秦の将軍、亜光です。
王翦軍の第一将として活躍します。
勿論、将軍というだけあって、武力も並外れたものを持っていますし、未だ何を考えているのか分からない不気味な王翦から信頼を得ているというのが、他の武将にはあまり見られない、亜光のステータスとなるでしょう。
現に、李牧が、亜光のことを、大軍の総大将を張れる有能な将軍であると、評すシーンも見られます。
ここでは、亜光とその亜光軍の強さ、王翦との信頼関係を主に紹介していきます。
亜光の基本情報
亜光の基本情報を簡単に紹介します。
所属国 | 秦 |
所属軍 | 王翦軍 |
地位 | 将軍 |
初登場 | 47巻 |
亜光が本格的に登場してくるのは、朱海平原編からです。
亜光の性格は、至って冷静、捉えようによっては冷酷とも言えます。というのも、全速力で突き進むのが、亜光軍の特徴で、たとえ前にいるのが味方であろうと関係ないのです。味方をも押しどけ、踏みつけ、とにかく軍が塊となって前進するという戦法が亜光軍の形で、そのため、正面からのぶつかり合いでは無敗を誇ると言われています。
亜光の史実における情報、実在したのか?
亜光の史実における、情報ですが、どうやらキングダムのオリジナルキャラである可能性が高いです。
なので、亜光の動き、最期についてはまだ予想できませんし、決まっていないだけに幅広い可能性が望めます。
王翦は、史実通りいくと、今後の秦国に欠かせない武将です。ギョウ攻めの際、第二将の麻鉱を失っているのに加え、右腕となる亜光まで失うのは、王翦にとってはかなりの痛手です。なので、重傷を負う亜光ですが、王翦軍のこの後の戦力を考えた場合、復活する可能性もおおいにありますね。
亜光の経歴、これまでの活躍
画像は尭雲、馬南慈を相手に戦う亜光です。
亜光が出陣する48巻
朱海平原にて、亜光軍が、右翼の第一陣として出陣します。先述しました亜光軍の特徴となる、まさに猪突猛進の進撃が見られる場面ですね。趙側は第一陣として、岳嬰が迎え撃っていましたが、亜光軍の勢いに、堪らず、馬南慈も動くこととなります。
攻めだけではない、亜光の鉄壁の守りが見れる51巻
飛信隊が合流した右翼にて、岳嬰を飛信隊が討ち取るまでの間、尭雲、馬南慈、趙ガ龍の3軍を、亜光が対応する作戦になりました。それまで、攻めに特化したような印象だった亜光軍ですが、ここで、亜光軍のもう1つの強さの秘訣が見られます。
守りです。鉄壁の防陣で3軍同時攻撃を食い止めるのです。
これは、王翦の戦術を実行したもので、防陣に「殻」と「関節」を用意して、殻が破られぬよう、的確に隊を変形しつつ、関節の部分が敵の攻撃を分散させるものでした。
しかし、効果的に思えたこの防陣でしたが、これを予め見破った李牧により攻略法を得た馬南慈、尭雲の侵攻を許してしまいます。
亜光の戦線離脱、52巻
画像は亜花錦に救出される亜光です。
52巻にて、亜光は重傷を負い、この戦の戦線を降りることになります。
自分が抜かれれば、飛信隊、玉鳳隊の孤立に繋がると、亜光は侵攻してきた馬南慈を迎え撃つわけですが、馬南慈を仕留める前に尭雲までも辿り着いてしまったのが、誤算でした。
2対1となっても奮闘を続けていた、亜光ですが、流石に力尽きてしまいます。止めを刺されそうなところを、亜光軍千人将、亜花錦による救出と、玉鳳隊による足止めで、何とか命脈を保ちました。
破れはしたものの、尭雲が元三大天、リン相如の武を担っていた実力だったことを考えると、亜光の武力は相当なもので、王翦軍の第1将というのが、肩書きだけではないと分かります。
亜光の名シーン
画像は王翦を守りながら戦う亜光たちです。
先述した様に、亜光の武の力は非凡なものではあります。ただもう1つ、王翦から絶大な信頼を受けていることが彼の最大の特徴となるでしょう。王翦軍の第1将ということからもその信頼感の大きさは分かりますが、最も顕著に見て取れるシーンが、47巻、王翦が趙の城、ギョウの偵察に行ったところです。
当初予定していた作戦に欠陥があるのが分かり、王翦は作戦を変更するべく、ギョウがどんな城か、亜光を含む小隊を連れ、見に行くのです。そこで、ギョウがまともに攻めては崩せぬ城だと分かった王翦は、ギョウ攻略の作戦をその場で練ろうとするのです。
そこは趙王都圏の深部で、すぐに敵に見つかってしまうのです。その数は王翦の小隊の倍以上、しかし、王翦は慌てませんでした。敵を亜光に任せ、戦闘のど真ん中で、軍略を練るのです。しかも、亜光に何かを指示したわけではありません。
王翦が「よいか?」と、確認しただけです。それに対し亜光が「心ゆくまで」と一言だけ答え、無防備な王翦に指一本触れさせず、倍以上の敵を殲滅するのです。
このやり取りだけというのが、より2人の信頼関係の強さを際立たせます。
亜光のまとめ
亜光は持ち前の武の才覚と、王翦からの信頼を得ている点で、秦国有数の武将の1人でしょう。
亜光軍の兵が、皆亜光に似ていると、関常が発言している場面があり、その言葉通り、亜光が戦線を離脱せざるを得ない状況の中でも、士気を持ち直し、飛信隊、玉鳳隊とともに趙軍に対抗するという精神力の強さを持ち合わせているのが亜光軍でしょう。
亜花錦を筆頭に、そのような優秀な兵を従えた亜光軍兵を引き連れ、亜光が復活して、今後戦場に戻ってくるのかどうか、楽しみですね。