鋼の錬金術師に登場するメイ・チャンは不老不死を求めてアメストリスにやって来たシン国の皇女様です。
小動物のシャオメイといつも一緒にいますが、セントラルで傷の男やヨキと出会い、そこから共に行動します。
見た目は可愛い女の子ではありますが、練丹術や体術にも長けていて弱小と言われる一族のために奮闘する女の子です。
ここでは作中のメイ・チャンの活躍や名言、名シーンを紹介していきます。
メイ・チャンの基本情報
名前 | メイ・チャン |
年齢 | ? |
国籍 | シン国 |
身分 | 第17皇女 |
ペット | シャオメイ(大熊猫) |
初登場 | 原作8巻 |
声優 | 後藤麻衣 |
シン国第17皇女としてペットのシャオメイと共にアメストリスにやって来たメイは不老不死を求めて、途中から傷の男やヨキ、マルコー達と共に行動します。
シン国に伝わる体術や練丹術を使い戦闘能力でも、また練丹術の知識でも約束の日を防ぐために奮闘します。
また傷の男からやっと手に入れたエンヴィーを与えたり、約束の日にアルフォンスからメイにしか頼めないと言われるなど、周りからとても信頼を受けています。
メイ・チャンの見た目と性格
見た目は小さく、可愛らしい女の子で髪型は2つのお団子から長い三つ編みがでて、服はチャイナ服のようなピンク色の服を着ています。
拳法、体術、練丹術を使い見た目とは裏腹にとても強く、傷の男と共に共闘したり、ホムンクロスに立ち向かうほどです。
シン国の皇女様であるも政治的立場は弱かったため扱いは悪く貧しく暮らして来たそうです。
そのため一族の命運をかけ不老不死を手に入れるためにやって来るなど責任感も強いです。
その反面やはり年頃の女の子なのでエドワードやアルフォンスに対し白馬の王子様的な妄想をしたり、エドワードが想像と違っていたら、アルフォンスに乗り換えるなどミーハーな部分もあったりします。
2度の行き倒れで食いつなぐど根性精神
シン国からやって来たメイとシャオメイはとりあえず不老不死を求めてアメストリスにやって来ます。
そこでまずは東の果ての炭鉱の町ユースウェルで行き倒れのところを父にお弁当を届けに行ったカヤルに発見されます。
その直後炭鉱の崩落事故で巻き添えになったカヤルの父を助け出し、そこでエドワードの情報を知りセントラルに向かいます。
その後セントラルに着いたメイとシャオメイはまた行き倒れますがヨキに発見され、それ以降、傷の男とヨキ、途中からマルコー、アルフォンス達と共に行動するようになりました。
姉妹のような存在・シャオメイ
エルリック兄弟の傷の男とホムンクロス捕縛作戦で、メイは負傷した傷の男を助け出します。
その際メイはシャオメイと離れ離れになってしまい、シャオメイはアルフォンスによって保護されていました。
メイはシャオメイを助け出すべく、アルフォンスとグラトニーが地下に行くのを目撃し傷の男と共についていきます。
尾行した先でメイは重傷を負ってしまいますが、貧しく孤立していたメイと同じく孤独なシャオメイだからこそ、出会ってからずっと一緒に過ごしてきたかけがえのない存在ですね。
練丹術を駆使し、多くの活躍をする
メイは錬金術ではなく練丹術を使います。そのおかげで多くの活躍をしてきました。
クナイを投げ、そこから遠隔で発動する練丹術を駆使し、エンヴィー捕獲作戦に貢献します。
また、傷の男の兄が残した研究書の解読にも貢献します。
アルフォンスと共に解読に力を入れていたところ、メイの機転で研究書を反対にすることで「逆転の錬成陣」が浮かびあがり、このおかげで約束の日を防ぐ一手を手に入れることができました。
約束の日に向けて
エンヴィー捕獲作戦は成功するも、傷の男の計らいでエンヴィーを連れて国に帰れば悲願達成で、一族を救うことができるだろうということで、シン国に帰そうとします。
