【紅の豚】フェラーリンって誰なの?正体、名台詞・名シーンまとめ!

「紅の豚」に登場するフェラーリンですが、その人は誰?と思った方は多いかと思います。

意外と重要な立ち回りのフェラーリンの正体や特徴、名台詞や名シーンなどをまとめていきます。

フェラーリンの基本情報

【紅の豚】フェラーリンって誰なの?正体、名台詞・名シーンまとめ!

(C)スタジオジブリ

フェラーリンの性格

フェラーリンは、突然に主人公であるポルコの元にこっそり現れます。それは街中で通りすがった訳ではなく、映画館でポルコの隣に座ってきました。その理由は、当局に追われているポルコが戻ってきたことを知ったからです。逮捕状まで出されていて、捕まったら終わりだと分かっていたので、ポルコに忠告にするという優しさと当局に勘づかれないようにするという慎重さ見せました。

また、ポルコが戦争時には英雄だったが豚になってからは追われる身となったことに、フィオと同様に違和感を覚えていたことから、ポルコを手助けしたのかもしれません。ポルコが自分の助言に従わなくても、決して怒るようなことはなくあくまでも忠告として告げられる人物でもあります。

フェラーリンの特徴

フェラーリンは至って普通の男性ですが、「紅の豚」の中においてはどちらかと言うことイケメンと呼ばれる部類に入るのではないでしょうか。

年齢はポルコが1910年の時に17歳で、時代設定が1929年となっているので恐らく36歳程ですが、年齢に劣らず若々しい顔立ちをしています。ポルコのことを元の名前であるマルコと呼ぶ2人しかいない人物の内の1人になります。

フェラーリンの正体

フェラーリンは、ポルコのかつての戦友でした。どの部隊のいつの時代の戦友だったのかは不明ですが、フェラーリンとポルコが話す時には敬語を使っておらず同期だと思われます。しかし、ホテル・アドリアーノにある昔のポルコの写真には写っていないことから幼馴染ではないようです。

現在はイタリアの空軍に属し、階級は少佐です。ポルコが出世したと言っていていることから、ポルコと共に戦っていた頃からずっと功績を上げ続け、昇進したことが伺えます。

フェラーリンのモデル

実はフェラーリンには、実在の人物のモデルがいると言われています。その人物はアウトゥーロ・フェラーリンで、1895年に生まれて第一次世界大戦では戦闘機パイロットとして活躍されたそうです。

1920年の2月14日から5月31日まで、グイド・マシエロ中尉ローマ・東京間1万8000kmを飛行して名声を得ました。1926年、7年にはシュナイダートロフィーレースに出るなどの様々な活躍を果たしました。

フェラーリンの声優

フェラーリンの声を担当したのは、1955年に生まれの俳優及び声優の方になります。他の声の出演の方に比べると出演作品は少なく、出演している時期にもバラツキがあるのでそれ以外の期間や最後に出演した2012年以降に何をしているのかどうか不明です。

出演作はドラマでは1985年の「春の波濤」や2012年の「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~ スペシャル」があり、映画でも「劇場版 SPEC 〜天〜」にも引き続き出演しています。

アニメ作品はフェラーリンの他に1980年に「宇宙戦艦ヤマトⅢ」「タイムパトロール隊オタスケマン」に出ています。また、朗読も行っており、「声劇 -こえげき-」や「桜の園」に出演しました。

フェラーリンの名台詞・名シーン

「国家とか民族とか、くだらないスポンサーをしょって飛ぶしかないんだよ」

【紅の豚】フェラーリンって誰なの?正体、名台詞・名シーンまとめ!

(C)スタジオジブリ

映画館でアニメーション映画を観てバカ笑いしていたポルコに対して放った台詞です。フェラーリンはイタリアの空軍として飛行艇に乗っていますが、ポルコはそうではないので逮捕状が出されて当局に追われていることをフェラーリンは知っていました。

もう昔の様に自由に飛ぶことはできないと悟って、ポルコを説得したのです。

「豚に真珠」

【紅の豚】フェラーリンって誰なの?正体、名台詞・名シーンまとめ!

(C)スタジオジブリ

当局に追われて慌ててテスト飛行もなしに新しい飛行艇で飛び立ったポルコとフィオは、イタリア空軍の飛行艇に遭遇します。攻撃とは様子が異なることから、ポルコはそれがフェラーリンだと気づきます。

フェラーリンは空軍の抜け道を教えると共に、フィオを見て「豚に真珠」だと合図しました。豚の姿と可愛らしい女の子であるフィオが一緒に飛行艇に乗っていることをおもしろおかしく感じたのだと思います。ちょっとしたジョークを言うことができるお茶目な一面が垣間見えたフェラーリンのシーンでした。

面倒見のいいフェラーリン

【紅の豚】フェラーリンって誰なの?正体、名台詞・名シーンまとめ!

(C)スタジオジブリ

フェラーリンは登場場面は少ないもなの、ポルコの危機を事前に察知してわざわざ知らせてくれるとても優しい人物だったことが分かりました。それはやはりポルコが戦争で失ってしまった残り少ない仲間の1人だったからと思えます。

今後、ポルコがまたイタリア空軍や当局と何かあっても、フェラーリンであれば何かしらの方法で密かにポルコを助けるのではないでしょうか。