「進撃の巨人」第1話で登場したモーゼス・ブラウン。彼は一体どのようなキャラクターだったのか。そして「ブラウン」という姓はあの「ライナ・ブラウン」と関係があるのでしょうか?謎の多い彼についてここで解説していこうと思います・
モーゼス・ブラウンの基本情報
名前 | モーゼス・ブラウン |
性別 | 男性 |
所属 | 調査兵団 |
年齢/誕生日 | 不明・不明 |
身長/体重 | 不明・不明 |
声優 | 増元拓也 |
初登場 | 原作版第1話 アニメ版第1話 |
その他 | 原作版、アニメ版共に第1話に母親が登場 |
モーゼス・ブラウンの特徴
モーゼス・ブラウンはセンターパートで金色の髪色と鋭い目つきが特徴のキャラクターです。巨人討伐のシーンが描かれている様子からも所属は調査兵団の兵士であることがわかります。
モーゼス・ブラウンの調査兵団内での立ち位置
モーゼス・ブラウンの戦闘能力は恐らく調査兵団でも上位に位置していたと思います。登場時には調査兵団団長を務めたエルヴィン・スミスと後の調査兵団団長で巨人の生態研究や立体起動装置の強化で活躍もしたハンジ・ゾエの真ん中を走っていることから、第1話では登場していなかった、人類最強の男リヴァイ・アッカーマンと同等に近い信頼を得ていたのではないかと思われます。
モーゼス・ブラウンの戦闘能力
登場シーンがかなり少ないモーゼス・ブラウンですが、その戦闘力の高さはひと目見ただけでわかるぐらいに描かれていました。雨が降る森の中で馬から飛びおり立体起動装置を駆使して巨人に斬りかかる際にリヴァイ・アッカーマンや調査兵団でもトップクラスの戦闘能力を誇るミケ・ザカリアスが得意とする回転しながら巨人を切る技を見せる描写が描かれていました。
回転切りは調査兵団の中でも随一の戦闘能力を持つ者しか扱えない超高等技術なので、その彼らと同じ技が使えるのを考慮するとモーゼス・ブラウンの戦闘能力は当時の調査兵団の中でもかなりの上位に位置していたことが思われます。
モーゼス・ブラウンの最期
登場から回転切りの披露や、上位の立場であることが考えられたモーゼス・ブラウンですが、そんな彼も巨人の手によって死亡してしまいます。1話冒頭の壁画調査で回転切りで巨人へと斬りかかる描写がありましたが、その後モーゼス・ブラウンに関する描写は描かれず調査兵団が壁外調査から帰還するシーンへと進みました。
満身創痍の調査兵団一同、何も成果を出さなかった調査兵団に対して心ない言葉を言い放つシガンシナ区の住民たち、そんな中1人の女性が調査兵団に駆け寄り息子の姿が見当たらないことを問いかけます。
「ブラウンの姿が見当たらないんですが」女性が必死に言う息子こそモーゼス・ブラウンなのです。その問いかけに答えた兵士は母親にモーゼス・ブラウンだった右腕を手渡します。モーゼス・ブラウンの最期の描写は描かれていませんでしたが、恐らく巨人に食べられてしまったのだと思います。運良く回収できた右腕だけが母親の元に返ってきました。
描かれている中で1番最初に巨人に殺害された兵士です。
モーゼス・ブラウンとライナー・ブラウンの関係は?
劇中では明らかになってはいませんが、偶然なのかモーゼス・ブラウンと鎧の巨人の継承者であるライナー・ブラウンは同じ苗字です。本当にたまたま同じ苗字だっただけとはこの物語では考えにくく、モーゼス・ブラウンもエルディア人の血族であった可能性も考えられます。
モーゼス・ブラウンの声優
モーゼス・ブラウンの声を演じたのは増元拓也さんです。1983年3月19日生まれの広島県出身、賢プロダクション所属の声優です。声優の大塚明夫に憧れて声優を目指し上京をしたが舞台に目覚めて俳優科の課程を履修していました。その後賢プロダクションの全国声優オーディションに出場して、同事務所の養成スクールに半年間通って、同事務所に所属しました。
主な代表作は「銀魂」・「革命機ヴアルヴレイヴ」・「もやしもんリターンズ」などで名前はないけど数々のキャラクターの声を演じています。また映画では「聲の形」や「劇場版 黒執事 Book of the Atlantic」などの名作でも声優として出演されています。
モーゼス・ブラウンの名台詞・名シーン
1話冒頭から派手なアクションで読者の目を惹きつけたモーゼス・ブラウンですが、ここで彼の名台詞。名シーンを紹介していこうと思います。
「人類の力を思い知れ!!」
第1話の冒頭で巨大樹の森を進んでいる調査兵団たち、巨人と遭遇して各員が立体起動による戦闘配備につき始めている中でモーゼス・ブラウンが先陣を切って巨人に斬りかかった時に放ったセリフです。巨人への強い敵意、進撃の巨人の中での巨人とは一体どういった存在なのかを読者に期待させる1シーンでもあります。
モーゼス・ブラウンは物語の幕開けにふさわしい活躍を見せる男
モーゼス・ブラウンは台詞も少なく詳しいプロフィールも不明ですが、エルヴィンやハンジと肩を並べて活躍したり、高等技術の回転切りをしたりと調査兵団の強さを読者に見せつけてくれました。もし彼が壁外調査から帰還して出世していればリヴァイのような優秀な兵士になって数多くの活躍で読者を魅了していたと思います。