【BLEACH】雛森桃はかわいそう?飛梅の能力やアンチが多い訳も解説!

魅力的な女性キャラクターが多い「BLEACH」の中で、とりわけ不幸な境遇になってしまった死神、雛森桃をご存じでしょうか?

今回は、可憐で不幸体質な雛森桃について解説していきます。

雛森桃の基本情報

雛森桃の特徴

雛森桃は護廷十三隊五番隊副隊長を務める女性死神です。童顔で可憐な容姿をしており、破面編では頭頂部で髪をまとめたお団子ヘアーでしたが、死神代行消失編からはショートヘアになっています。

西流魂街第一地区「潤林安」の出身で、祖母と暮らしていました。十番隊隊長の日番谷冬獅郎とは同じ地区の出身で幼馴染であり、憎まれ口をたたく日番谷にいつも笑顔で接していました。

真央霊術院生時代は、阿散井恋次吉良イヅルと同級生でした。また、この時愛染惣右助に命を救われて以降五番隊入隊を目指し、副隊長にまでなりました。

戦闘では斬魄刀の他に鬼道の扱い長けた戦闘を行います。複数の鬼道を組み合わせたり、自身の斬魄刀の能力を上乗せした独自のアレンジを加えたりと高度な技術を駆使し相手を翻弄します。また、四番隊ほどではなが回道も扱え、重傷者の治療も行えます。

趣味は読書で、護廷十三隊八番隊副隊長の伊勢七緒とは読書仲間です。特技は絵をかく事で、瀞霊廷通信の挿絵を担当しています。四番隊の生け花教室にも参加しており、女の子らしい趣味が多いです。

雛森桃の性格

雛森は感情表現豊かで明るく真面目な性格です。また、隊長である藍染を深く敬愛していました。しかし、その藍染が裏切ったことにより初登場から破面編までは気弱ですぐ泣いてしまうんど、ふさぎ込んでいる様子が目立っています。死神代行消失編以降は、十番隊隊長に復帰した平子真子の下で本来の明るい性格を取り戻しています。

雛森桃の斬魄刀

始解「飛梅」 解号「弾け」

解放すると刀身が七支刀のような形状に変化します。刀身から火の玉を飛ばす能力を持ち、シンプルながら応用の効く能力となっています。

雛森桃の卍解

雛森は作中で卍解を習得している描写は見られませんでした。

雛森桃の悲劇

雛森は真央霊術院生時代の魂送実習にて、突如霊圧の感じない巨大虚に襲撃されます。当時引率をしていた檜佐木は下級生に逃げる様に指示しましたが、雛森は恐怖を押し殺してひとり救援向かいます。しかしこの行動を見た巨大虚の製作者であり黒幕の藍染に「使える」と判断され目をつけられました。

本編に入り、雛森は藍染の事を敬愛していましたが、裏切られたことに精神的に大きなショックを受けます。そこから中々立ち直れずに、眼鏡クッキーを焼いてしまうほど病んでいました。

破面編の空座町決選では少し回復した状態で参戦し、松本乱菊と共にNo.3十刃ティア・ハリベルの従属官3人と交戦。序盤は善戦しましたが、従属官3人が召喚したアヨンに敗北し重傷を受けます。その後、後方で治療を受けていましたが、藍染が鏡花水月を発動したことにより愛染と誤認した日番谷冬獅郎に刺されて再び重傷を負いました。

散々な目にあった雛森ですが、藍染との決戦後は平子真子の下で本来の明るさを取り戻し副隊長を継続しています。

雛森桃の人間関係

藍染惣右助

護廷十三隊五番隊の隊長を務めていた男で雛森の上司。本編より100年も前から暗躍していた破面編までの黒幕。真央霊術院生時代から雛森に目を付けていた。尸魂界編で雛森を裏切った時は雛森を刀で刺し、空座編では鏡花水月の力で冬獅郎に雛森を刺させた。

平子真子

元五番隊隊長を務めていた仮面の軍勢の一人。藍染との決戦後は五番隊隊長に復帰し、雛森の上司となっています。雛森のことを「桃」と呼び、愛染のように依存せず程よい関係を保っています。

日番谷冬獅郎

雛森と同じ流魂街第一地区「潤林安」出身で、雛とは幼馴染の関係です。雛森は冬獅郎の事を「シロちゃん」と呼んでいました。雛森の事を大切に思っていましたが、鏡花水月の術中にはまり藍染と誤認して雛森を刺してしまった。

雛森桃の声優

雛森桃の声を担当されているのは、アミュレートに所属されている佐久間紅美さんです。BLEACHでは、破面エミルー・アパッチの声も担当されています。

雛森桃には読者に嫌われている?

SNS上では度々雛森を嫌っている読者がいる様です。理由としては、藍染が黒幕だと知っても擁護したり、中々精神的に立ち直れなかった様子に苛立ちを覚える人がいる様です。また、BLEACHの中でも一二を争う人気キャラクターの日番谷冬獅郎と幼馴染であることへの嫉妬心がある人もいるようです。

雛森桃の名シーン・名セリフ

続いて、雛森桃の名シーン名台詞についてご紹介していきます。

眼鏡クッキー事件

BLEACHの番外編である「BLEACH カラブリ!」での一コマです。護廷十三隊それぞれ出店企画を考案することになった際、雛森はげっそりした様子で女性死神協会のメンバーに藍染の眼鏡そっくりのクッキーを焼いてきました。周囲はドン引きしつつもクッキーの出来栄えを欲ましたが、藍染の一コマをまねて草鹿やちるが眼鏡クッキーを粉砕したところ、雛森は倒れてしまいました。

藍染VS冬獅郎の戦闘にて

No.3十刃ティア・ハリベルを倒した日番谷は愛染と対峙します。冬獅郎は愛染に切りかかります。愛染を刺したと思った冬獅郎ですが、すでに藍染の鏡花水月の術にかかっており雛森を愛染だと誤認し刺してしまいます。この時の雛森のうつろな表情、そして冬獅郎の絶叫からこのシーンの絶望が伝わってきます。

雛森桃は利用され続けたが、立ち直り前に進んだ可憐な女性死神!

破面編までは、精神的に不安定な様子が目立つ雛森でしたが、心から敬愛していた人物から手ひどく裏切られたので無理もありません。しかし、それを乗り越え新しい隊長の下で明るく働いている彼女の姿こそ本来の雛森であり彼女の魅力ではないでしょうか。