漫画、アニメ、映画と大人気作品「銀魂」に登場する『定春』。万事屋銀ちゃんのペットであり、マスコットキャラクターでもある彼。
かわいいだけでなく、狗神として龍脈を守る頼れる一面も持ち合わせた『定春』の死亡説や、万事屋との出会い、声優についてなど詳しく解説します。
定春のプロフィール
名前 | 定春(さだはる) |
年齢/誕生日 | 不明/2月25日 |
身長/体重 | 170cm(座高)/300kg |
性格 | 優しい |
家族構成 | 坂田銀時、神楽 |
声優 | 高橋美佳子 |
初登場 | アニメ「銀魂」第1話 |
定春の特徴
定春は坂田銀時が営む「万事屋銀ちゃん」で飼われているペットです。特に神楽に懐いていて、一緒にいることが多いです。
名前は神楽が昔飼っていた兎が「定春一号」ということもあり、神楽が独断で決めました。雑食でなんでも食べる定春は、時に人間を丸のみにする事もあります。
見た目は一言で言うならば、大きな犬です。全身は白いフワフワの毛で覆われていて、勾玉の形をした眉にまん丸な瞳がチャームポイントです。赤い首輪をつけています。
定春と万事屋
定春は”万事屋さんへ”と書かれた段ボールに入れられて捨てられていました。トイレットペーパーを買いに出かけていた「神楽(かぐら)」が定春を見つけて連れ帰った事で、定春と「万事屋」の関係が始まります。
「万事屋」の筆頭である主人公・坂田銀時(さかたぎんとき)は初め、定春を迎い入れることを拒否していましたが、神楽は「かわいそう」だと飼うことを諦めませんでした。神楽が定春に特別な思いで接していることを知り、神楽が世話をするという事を条件に、定春を「万事屋」で飼う事を許します。
定春は神楽と一緒に散歩に行っている時、神楽に「おかえり」を言う為にわざわざ先に家に入り待ったり、坂田銀時が夜中に酔っぱらって帰ってきた時も起きて出迎えます。志村新八(しむらしんぱち)が「万事屋」に来るときは「ただいま」と言ってくれる事を喜んだり、いつしか「万事屋」にはいなくてはならない存在となります。
定春の正体
定春は実は大きな犬ではなく「狗神(いぬがみ)」という種です。地球のエネルギーである「アルタナ(地球名は龍脈)」を守る巫女の「阿音(あね)」「百音(もね)」と共に「アルタナ」を制御する役割りを持っています。ですが経済的理由から、万事屋の前に捨てられたのでした。
「狗神」は大人しい種ですが、力が解き放たれてしまうと恐ろしい”獣神”へと変わります。覚醒に「赤き果実とヤギの血」なのですが、「万事屋」で『いちご牛乳』を飲んだことで定春は覚醒してしまったことがあります。
この時定春と兄弟のように育った狗神「狛子(こまこ)」、「阿音」「百音」、「万事屋」が協力して定春を鎮めました。
定春の死亡説
「銀魂」において最大の敵とも呼べる『虚(うつろ)』と江戸の住民達が一丸となって戦った時、定春も戦っていました。『虚』は地球の「アルタナ」により不死の身体を持っていました。
『虚』の企みによって「アルタナ」は暴走し、地球の龍穴(アルタナが放出される穴)がいくつも地上に開いてしまいます。「アルタナ」を鎮める事ができる定春は暴走する「アルタナ」を止めようと龍穴に自ら飛び込みます。その甲斐もあって、戦いは有利に進み『虚』を一時消し去る事に成功します。
ですが「アルタナ」の影響で定春は、小さなガラス玉のような物の中に閉じ込められてしまいます。この時の定春は生きているけれど、元に戻る保証もない状態に陥っている事から死亡説が浮上します。
定春の復活
神楽はガラス玉の中に入ってしまった定春を元に戻すために「万事屋」を辞めて宇宙中を巡り、情報を集めます。ですが定春は元に戻らず、悲しみに暮れたまま地球に帰ってきます。
神楽が「万事屋」を辞めると同時に坂田銀時も「万事屋」を抜け、江戸から姿を消していました。そして劇場版「銀魂 THE FINAL」で再集結した「万事屋」の前で定春は元の姿に戻ります。
定春の声優
アニメ「銀魂」で定春の声を担当したのは『高橋美佳子(たかはしみかこ)』です。同作の「寺門通(てらかどつう)」の声も担当しています。
他作品の代表作は、竜崎桜乃(テニスの王子様)、山田あゆみ(ハチミツとクローバー)、西沢歩(ハヤテのごとく!)等です。主に少女の役を演じる事が多い声優です。
実写版・定春
実写版・映画「銀魂」で定春はCGで映像化されて登場します。声優はアニメ「銀魂」と同じく『高橋美佳子』が担当しています。
定春の名言・名シーン
かわいい「銀魂」のマスコットでもある『定春』の名場面、名セリフをご紹介します。
「ワン!(ありがとう)」
アニメ「銀魂」第45話で、巨大化し暴走してしまった定春を「万事屋」達が解決した後のシーンです。
定春はこの時”犬が何をしゃべっているか、その鳴き声からわかる機械”で「ありがとう」と鳴いていた事がわかります。定春は人の言葉は話せないので、唯一はっきりと意思を確認できた場面です。
「ワゥン…」
アニメ「銀魂」第265話で定春が助けた子犬が弱っていくシーンです。
「万事屋」でろくにご飯を貰えなかった定春が家出した時、見つけた子犬を一所懸命助けようとします。定春の優しさと、言葉が無くとも伝わる思いに涙なしでは語れない名場面です。
定春は死んでいなかった
定春は自分の身を挺してまで、万事屋や皆の事を助けようとしました。その結果、いつ目が覚めるかわからない状態になってしまい、定春の復活を待ち望んでいた方は多いのではないでしょうか。とても良い結末でした。