【鋼の錬金術師】ハイマンス・ブレダ少尉は作中屈指のキレ者!

ハイマンス・ブレダはハボックと同期のマスタングの部下です。

作中の中でもかなりのキレものといった感じで頭の回転が良く、勉強もできるキャラであります。見た目からは想像出来ない用意周到に動く彼の魅力はどんなところにあるのでしょうか?

今回はそのハイマンス・ブレダの作中の活躍や名言、名シーンをご紹介したいと思います。

ハイマンス・ブレダの基本情報

【鋼の錬金術師】ハイマンス・ブレダ少尉は作中屈指のキレ者!

『鋼の錬金術師』(C)荒川弘/スクウェア・エニックス

ハイマンス・ブレダの声優

2003年版を務めたのは志村知幸さんで、この方はアニメだけではなく俳優やナレーター、映画の吹き替えなど幅広く活躍している役者さんです。

FA版を務めたのは、佐藤美一さんでゴルゴ13のアレックスなどで知られています。この方も志村さん同様映画の吹き替えなどに出ています。

ブレダの見た目と性格

ハイマンス・ブレダは茶髪の刈り上げ、背は低いが横にがっしりとしています。
そんなブレダは同期のハボックとは正反対の特徴を持ちます。ハボックが肉体派なのに対し、ブレダは頭脳派です。その頭脳の高さから士官学校を首席で卒業しました。

上官であるマスタングのチェスの相手をしたり、作戦や知恵が必要な際に相談にのることもあります。
このように非常に頭の良いブレダですが、仲間思いのいいやつでもあります。

ジャン・ハボックが負傷した際には、自らの有給をすべて消化するまで治療できる医師を探し続けたり、怪我で元気がないハボックをブレダなりの言葉で鼓舞したりなど仲間を思うシーンが数多くあります。また、プライベートではハボックのことを「ハボ」と呼びます。

またマスタング大佐への忠誠心も厚く、「約束の日に」は軍を脱走しマスタング大佐のもとに駆け付けます。少し粗暴なところもありますが、全体的にいいやつといった印象です。

ちなみに、ブレダの名前の由来はイタリアの航空機メーカーの「ブレダ社」からきているようです。

【鋼の錬金術師】ハイマンス・ブレダ少尉は作中屈指のキレ者!

『鋼の錬金術師』(C)荒川弘/スクウェア・エニックス

ただ見た目通り食べてるシーンも非常に多く、扉絵などでもそのことがわかります。こちらの扉絵では、食事しながらマスタングのチェスの相手をしています。

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『鋼の錬金術師』(C)荒川弘/スクウェア・エニックス

また、ブレダは犬が大嫌いです。扉の後ろに隠れて距離を置くほど嫌いということからかなり嫌いであることがわかります。これだけ嫌うということは過去に何かあったのかもしてません。結局このブラックはやて号はリザ・ホークアイが飼います。

ハイマンス・ブレダの名言、名シーン

プレダ少尉の名言や名シーンについておさらいしていきましょう。

1.馬鹿は嫌いだ。だがそういう真っ直ぐな馬鹿は嫌いじゃない

【鋼の錬金術師】ハイマンス・ブレダ少尉は作中屈指のキレ者!

『鋼の錬金術師』(C)荒川弘/スクウェア・エニックス

こちらは10巻の第41話「小さな人間の傲慢な掌」のシーンです。エドワードがヒューズの死を夫人に話したことをきき、ブレダはその危険性を示唆します。「これだからバカは嫌いなんだ。」と、その後エドワードの決意をきき、「でも真っ直ぐなバカは嫌いじゃない」と言います。

エドワードはまだまだ子供で怒ったり、不安になったりしながら成長していきます。こちらのシーンはそんなエドワードをブレダなりの言葉で讃えています。頭がいいブレダだからこそ言えるセリフで、何気ないシーンですがとてもいいシーン・セリフだと思います。

2.ハボックを励ます

【鋼の錬金術師】ハイマンス・ブレダ少尉は作中屈指のキレ者!

『鋼の錬金術師』(C)荒川弘/スクウェア・エニックス

こちらは11巻のハボックが怪我により退役しようと考えている際に、親友のブレダは「おめえに隠居生活なんか似合わねぇよ」と後ずさります。そしてすぐさま自分にできる行動を考え、マスタング大佐に相談し有給を全部消費してまでハボックのために尽力します。

このシーンの良いところははブレダとハボックの関係をうまく表現しているところです。「隠居生活は似合わない=軍人として表舞台で活躍しろ。諦めるな。」と捉えることができます。ブレダの少し口悪いところが言葉遣いにうまく出ています。

3.「正義」なんてあいまいでうわついた言葉よく言うぜ

【鋼の錬金術師】ハイマンス・ブレダ少尉は作中屈指のキレ者!

『鋼の錬金術師』(C)荒川弘/スクウェア・エニックス

こちらは23巻第94話「復讐の炎」のシーンです。ラジオ放送で巧妙に民意を誘導するためマリア・ロス少尉が「正義」という言葉を使ったことに対してブレダは「正義なんてあいまいでうわついた言葉よく言うぜ」と皮肉交じりに言います。

確かに「正義」というものは抽象的でその人が「正しいと思う」概念でしかありません。だからこそ民衆にはそれぞれ都合よく理解してもらえ大義名分が成り立つのです。ブレダはその本質がわかっているからこそ「正義」=「あいまいでうわついた言葉」と言ったのでしょう。やはりここにもブレダの人柄がでてきています。

ハイマンス・ブレダのまとめ

【鋼の錬金術師】ハイマンス・ブレダ少尉は作中屈指のキレ者!

『鋼の錬金術師』(C)荒川弘/スクウェア・エニックス

頭脳派軍人のブレダは少し粗暴な部分もありますが、仲間思いのいいやつでもあります。また、上司のマスタングへの忠誠心も厚く、主人公エドワードのことも認め、応援しています。

無骨な言葉遣いの裏にはしっかりとものごとを考え、見極め、生きているからこそ発せられるものです。そんなブレダの言葉に注目してもう一度読んでみるのも新たな発見があって面白いかもしれないですね。