「ワンピース」にて、新世界編から登場の最悪の世代の一人、ユースタス・キッド。ルフィやサボと肩を並べるキッドの性格や、能力、名台詞を解説していきます。
ユースタス・キッドの基本情報
名前 | ユースタス・キッド |
性別 | 男 |
所属 | キッド海賊団(船長) |
種族/出身地 | 南の海(サウスブルー) |
懸賞金 | 3億1500万ベリー→4億7000万ベリー |
悪魔の実 | 名称不明(磁力を操ることが出来る能力) |
使用する技・術 | 磁力、覇気(覇王色) |
年齢/誕生日 | 21歳→23歳/1月10日 |
身長/体重 | 205cm |
声優 | 浪川大輔 |
初登場 | シャボンディ諸島編 |
好物/嫌いな食べ物 | ロールキャベツ/カレーうどん |
ユースタス・キッドの特徴
ビジュアル系バンドを思わせる派手な風貌であり、新世界編で左手を失い、現在自身の能力で作った義手になっています。
特徴的な髪型について質問コーナーで読者から「チューリップですか?菊ですか?」と質問が届き、これに対して作者の尾田栄一郎さんは「菊です。」と答えている。
自身の船の名前は「ヴィクトリアパンク号」
名前の由来が実在した海賊「ウィリアム・キッド」と「ユースタス」からきています。
ユースタス・キッドの性格
血の気が多く、身体の傷の多さからも好戦的な性格が伺えます。能力による理由もあるが、周囲への被害が多く、一般人にも被害が出ているため懸賞金も高いです。そして、プライドが高くルフィやローなどの同世代と張り合うシーンもありました。
凶暴であり、短絡的な印象が強いキッドですが、シャボンディ諸島の人間屋(ヒューマンショップ)で天竜人や奴隷を目にし、「欲をかいた権力者の純心に比べたら世の悪党の方がいくらか人道的だ。」「クズが世界を支配するからクズが生まれる」「俺たちは悪気がある分可愛いもんだな」といった発言があり、思慮的な一面も伺えました。
ユースタス・キッドの能力
キッドは磁力を操る悪魔の実の能力者ということまではわかっていますが、現在悪魔の実の名称は明らかになっていません。戦闘スタイルは、磁力によって周囲の武器などの金属を集め、身体にくっつけることにより自身よりもさらに大きな腕などを作成し戦うスタイルです。また、磁力の反発を利用した「反発(リベル)という技で大砲の弾などを跳ね返すシーンもありました。
ワノ国編では、「覇王色の覇気」を使えることが明らかになりました。
初登場時の懸賞金3億1500万ベリーは、同世代であるルフィやローなど「最悪の世代」中トップの額でした。
また、四皇ビッグマム率いるビッグマム海賊団の幹部である将星を一人手負いにして奪うべきものを奪ったという発言もあり、作中で目立った活躍がないとされているものの、かなりの戦闘力な事が伺えます。また、奪ったものが何なのかも明らかになっておらず、謎のままです。
ユースタス・キッドの声優
ユースタス・キッドの声優は浪川大輔さんという方です。東京都出身のステイラック代表取締役であり、声優の他にも、ナレーター、歌手、俳優と幅広く活躍されている方です。代表作には、「GANTS」の玄野計、「BECK」のコユキ、「君に届け」の風早翔太などがあり、メインキャラクターも多く担当されている方です。
また、浪川さんはキッドのことを「僕の演じさせていただいたキャラの中でもトップレベルで凶暴な奴。」というコメントをしていました。
ユースタス・キッドとキラーの関係
キッド海賊団の戦闘員であるキラーとは幼馴染であり、子供の頃からの付き合いだそうです。そのためキラーは船長であるキッドに対して敬語を使わずにタメ口です。そんなキラーをキッドは「相棒」と呼んでいます。2人は嫌いな食べ物が共通して「カレーうどん」であり、それは幼少期の共通の思い出が理由だとも言われています。
失敗作のスマイル(人工悪魔の実)の副作用で、笑顔以外の表情を無くし、笑うことしか出来なくなってしまった、変わり果てた姿のキラーを目にし、キッドが激怒する場面も描かれていました。
また、こちらはキッドの幼少期の姿であり、この頃からゴーグルをしています。また手には工具であるレンチとロボットのようなものを持っており、子供の頃からこういったものに興味があったのだという事が伺えます。現在の戦闘スタイルの原点なのでしょうか。
キッド、アプー、ホーキンスの海賊同盟
新世界編でキッドは、同世代であるスクラッチメン・アプー、バジル・ホーキンスと海賊同盟を結びます。しかし直後に四皇カイドウに遭遇してしまい、立ち向かうもカイドウの支配するワノ国へ連れて行かれてしまいます。その際ホーキンスは自身の能力である占いの結果からカイドウに服従、アプーは裏切りと手痛い目にあっています。
ユースタス・キッドとスクラッチメン・アプーの関係
同世代のルフィやローに対しては張り合いながらも、頂上戦争でのルフィの活躍を確認していたり、現在ではワノ国編でルフィ、ローと共闘したりと2人を認めているようなキッドですが、アプーの人を挑発するくだけた態度のせいか、キッドはアプーをかなり嫌っているようです。しかし、アプーと海賊同盟を組んだプライドの高いはずのキッド、これは四皇の力を知ったことによる変化なのではとも考えられます。
キッド、ロー、ルフィの関係
キッド、ロー、ルフィの三人はお互いをライバル視しているものの、認め合っており、登場した当初から度々共闘するシーンが度々あります。今後も3人が共闘するシーンが見えるかもしれません。
ユースタス・キッド名台詞や名シーン
このシーンから、キッドは四皇に対して全く臆していないことがわかります。さらにルフィの憧れである赤髪のシャンクス率いる赤髪海賊団と抗争したこともさらっと語っています。左手は赤髪海賊団による負傷と判明したシーンでした。
これは、カイドウに捕まったキッドとルフィが強制労働をさせられながらも張り合うシーンです。ここからもかなりプライドが高く負けず嫌いなことが伺えます。また、ルフィと張り合っているためとも考えられますが、食べている量を見てみると、ルフィに負けず劣らず大食いである一面も伺えます。
このシーンでは、キッドが殺戮兵器に興味を示していないものの、「知っといて損は無い」と考えていることがわかります。理由は定かでは無いですが、単純に使用するため、あるいはキッド自身が武器などと密接した能力であるためか等の理由が考えられます。また、兵器といえば3つの「古代兵器」も「ワンピース」の世界に存在しますので、そちらと関係してくることも考えられます。
「死ぬか生きるか!!!そんな覚悟もねェ奴らが!!!」
「この海に来るんじゃねェよ!!!」
これはキッドが、新世界の海から逃げ出そうとする海賊を壊滅させたシーンで放った一言です。この言葉から、キッド自身が確固たる覚悟を持っていることがわかります。そしてキッドの目標はルフィと同じ「海賊王」であるため、今後ルフィと戦うことも考えられます。
ユースタス・キッドは能力も性格もド派手な大物!
キッドはルフィと同じ目標を持つライバルであり、見た目同様戦闘スタイルは周囲も構わず巻き込むド派手な海賊でした。また、海を統べる四皇にすら臆さない強気なルーキーであり、どんな状況でも屈しない強い心の持ち主です。戦闘シーンがあまりなく、まだ強さの底が見えていないキャラクターであり、今後まだまだ出番があることが予想されるので要注目です。