ルードは、ドラゴンボールGTに登場する悪役キャラクターです。惑星ルードの守護神であり、科学者たちに操られたロボット。そんなルードについて詳しく説明します。
ルードの基本情報
名前 | ルード |
性別 | 不明 |
所属 | 惑星ルード |
種族 | 守護神 |
戦闘力 | 不明 |
必殺技 | 特になし |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 明確な数字は不明。巨大な身体で、歩くと地面が振動する。 |
声優 | 稲田徹 |
初登場 | ドラゴンボールGT第11話 |
その他 | ドクター・ミューに造られたマシンミュータント |
ルードの特徴
巨大な体に緑色の肌で、頭には2本の角を生やしており、背中にはコウモリのような羽を生やしています。顔つきは、像の時はいかつい顔をしていますが殻を破ると、巨大な体型に似合わず、赤ちゃんのような顔をしています。惑星ルードの守護神として崇められていますが、本当の正体は科学者ドクター・ミューに造られたただの破壊の機械です。エネルギーがMaxまで達すると、身体が赤色になります。
特に台詞を話すことはなく、怪獣のような呻き声をあげるだけ。ドクター・ミューの部下、ドルタッキーがリモコンで操作しているところをみる限り、操り人形のようなもので、理性があるわけではない様子が伺えます。
所々で、ルード様からのお告げという台詞を信者が放ちますが、ルードは一言も話すことはありません。破壊神ルードに力を与えるためにドルタッキー等が人々を騙すために使った言葉であります。
ルード自身も人形のような存在であるためか、名前の由来は『人形(ドール)』からきています。
ルードの登場シーン
惑星ルードのルード神殿で、人々に崇められています。その頃は、ルードは像の姿で、目覚めていないので身動きは一つもしません。赤い目から放たれる光線は動けなくても使えるようで、人間を人形に変える力を待っています。その人形の魂をエネルギー源としており、足元に置いてある壺のようなもので融合して取り込んでいます。
エネルギー量を把握する砂時計のようなものが最大になるまでじっくりと溜める予定だったのが、悟空が登場したことにより予定よりも早くにルードを目覚めさせることになりました。その際、ルードを崇めたら何でも願いを叶えてくれると信じてた人々は、ドルタッキーのリモコン操作で人形に変えられてしまい、エネルギー源として取り込まれてしまいます。
目覚めたルードは子供のように暴れ、強い力と硬い防御力で悟空たちを苦戦させます。首や肩などの関節を360度回すことができるので特に厄介です。しかし、何十人ものエネルギーを取り込んだのにも関わらず、機動力まで達したものの最大の力までは発揮できず、悟空からは「パワーはすごいが戦い方を知らないやつ」と言われています。
トランクスや悟空に隙を突かれ攻撃されている姿を見たミューに、レベル3に達していないのに何で目覚めさせたのかとドルタッキーは怒られ、並外れたエネルギー源を持っているパンが目をつけられてしまいます。パンの魂を取り込むと、すぐに最大パワーまで達してしまいました。
ドルタッキーを取り込んだため、ルードの弱点が体内にある赤い細胞であるということが知らされます。元々はミューがその細胞を変化させて作ったものなので、核であるその細胞を壊せば、体内に取り込んだ人々も脱出できます。
内側からの攻撃でもダメージは与えれるが、外側からと同時に攻撃しないとルードを倒すことができないという厄介な仕組みで、少しでもタイミングがずれると全く効果がありません。リズム感のない悟空に合わせ、「カツ丼・天丼・親子・ドーン」という掛け声で破壊されました。
ルードの必殺技
ドラゴンボールGTでは、これといった必殺技はありませんが、殴ったり蹴ったりする意外に、人間を人形に変えたり口から光線を放って周囲を破壊する技を持っています。
ドラゴンボールヒーローズでは一見アタッカー役として活躍しそうですが、敵アタッカー全員のパワーを毎回2000奪うので、アタッカー役よりもサポート役としての方が役に立ちます。
ルードの声優
ルードの声は稲田徹さんが担当されています。東京都出身で青二プロダクションに所属しています。ルード役では特に台詞はありませんが、低音の野太い声を生かして男らしいキャラを演じることが多いです。長身で威圧感を感じる方も多いようですが、実は温和で明るく気さくな方で、ファンサービスもきっちりと行うムードメーカー的存在です。
ツバサ・クロニクルの黒鋼役や、鬼滅の刃の父蜘蛛役などを演じており、アニメの他にも仮面ライダーなどの特撮にも出演されています。
ルードの名シーン
巨大ロボットとして悪知恵の働く科学者に目覚めさせられたルード。破壊神ルードの名シーンを紹介していきます。
ルードの名シーンと言えば目覚めの瞬間です。地面を振動させ、像の中から溢れ出す光は周囲に恐怖と緊張を与えました。中から現した姿は何とも可愛らしい顔をしていますが、巨大な手足で地面を破壊する威力は凄まじいものです。大きな身体を生かして道を塞ぎドルタッキーを守った姿は主人を従っているようにも見えます。
顔面にモロに悟空の波動砲を食らってもびくともしません。レベルが足りていないのにも関わらず、パワーだけでなく、鋼のような防御力も兼ね備えており、破壊神の名に相応しいロボットです。
素早さは高くありませんが、倒れた状態からでも首だけを動かし攻撃できることも踏まえると無敵に近い存在に思えます。
ルードは悪ではない?
ルードは人々を人形に変えたり魂を吸収したりパンや悟空を苦戦させた厄介なキャラクターですが、全てドルタッキーやドクター・ミューに操られていたので完全な悪役とは言えず可哀想な存在でもあります。とんでもない破壊力を持っていますが、意識的にやっているわけではないので子どものように無邪気に暴れたかったのかもしれません。