漫画、アニメ、映画と大人気作品「銀魂」に登場する『鯱』。数々の犯罪を犯し、囚人をやっている彼。
どこの監獄にいても「囚人王」としてリーダーをやっている『鯱』の少ない登場回から、ファッションを含めた特徴、声優など詳しく解説します。
鯱のプロフィール
名前 | 鯱(しゃち) |
年齢/誕生日 | 不明/12月3日 |
身長/体重 | 179cm/68kg |
性格 | 素直 |
家族構成 | 不明 |
声優 | 三宅健太 |
初登場 | アニメ「銀魂」第110話 |
鯱の特徴
鯱は「獄門島(ごくもんとう)」に捕らわれている囚人です。強盗、殺人、誘拐と多くの犯罪を犯したとされていて、囚人たちのボスという立場です。一見強面な鯱ですが、恥ずかしがり屋な一面も持っています。
一人称は「俺」。「鯱」「鯱さん」と呼ばれています。「囚人王」「人斬り鯱」との異名を持っています。異名からは想像もつきませんが夢は漫画家です。
短い髪を明るい茶髪に染めていて、前髪がMのような形をしています。身体つきはがっちりしていて、色黒な強面です。目の横に二本の赤い線が両側に入っています。灰色の囚人服を着ている事が多く、袖をギザギザに切ってタンクトップのようにしたり、肩パットを付けたり独特なファッションセンスをしています。
鯱の初登場
古今東西、手の付けられない悪党が最後に流れ着く最強最悪の監獄と呼ばれる『獄門島』。島一つが監獄になっていて、周囲は海に囲まれています。『鯱』はここで囚人たちのリーダーをしていました。
『鯱』の周りには常に2人以上の囚人が一緒にいて、新入りの囚人に対して威圧的な態度を取り自分の威厳を保っています。荒々しい言葉遣いや人にハサミを向ける等、暴力的な一面も見られます。
鯱と桂小太郎
囚人番号・ハの206として桂小太郎(かつらこたろう)が、鯱の居る「獄門島」に収監されます。初めこそ威厳を放っていた鯱ですが、他の囚人と揉め事を起こそうとした時に、桂小太郎が駆けつけて鯱の暴走を一撃で鎮めてしまいます。それから鯱は、桂小太郎の舎弟のように振る舞います。
桂小太郎が囚人のリーダーとなってから、殺伐とした雰囲気だった「獄門島」は変わりました。囚人たちにとって過酷だった労働は働く喜びに代わり、罪を償い更生しようと目に輝きが戻ります。
鯱は、虫けらのようだった自分たちが人間に近づいている気がすると言っていて、鯱もまた桂小太郎によって変われた事に感謝しているようでした。ですが、桂小太郎や他の囚人たちの本当の狙いは各々が脱獄することで、「獄門島」での革命は全て芝居。ちなみにこの時、誰一人として脱獄は成されませんでした。
鯱と坂田銀時
アニメ「銀魂」第225話で鯱は、獄門島とは違う刑務所に収監されていました。この刑務所でも囚人達のリーダーという立場です。そこに新たに収容されてきたのが、主人公・坂田銀時(さかたぎんとき)です。鯱は刑務所で問題を起こしますが、それをスマートに解決した坂田銀時に憧れて「アニキ」と呼び慕っています。
この刑務所の看守長は「悪徳看守長」と呼ばれていて、厳しすぎる態度から囚人達に嫌われていました。そして囚人達は暴動を起こします。ですが、実は看守長には優しい裏の顔があり、それを知っていた鯱と坂田銀時は「悪徳看守長」を助けるために協力し奮闘します。
漫画家・悪路木夢砕
鯱は漫画家志望で、刑務所の中でも漫画を描いていました。週刊少年ジャンプのトレジャー賞に応募した際には、最終候補にまで選ばれた逸材です。
鯱の画力は高いですが、タッチが古いと坂田銀時に言われます。そこから鯱が原作担当、坂田銀時が作画を担当する事になり結成されたのが「悪路木夢砕(あくろぎむさい)」です。
鯱の声優
アニメ「銀魂」で鯱の声を担当したのは『三宅健太(みやけけんた)』です。代表作は、オールマイト/八木俊典(僕のヒーローアカデミア)、モハメド・アヴドゥル(ジョジョの奇妙な冒険-スターダストクルセイダーズ-)等です。
『三宅健太』は海外作品の吹き替えもしていて、「アベンジャーズ」ではマイティ・ソーの声を担当しています。
鯱の名言・名シーン
囚人のリーダーを務める『鯱』。その名場面、名セリフをご紹介します。
「ギザギザなんてもう二度と着ねぇし!!」
「かっこいいとか、かっこ悪いとか別に関係ないし。別に俺そういうの意識してコレ着てたわけじゃないし」
アニメ「銀魂」第110話で、桂小太郎にギザギザに破れた着物の袖についてつっこまれた事を気にしている場面です。囚人達のリーダーとして大きな態度で登場した鯱ですが、素直すぎる性格から言い訳をしながらもギザギザを切っている名シーンです。
「てめぇ、囚人舐めてんのか」
「人は皆、社会という檻に閉じ込められた囚人だろうが!!こっちは必至こいて漫画描いてんだよ!」
アニメ「銀魂」第243話で鯱が集英社を訪れた時の場面です。悪路木夢砕が描いた漫画を直接評価してもらおうと行きましたが、囚人を主人公にした漫画では感情移入できないのでは?と言われて鯱が言い返したセリフです。
鯱はやはりギザギザだった
鯱は初めギザギザに破かれた袖の着物を着ていましたが、桂小太郎に指摘されて肩パットに変えています。そして今度は肩パットを坂田銀時に指摘されて外しますが、再度登場した際にはギザギザになっていました。囚人達のリーダーもしていましたが、鯱と言えばギザギザという認識であると言えます。