メイは今まで共に行動して来た人達が約束の日のために準備しているのに、自分だけ、しかも苦労して手に入れたエンヴィーをあっさりと渡す傷の男達の優しさに帰ることを躊躇します。
その姿を見たエンヴィーは元の姿に戻るべく、メイをそそのかしセントラルに向かわせます。
メイはエンヴィーの口車にのり、酷な判断をすることになる約束の日の戦いに参加するのでした。
君にしか頼めないこと
約束の日、日蝕によって神の力を手に入れたお父様の攻撃をエドワードの父ホーエンハイムとともに防ぎます。
しかし、お父様のある攻撃によりメイはなんとか生きているも、アルフォンスがメイを庇い血印が消えてしまうほどぼろぼろになってしまいます。
そこでアルフォンスはメイに遠隔錬成で自分の命とエドワードの腕を錬成してほしいと頼みます。
アルフォンス様と慕い、逆転の錬成陣解読や、共に戦い、行動を共にして来たメイは最初は拒みますが、アルフォンスの気持ちを汲み取り、涙を流しながら実行することを決意するのでした。
約束の日が終わって
約束の日の戦いが終わり不老不死を手に入れることができず、また手に入れたのは敵対するリンでしたが、リンはメイのチャン族含めて全て受け入れると誓い、一緒にシン国に戻ることになります。
リンが皇帝になったおかげでチャン族は救われます。
最終回ではロックベル宅に飾られた写真の中に大人になったメイが写っています。
メイ・チャンの声優は後藤麻衣さん
メイ・チャンの声を担当した声優の後藤麻衣さんは、銀の匙の駒場二野、三空役やサークレット・プリンセスのニーナ・アヴェリン役を担当するなど多くのアニメ作品に携わっております。
メイ・チャンの名言・名シーン
ここでは作中で活躍するメイ・チャンの名言、名シーンについて紹介していきます。
名言①:「無事ですか 傷の男さン!!」
行き倒れたところを救ってくれたヨキは、傷の男を自分の下僕だと伝えます。
エルリック兄弟達により傷の男が重傷を負って動けずにいると、メイが体術と練丹術でエルリック兄弟を翻弄し華麗に傷の男を助け出します。
突然の味方かも分からない人物の登場に傷の男も呆然とします。
これ以降メイとシャオメイは傷の男達と共に行動するようになります。
シャオメイはヨキの傷の男は下僕という言葉はそこまで信じてなさそうですが、メイはそれをずっと信じ続けるなどメイは騙されやすく、信じやすく、またエドワードやアルフォンスに対する妄想など思い込みが激しい部分があるそうです。
名言②:「子供が殺し合うなんざ見たかねぇんだよ」
シャオメイを助けるべく、アルフォンスとグラトニーの後をついていきお父様とリンとの戦いでメイも怪我を負います。
アルフォンスの鎧の中で匿われノックスの家で治療を受けることになったメイは、そこで敵対するヤオ家に仕えるランファンと会います。
ランファンも片腕を失くしながらも、弱小一族だが念のためメイを殺そうとし、メイも戦おうとします。
それを見たノックスは「いがみ合うな!」と言い、2人が戦うのを止めます。
そこからイシュヴァールで起こったことを話し、2人はそれを聞くことになります。
命の恩人からの言葉で戦うことはやめるも、まだこの時は一族同士の争いは解決されず、リンが皇帝になることで解消されます。
メイ・チャンは一族のために不老不死を求めている
まだ子供なれど、一族の存亡をかけてシャオメイと共にアメストリスにやってきたメイではありますが、作中では彼女の使う練丹術がキーとなり、約束の日に対抗する手段ともなります。
また約束の日の戦いの運命を分けたキーパーソンでもあります。
彼女がアルフォンスの頼みをのまなかったら、もしかしたらお父様の勝利になっていたかもしれません。