【耳をすませば】雫のお姉さん、月島汐のまとめ!

「耳をすませば」の主人公である月島雫の姉である月島汐(つきしましお)は、雫を叱るシーンが見られますが、普段はどんなことをしているのか気になるのではないでしょうか?

今回はそんな月島汐のプロフィールや性格、名台詞などを考察を加えながらご紹介していきたいと思います。

月島汐の基本情報

【耳をすませば】雫のお姉さん、月島汐のまとめ!

(C)スタジオジブリ

月島汐の性格

妹の雫と違って、かなりしっかり者な性格のようです。大学に通うお母さんを助けると決めたのに、雫が部屋を散らかしたままにしていると怒るなど、世話焼きの気質があります。雫が朝起きなかった時には起こし、自分は掃除と洗濯と買い出しと晩ご飯を作る代わりに雫にお父さんの弁当を持って行かせるなど、主婦同然の手際の良さがあります。

雫が中間テストで100番も成績を落とした時には将来どうするのかと喧嘩になり激怒しますが、その後にはすぐに仲直りします。お母さんの修士論文の手伝いでデータ整理をしたり、バイトをした上で大学にもきちんと行って家の事までやったりと、汐は基本的には何でも器用にやってしまえる性格なようです。

また、大学に行っていることからも頭はいいようです。

月島汐とお母さん

どんな理由でかは不明ですが、月島家のお母さんは大学で勉強していて、専業主婦ではありません。お父さんも図書館司書の仕事などをしていて忙しい為、家事の多くを汐が行なっています。

朝には、遅くまで寝ている雫を叩き起こして、お父さんのお弁当まで作っています。劇中にはそれ以外に汐が料理を作るシーンはありませんが、恐らく食事の用意もしていたのではないでしょうか。

このように汐がお母さん代わりを務める場面ばかりが見られます。実際、お母さんも汐に手伝いばかりしてもらったという認識があり、正に月島家の第2のお母さんの様でした。

月島汐の特徴

月島汐は、妹の雫よりも4つ年上のお姉さんで、大学1年生です。物語の前半では雫と2人部屋で、2段ベットの上に汐が寝て、雫はその下にの段で寝ていました。

しかし、受験生の雫には1人の部屋が必要だろうと気遣って、実家から出て1人暮らしを始めています。その軍資金はバイトで貯めたお金だそうで、これからの資金源としては塾の先生をやっていくようです。この1人暮らしには、いつも家事をやってくれているということからお母さんからの許可を得ています。

汐は大学で何を勉強しているのかやそもそも文系か理系かなど一切語られませんが、もしバイトが関係しているのであれば教育系のことを学んでいるのではないでしょうか。

月島汐の声優

月島汐の声を演じたのは、山下容莉枝さんという女優の方になります。テレビドラマへの出演がほとんどを占めており、放送局ごとに代表作を挙げられる数のドラマに出ています。

「土曜ワイド劇場」「火曜サスペンス劇場」「水曜ミステリー9」などのミステリー作品の多くと、野島伸司による監督作品にも度々登場しました。有名作品としては、「渡る世間は鬼ばかり」「3年B組金八先生」などがあります。

本業でないのにも関わらず声優として出演したのはこれが初めてではなく、3度目となります。いずれもジブリ作品で、1991年「おもひでぽろぽろ」で岡島ナナ子、1994年「平成狸合戦ぽんぽこ」でお玉の声を担当していました。

月島 汐の名台詞・名シーン

【耳をすませば】雫のお姉さん、月島汐のまとめ!

(C)スタジオジブリ

「うちの親は何も構わないからって安心してるとヒドイことになるからね」

柏崎にある叔母さんの家に遊びにいった汐は、帰って来るなり雫が綺麗に片付けない部屋に対して文句を言いつつも、遊びに行った叔母さんの様子を話します。

その合間にさりげなく雫に勉強したかどうかを確認すると同時に、放任主義で基本的には雫には何も言わない両親に代わって、妹である雫に忠告を加えます。

「今やらなきゃいけないことから逃げてるのは、雫でしょう!それが分からない?」

汐は雫のあまりの成績の落ち具合に激怒してどこの高校へ行くのかと聞くと、売り言葉に買い言葉で雫は高校には行かないと言い出します。世の中では中卒ではやって行けないので、高校に行かないと言うのはただの現実逃避だと汐は主張します。

雫は自分が勉強をろくにせずにいることを多少の自覚はあると思いますが、それでも、今、小説を書かなくてはいけないという意思が強く、意見を曲げません。それに対して、汐は自分のやるべきことをやっているし、自分の言っていることが正しいと思っているので、話は平行線のままでした。

しかし、この汐の言葉は何よりも雫の為の言葉であって、雫に少しは響くものがあったのではないでしょうか。

月島汐は自立したお姉さん

【耳をすませば】雫のお姉さん、月島汐のまとめ!

(C)スタジオジブリ

月島汐は、受験生である妹の雫の為にと思って、家事を多くこなしたり、雫に注意したりとお母さん以上に雫のことを気にかけるお姉さんでした。汐は高校卒業して1年も経っていない大学生とは思えない程で、雫とは対照的に描かれました。

そんなしっかりと自立できるお姉さんとして登場した月島汐を「耳をすませば」を観て、確かめてはいかがでしょうか?