伏黒甚爾は、伏黒恵の父親で過去に五条悟とガチでの戦いをしています。恵の父親なので、正統派の術師なのか?と思われますが、実はとんでもない性格と能力の持ち主でもあります。
そんな甚爾の実力や五条悟との戦いについて詳しく紹介していきます。
伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)の基本情報
名前 | 伏黒甚爾(ふしぐろとうじ) |
性別 | 男 |
家柄 | 元禪院家 |
階級 | 無し |
使用する技・術 | 呪力0のため使用不可 |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 不明 |
初登場 | 第67話「壊玉-参-」 |
その他 | 息子に伏黒恵 |
伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)の特徴
恵の父親
伏黒甚爾は伏黒恵の父親ですが、恵は父親に対して特別な想いなどは無く、いなくても別に…というような存在のようです。
そして、甚爾も同様に恵のことを特に考えている訳ではないので、名前すらも忘れてしまっているような感じでした。お互いにいてもいなくても同じというような関係という、珍しい親子でもあります。
術師殺し
伏黒甚爾は、呪術師を標的に殺すという職業で食いつないでいます。甚爾は生まれつき呪力が無いため、呪術師は甚爾を察知することができません。それを利用して、戦うことができるのが強みで、術師の暗殺に向いています。
肉体強化の能力
伏黒甚爾は、天与呪縛によって身体能力が飛躍的に上がり、強靭な肉体を手に入れました。この力に関しては、虎杖悠二に近いものがあります。しかし、虎杖と違うのがスペックの高さです。
五感の能力が上がり、常に研ぎ澄まされた状態になり、呪力に対しての耐性も飛び抜けています。呪力ゼロでありながら、最強。それが伏黒甚爾と言えるのです。
能力は四次元ポケット
甚爾が所有している呪霊に、武器庫呪霊というものがあります。これは、あらゆる武器を取り出せるというまるで四次元ポケットのようなものです。
使用する武器は、刀や銃などもあるのですが、特級呪具も持っています。天逆鉾 (あまのさかほこ)や万里ノ鎖 (ばんりのくさり)といった特級呪具を中心に戦いを展開し、術師を倒していました。
戦いの末に死亡
甚爾の最期ですが、五条悟との戦いの末に死ぬことになります。最初は、甚爾が悟を圧倒していて、悟を殺したかのように思えました。しかし、悟は戦いの中で能力を高めていったのです。
死んだように見せかけ、実は生きていて、再度甚爾の前に姿を現すことに。そこから悟は、自らの最高の技である虚式「茈」を展開。これによって、形勢が逆転し甚爾は死亡することになります。
伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)の性格
お金大好き
甚爾は、無職でフリーの術師殺しを生業としています。そのため、まとまった金がたまに入るだけという生活。しかし、その金を派手に使い切ってしまうようなので、無くなれば仕事をするという繰り返しです。金は大好きなので、金のためなら何でもするという性格の持つ主でもあります。
自己中
自由奔放が甚爾の生き方そのものです。そのため、家庭を持つことを嫌い、金が入ったら遊んで使い、適当な女性の元へと転がり込むという生活を続けていました。
そんな中で生まれたのが子供が恵なので、お互いに無関心のようです。清々しいほどのクズのような男と言えるでしょう。
負けず嫌い
ギャンブルが趣味のようですが、才能が無いと分かっていてもやり続けています。そして、戦闘でも五条悟との戦いでも、悟にだけは負けたくない!という気持ちが全面に押し出されていました。
伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)と五条悟の関係
甚爾は、五条家に何百年振りに「六眼」を持つ子供が生まれたことを聞きつけて、幼い悟を見にいったこともあります。そのときの甚爾は、悟に対して嫉妬のようなもの抱いていました。
その数年後に殺し合いをすることになるのですが、甚爾は悟に敗北して死ぬことになります。悟は、甚爾が亡き後に、息子である恵のことをケアしにいくほどなので、甚爾のことを術師として認めていたようです。
伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)の名シーン・名セリフ
伏黒甚爾には、クズっぽい中にもそれを貫き通す信念のようなセリフがあるので紹介していきたいと思います。
「あー恵って そうだったそうだった 俺が名付けたんだった」
恵のことについて聞かれると、このように返すのですが、本気で忘れているようだったので、かなり衝撃的でした。恵のことを思うと可愛そう、と感じてしまうのですが、ここまで無関心を貫くのも逆に清々しいですね。
「自尊心は捨てたろ」
甚爾は、死に際に恵と元妻のことを思い出します。そのことで、僅かばかりに後悔をしている様子でもありました。自由奔放な生き方を選んだのに、それを後悔してしまうというところに甚爾の人間味を感じてしまうのです。
伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)は物語を盛り上げる立役者!
伏黒甚爾は、過去の話に登場している人物で、五条悟の力を引き出すことに繋がりました。悟があまりにも有能な術師であるからこそ、陥ってしまう弱点を見事について、勝ってしまうのでは?と思わせる展開にもなったのです。
そんな甚爾は、決して噛ませ犬などではなく、物語を盛り上げるために必要な存在と言えるでしょう。そして、息子である恵も嫌っていながらも甚爾の血を感じさせずにいられないので、今後の成長が楽しみです。