漫画、アニメ、映画と大人気作品「銀魂」に登場する『佐々木異三郎』。見廻組の局長として江戸を守る彼。
過去に忘れられない悲惨な出来事がありながらも、最後までかっこよく生き抜いた『佐々木異三郎』の気になる過去や、今井信女との関係、最期の時まで解説します。
佐々木異三郎のプロフィール
名前 | 佐々木 異三郎(ささき いさぶろう) |
年齢/誕生日 | 不明/2月5日 |
身長/体重 | 181cm/68kg |
性格 | 真面目 |
家族構成 | 弟 |
声優 | 森川智之 |
初登場 | アニメ「銀魂」第244話 |
佐々木異三郎の特徴
佐々木異三郎は江戸の治安を守る警察組織の一つ「見廻組」の局長をしています。趣味はメールで、真面目な佐々木異三郎ですがメールでの口調は「だお」や、かわいい顔文字を打ったり別人のようになります。
同じく見廻組の今井信女から「異三郎」と呼ばれていて、いつも一緒にいます。口癖は「エリートですから」で無表情、上から目線で常に敬語を使っています。
薄いグレージュの髪をオールバックにしていて、頬はこけていて面長、右目の部分だけレンズのあるメガネをしています。主に白い見廻組の隊服を着ています。
佐々木異三郎の家族
佐々木異三郎には「鉄之助」という弟がいます。鉄之助は名門・佐々木家に生まれながら定職に就かず遊び歩いていた為、更生させる目的で半ば強制的に近藤勲(こんどういさお)率いる警察組織「真撰組」に配属させられます。
エリートとして育った二人ですが、「三天の怪物」とも称される真面目な佐々木異三郎は、鉄之助の名門らしからぬ自分勝手な生活態度が気に入らず兄弟の間には確執があります。
佐々木伊三郎は結婚していています。妻は佐々木異三郎との子供を妊娠していました。子供の名前を考えながら誕生を楽しみにしていましたが、妻が佐々木異三郎の元へ向かう途中に暗殺集団「天照院奈落」の手にかかり、お腹の子供と共に亡くなっています。
佐々木異三郎と今井信女
佐々木異三郎の妻がお腹の子供と一緒に江戸に向かう途中で、暗殺集団「天照院奈落」に襲撃されてしまいます。佐々木異三郎はすぐに現場に駆け付けました。そこで見たのは死んでいる妻と、返り血を浴びたまだ幼い『骸(後の今井信女)』でした。
佐々木異三郎は咄嗟に剣を抜き『骸』に突き付けますが、涙を流す『骸』を斬る事はありませんでした。そして「私の為にその剣を使い続けろ。そして来るべき時が来たら、その剣で私を斬れ」と『骸』と約束します。
その後、何日もかけて自分の娘の為に考えた『信女』という名前を『骸』にあげます。「元気に生きてさえくれれば、あとは信じよう」という意味を込めた名前の通り『今井信女』は友達が沢山いて、優しくて頑固な女性に成長しました。
佐々木異三郎の最後
アニメ「銀魂」さらば新選組篇(第308話~)で、将軍が徳川喜喜になり政権が変わったことから「真撰組」は解散。警察庁長官・松平片栗虎、真撰組局長・近藤勲の処刑が決まります。松平片栗虎に代わって警察庁長官になった佐々木異三郎は裁くべき立場にいました。
始めは真撰組を嫌っているように描写されていましたが、佐々木異三郎は真撰組に「勝ちたかった」と言っていて、ただ目の敵にしていたわけではなく、どうしたら真撰組に勝てるのかを模索していました。そして実質幕府を裏切る形で自身が重傷を負ってまで松平片栗虎と近藤勲、真選組を助けます。
歩くのもままならない佐々木異三郎を今井信女と弟・佐々木鉄之助が支え、味方の飛行船に乗り込もうとした時、突然二人を船の方へ突き飛ばし背後から襲い掛かってきた敵を斬った佐々木異三郎はそのはずみで船から落ちて死亡します。
佐々木異三郎の声優
アニメ「銀魂」で佐々木異三郎の声を担当したのは『森川智之(もりかわとしゆき)』です。代表作は李朴(キングダム)、城之内克也(遊☆戯☆王)、エネル(ONE PIECE エピソードオブ空島)等です。
洋画の吹き替えでは、「トム・クルーズ」の声を専属で担当しています。二枚目から三枚目の役まで演じる人気声優です。
佐々木異三郎の名言・名シーン
見廻組・局長である「佐々木異三郎」の名場面、名セリフをご紹介します。
「ギザうます~」
アニメ「銀魂」バラガキ篇(第244話~)で、万事屋・坂田銀時に携帯電話を持たせ潜入調査を依頼します。潜入調査中に佐々木伊三郎がメールを送っているシーンです。
坂田銀時はメールの返事をせずにいると、次から次へと佐々木異三郎からメールが届きます。メールでは別人の様になる佐々木伊三郎の一面がよくわかるシーンです。
「食べなさい、これからは私も一緒に食べます」
佐々木異三郎の妻の暗殺事件があって間もない頃に、今井信女に買ってきたドーナツを差し出して言ったセリフです。
この時から妻を殺したのは今井信女ではないという事をわかっていながらもそれを気づかせない様に生活する中で、まだ幼い今井信女に好物であるドーナツを買ってきて優しい言葉をかける、佐々木異三郎の人柄がわかるシーンです。
エリートの中のエリート、佐々木異三郎
佐々木異三郎の死亡は今井信女を始め、沢山の人が悲しみました。初登場の時からエリートだから、と偉ぶった態度や言動で良い印象では無かったですが、過去の経緯や今井信女への本当の気持ちを知った後の最後の瞬間は、非常に泣けるものとなっています。