工藤邸の隣に住む発明家の阿笠博士(あがさひろし)。
作中ではメインキャラクターとしてコナンに秘密道具を作る協力者であり、少年探偵団の保護者役としてキャンプなどに連れて行ってあげたりしています。
みんなからは「博士(はかせ)」という愛称で呼ばれていますが、本名も「博士(ひろし)」なので正式には「阿笠博士博士(あがさひろしはかせ)」となります。
名前の由来は推理小説の金字塔「アガサ・クリスティ」から来ています。
職業は発明家で、様々な発明品を作っており、将来は自分の発明品で大儲けをすることが夢だそうです。
今回はコナンの強力者であり、発明家である阿笠博士について紹介します。
阿笠博士の基本情報
阿笠博士はどのような人物なのかを性格や見た目などの観点から紹介していきたいと思います。
性別 | 男性 |
年齢 | 52歳 |
見た目 | 頭頂部が禿げた白髪姿・肥満体型 |
性格 | 気さくでユニーク |
職業・所属 | 発明家 |
家族構成 | 不明 |
声優 | 緒方賢一 |
見た目・性格
阿笠博士の見た目は白髪で頭頂部が禿げており、肥満体型なのが特徴です。
年齢は52歳となっていますが、.老けて見られることが多いですね。
スタイルは肥満体型で、灰原哀からは食事制限を指導されているシーンもあるので、生活習慣病に気を使っているそうです。
性格は子供たちにも親しまれるユニークな性格をしており、劇場版では少年探偵団たちに解かせるクイズ大会が恒例となっています。
職業・所属
阿笠博士の職業は発明家であり、作中ではコナンに様々な秘密道具を発明しました。
また劇場版「ベイカー街の亡霊」の仮想現実ゲーム「コクーン」の監修にも携わっていたり、蝶ネクタイ型変声期を改良した「ボイスレコチェンジャー」を一般向けに発売したりしています。
発明品
阿笠博士の発明品の数々を紹介します。
キック力増強シューズ
コナンが犯人などを捕まえることを目的とした発明品で靴についているダイヤルを回すことで、電気と磁力が足つぼを刺激し、筋力を極限にまで高める道具です。
作中では犯人を捕まえる他、近年では地面を蹴り上げることで高く跳躍するといった応用法も駆使しています。
時計型麻酔銃
腕時計の中に麻酔針を仕込んでおり、レンズ部分を起こすことでスコープの役割を果たし、標準を定めリューズ部分を押すことで麻酔針を射出します。
眠りの小五郎を作るのに必要不可欠な道具であり、敵に対しても有効な戦闘道具でもあります。
しかし麻酔針は1本までしか装填できず、一度使うと阿笠博士が装填するまでは使用できないようです。
蝶ネクタイ型変声機
ネクタイの裏のダイヤルを回し、様々な声色を変えることができます。
毛利小五郎を時計型麻酔銃で眠らした後に蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声で推理を披露するのが通例となっています。また工藤新一の声に合わせ、毛利蘭と電話をするといった使用法も作中にあります。
ターボエンジン付きスケートボード
ソーラーボードとバッテリーがスケボーに仕組まれており、足元にあるスイッチを踏むことで乗用車並みのスピードが出せます。
主に犯人の追跡などで利用しています。
伸縮サスペンダー
特殊形状記憶素材でできたサスペンダーで、ボタン一つで伸び縮みできるので、重いものを持ち上げたりできます。
劇場版「漆黒の追跡者」では100mの長さまで伸縮可能になり、落下の原理を利用し、スポットライトをパチンコのようにして、戦闘ヘリを撃ち落としたりしています。
犯人追跡メガネ
眼鏡フレームの左側にアンテナが搭載しており、半径20km以内なら左レンズのモニターによって居場所を特定できます。
発信器はシール状になっており、いつもはコナンのボタンの裏に付いています。
どこでもボール射出ベルト
ベルトのバックル部分にあるボタンを押すことで中央部からサッカーボールを特殊ガスで一瞬で膨らますことができます。
調節することでアドバルーンほどの大きさまで膨張できるので狭い車内などで犯人を圧力により拘束することも可能ですが、構造上、射出後10秒ほどでボールがしぼんでしまいます。
キック力増強シューズと組み合わせることで、犯人への攻撃の時間短縮に繋がっています。
探偵バッジ
少年探偵団全員が持つバッジで、小型トランシーバーが内蔵されており、メンバー同士の交信が可能です。
またバッジに発信機能もついており、犯人追跡眼鏡と連動して居場所も分かるようになっています。
お弁当型FAX
作中に一度しか登場していない珍発明品。
一見ただのお弁当ですが梅干しのボタンを押すことでFAXに変わります。
何故かおかず部分は本物で、阿笠博士お手製だそうです。
声優
阿笠博士の声優は緒方賢一さんで「星のカービィ」のデデデ大王でも有名です。
阿笠博士の名シーン・名台詞
阿笠博士の名シーンはどのようなものがあるのでしょうか。紹介していきます。
約10年前の阿笠博士
工藤新一と毛利蘭の回想シーンで登場する10年前の阿笠博士です。
10年前は黒髪で禿げていませんね。
この10年の間に何があったのか気になるシーンです。
ボクは好きだよ・・・イチョウの葉っぱみたいできれいじゃない
コミック第40巻「イチョウ色の初恋」より阿笠博士の幼少期の名セリフです。
阿笠博士の自宅で偶然発見された一通の葉書は幼少期に送られた博士の初恋の人からの葉書でした。
葉書の内容は10年後に思い出の場所(学校のイチョウの木の下)で待っています。もし来なくても更に10年後、おばあちゃんになっても待っているという内容でした。
奇しくも葉書が発見したのが40年後の約束の日だったため、少年探偵団と博士は小学校のイチョウの木の下に向かいます。
約束の場所にいたのは、女性に大人気のファッションブランド「フサエブランド」の社長、フサエ・キャンベル・木之下でした。
40年ぶりの運命的再会でしたが、フサエ婦人が少年探偵団と阿笠博士を家族と思ったため、「彼はすでに幸せな家庭を築いている」と悟り、正体を明かさずにその場を去ってしまいました。
しかし博士が去っていくフサエ婦人に対して「今でもイチョウは大好きですよー」と叫びます。
実は過去にハーフだったことでみんなと違う髪色を嫌がっていた彼女に向かって博士は「ボクは好きだよ」と褒めていたんです。
フサエ夫人はその時の言葉が忘れられず、何十年も待ち続けたという訳なのです。
阿笠博士の優しさに心温まるエピソードなので、是非読んで欲しい作品です。
阿笠博士のまとめ
阿笠博士は作中ではメインキャラクターであり、コナンの協力者として活躍しています。
博士が発明した秘密道具がなければ、コナンは今以上に活躍できなかったと断言できますね。
これからも新しい発明品の登場を楽しみにしましょう。
劇場版のクイズ大会も毎回のお楽しみ場面ですね。
これからの阿笠博士の活躍に注目していきましょう。