鋼の錬金術師では作中での登場期間がとても短いながらも魂を鎧に定着された人物です。
一見1人かと思われますが実は頭と体で兄弟1人ずつ定着されています。
この記事ではスライサー兄弟の作中での活躍、名言・名シーンを紹介していきます。
スライサー兄弟/ナンバー48の基本情報
名前 | 不明(作中では兄弟の名前は書かれず、スライサーと巷で呼ばれていたとのこと)
死刑囚ナンバー は48 |
年齢 | ? |
性別 | 男 |
初登場 | 原作3巻 |
声優 | 兄 松本大 弟 野島健児 |
死刑囚となる前は兄弟2人で連続合同殺人を行なっており、バリー・ザ・チョッパー同様、無理矢理魂を剥がされ鎧に植え付けられます。
またバリーとともに第五研究所を警備することになりますが、エルリック兄弟が研究所に侵入し、エドワードと戦うことになります。
最期は用済みとなりラストとエンヴィーにより血印を破壊されて死んでしまいます。
スライサー兄弟の見た目と性格
見た目はアルフォンスと同様鎧姿で、頭には兄、体には弟の魂が定着しています。
武器は刀を使い、弟は兄のことを兄者と呼ぶように、どこか侍を想像させます。
動きは俊敏で頭が取れても戦い続けることができるので、エドワードも苦戦します。
兄は冷静沈着で、弟は粗暴な性格です。
なので死刑囚ナンバー48として一心同体として戦い、昔から共に過ごして来たともあってお互いとても兄弟想いです。
スライサー兄弟の過去
死刑囚となる捕まる前は、兄弟2人で幼い頃から悪事に手をそめて来ました。
そして連続強盗殺人鬼として軍に捕まり、バリー同様ホムンクルスによって魂を肉体から剥がされてしまいます。
エドワードVSスライサー兄弟
第五研究所に侵入して来たエルリック兄弟の内、エドワードと戦うことになります。
エドワードは最初スライサーが兄弟とは知らずに戦いますが、頭に血印があることをスライサー兄弟(この時は兄のみ喋る)自ら明かし、エドワードは胴体が離れれば勝ちだと思います。
しかし、実際は体にも血印がありスライサー兄弟の剣術に苦戦を強いれられます。
最終的には胴体を分解して、動けなくしてエドワードの勝利となります。
兄は潔くとどめを刺してほしいことを頼みますが、エドワードは拒否します。
エドワードはスライサー兄弟を人間扱いし、兄はエドワードの言葉に思ってもいなかったことを言われ笑ってしまいますが、嬉しそうです。
スライサー兄弟の最期
スライサー兄弟は負けを認め、第五研究所の秘密をエドワードに話そうとします。
しかし、後から来たラストとエンヴィーにエドワードにここまで傷を負わせたということで、口封じ兼ねて血印を破壊されてしまうという最期になります。
スライサー兄弟の声優は兄を松本大さん、弟を野島健児さん
スライサー兄弟の兄役を担当した松本大さんは名探偵コナンでは警官から機長、テロリストなど何回も声を担当したり、銀魂やBLEACH、犬夜叉など様々なアニメに携わってきてます。
弟役の担当をした野島健児さんはワンピースのペル、PSYCHO-PASSの宜野座伸元など野島さんも様々なアニメに携わっております。
お二方声優として経験豊富で実績のあるベテランさんですね。
スライサー兄弟/ナンバー48の名言・名シーン
ここでは作中のスライサー兄弟の名言・名シーンを解説していきます。
名シーン①:「どれ、手並み拝見」
スライサー兄弟の剣術はとても強く、また素早いです。
それによりエドワードはたくさん血を流し苦戦します。
また自ら自分の弱点(頭部の血印)を最初に提示するなど、公平さを持ちつつも自分の強さに自信があるように思われます。
最後はスライサー兄弟も動けなくなりましたが、エドワード自身も傷だらけで出血多く動けなくなってしまいます。
それくらい一心同体のスライサー兄弟は強かったです。
名シーン②:「あんたらのことを人じゃないって認めちまったら、俺の弟も人じゃないと認めることになる。俺の弟も人間だ、あんたらも人間だ…だから殺しはイヤだ」
頭部と胴体を切り離され、胴体を分解され身動きできなくなったスライサー兄弟はエドワードにとどめを刺すように言いますが、そこでエドワードがはなった言葉です。
スライサー兄弟自身は自分たちはもう人間ではないと思っていたのですが、人間扱いするエドワードを面白がります。
この言葉はエドワード自身も弟のアルフォンスは絶対に人間で鎧姿でも、魂だけでも弟なのには間違いないと認識していることが分かる部分ですね。
またエドワードの絶対に人殺しはしないといった決意が分かる部分でもあります。
少しの出番でエドワードに重傷を負わす強き死刑囚兄弟
スライサー兄弟もといナンバー48は短い登場であり、ラストとエンヴィーに殺されてしまいます。
しかし、少しの登場でエドワードに重傷を負わせてしまうほど強き人物でもあります。
またスライサー兄弟を通して兄弟、また鎧に定着された魂として、エドワードのアルフォンスに対する想いが感じられる場面でもあります。