「スティール」です。その能力は、”体を鋼のように固くできる”です。見た目が地味で出来ることも非常に少ないですが、その分はまれば驚異的な力を発揮できる個性です。体を固くするだけの能力ですが、こと接近戦となれば固い拳で戦えるし、防御面でも恐ろしいほど攻撃を防ぐことができます。近接戦・殴り合いに持ち込めば、まず負けることがない個性と言えます。
合同戦闘訓練で見せた個性伸ばしで会得した耐熱性。轟の炎による牽制に物ともせず突っ込めるほどに仕上がっていて接近戦に持ち込みやすくなっています。硬さに加え、耐熱を会得したこの個性はゴリ押しすることのみを考えて個性伸ばしをしていると思われます。個性伸ばしでもっと耐久力が上がれば手のつけようがなくなるほどのポテンシャルを秘めた個性です。
鉄哲徹鐵の弱点
個性上、中・遠距離攻撃やからめ手を使えません。そのため中・遠距離攻撃が弱点となりうるのですが、そもそも強度が高くそれを警戒しているため、かなり強力な中・遠距離攻撃以外は弱点とは言い難いです。それを聞くと無敵かのように思えますが、持久戦にあまり向いていません。
戦闘中はガチガチに固めつづけているので、消耗が激しい個性とも言えそうです。個性がスティールなだけに金属疲労を起こすようで、そのため鉄分の摂取が必要なようです。さらに、この個性の一番の強みは「倒れない」ことにあるので、「動けなくする」ということにも弱いと思われます。塩崎茨のツルなどで戦う前に拘束されてしまうと、成すすべがなくなってしまうでしょう。
このように意外と弱点も多いので万能個性ではなく、相手をかなり選ぶ個性と言えそうです。
鉄哲徹鐵の声優
鉄哲の声を担当しているのは沖野晃司さんです。元々は俳優業をメインにしている方で、ここ数年は声優としても精力的に活動しているようです。2018年のポケットモンスター・サン&ムーンのイカリなどを務めていたことがあります。そして、「ヒロアカ」でももう一人プロヒーローの”ガンヘッド”も担当しています。
鉄哲徹鐵は切島と個性ダダ被り!?
作中でも言われている鉄哲と切島の個性が似ているという話があります。それについてどれくらい似ているか、またはどこが違うのかについてまとめていきます。
切島鋭児郎
1年A組の生徒。個性「硬化」を持っておりその能力は”体をガッチガチに硬化させる”です。A組の中でも、明るいクラスのまとめ役で、漢気溢れる性格です。ヒーロー名は、”烈怒頼雄斗”。漢気ヒーロー”紅頼雄斗”をリスペクトしています。「硬化」の個性を見た目が地味だと思っていて、鉄哲と被っていることを気にしています。
鉄哲徹鐵と切島鋭児郎
この二人は個性が「体を固くする」しかできないというところで共通していますが、性格も実は似ていてどちらも男気溢れています。それに気づいてなのか、二人は意気投合しています。2人の個性と性格の一致を考えると、ダダ被りと言っていいでしょう。おそらく二人の個性が似ていることから、性格も似たのではないかと思われます。
4歳までに個性が発現してしまうので、人生のほとんどを個性を持って過ごすことになるので当然のようにも思えます。作中でも、個性は人格に直結していると言われています。この二人は、それを表す「僕のヒーローアカデミア」の中で重要な世界観の一つではないでしょうか。
鉄哲と切島の個性の異なる点
「スティール」と「硬化」は同じものだと扱われてきましたが、最近違う点が少しずつ見えてきました。鉄哲が「スティール」の個性伸ばしによって手に入れた耐熱は金属だからで、逆に金属であるが故に硬度にもげんかいがあるらしいです。一方で、切島の「硬化」は耐熱が得られない代わりに叩けば叩くほど硬度があがるそうです。
2人が別々の進む道を見つけたことで、出来ることが変わっていくので、まだまだ活躍が期待できそうです。
鉄哲徹鐵の名シーンや名セリフ
鉄哲徹鐵を象徴するような熱い・かっこいいシーンをまとめていきます。
「人に仇なす連中にヒーローがどうして背を向けられる!?」
林間合宿にて開闢行動隊が強襲してきたときのシーンです。本来ならば、免許を持っていない生徒は交戦を禁じられていますが、戦うことを決意します。A組への劣等感、仲間を傷つけられたことへの怒りなど色々理由はあったと思いますが、一番はここで引いたら自分がヒーローを目指す理由が消失してしまうということが表れているセリフだと思います。逆に、この一言に彼の目指しているヒーロー像のすべてが集約されているとも言えます。
「訓練で命かけねェ奴ぁ本番でも懸けらんねェよ!!」
合同戦闘訓練で轟の最大火力の攻撃にもひるまず突っ込んでいったときのセリフです。訓練でも実戦を意識していることが分かるセリフですね。彼の個性上、敵の懐に飛び込むという戦い方がメインになるので、ひるんだり後退するのはデメリットしかありません。そこまで考えているかは謎ですが、本能的にそうしているようです。敵の攻撃を食らう前提で突っ込む、ド根性的な闘い方は胸を熱くせずにはいられませんね!!
まだまだ進化する鉄哲徹鐵
いかがだったでしょうか。話の中心に来たことはないものの鉄哲徹鐵は活躍の場が多いですし、直情的に動くので話もどんどん展開していきます。
色んな個性があるヒロアカではあまり見られない殴る蹴るのシンプルなバトル!漢気という少年誌に最も適したキャラクターで、熱いバトルを繰り広げるのにも適しているので、まだまだ活躍できそうなので期待したいです!