ヴァトー・ファルマンはロイ・マスタングの部下であり、ファルマンの一番の特徴は記憶力がずば抜けていることです。あらゆる分野に精通しており、「コンピューター」のような頭脳を持っています。
そんなファルマンは作中の中で苦労している描写が多々あり苦労人としても知られています。皆さんも生活している中でファルマンのような体験をし、親近感を覚えた人もいたのではないでしょうか?
では、今回はそんな苦労人で知られるヴァトー・ファルマンの活躍や名シーン、名場面、苦労話などを紹介していきたいと思います。
ヴァトー・ファルマンの基本情報
名前 | ヴァトー・ファルマン |
年齢 | 不明 |
階級 | 准尉(中央勤務時)→少尉(北方勤務時) |
声優 | 室園丈裕 (2003年版)浜田賢二(FA版) |
見た目 | 白髪もしくはグレー髪、細目、瘦せ型、長身 |
特技 | 記憶力 |
家族構成 | 妻と子供2人 |
声優
室園丈裕さんはアニメだけではなく、ナレーターや映画の吹き替えなどこなす役者さんです。同様に浜田賢二さんもアニメ、ナレーター、映画の吹き替えなど様々なジャンルで活躍されています。
見た目・性格
見た目は頬が少し痩せこけており、身長は高い方です。白髪もしくはグレーの髪色をし、目が細目で特徴的なので分かりやすいです。
性格としては、人からいじられることが多く、厄介ごとなどを押し付けられてしまいます。北部勤務の時は氷柱を落とすという下っ端の仕事をしており、エドたちにからかわれました。このシーンだけではなくファルマンをいじらることが多いため、作中でいろいろなリアクションをしており、それに注目しながら読んでみるのも面白いかもしれません。
また階級はマスタングの部下の時は准尉で、北部のブリックス勤務時に少尉に昇進しました。
そんなかわいそうなファルマンですが、彼の特技である記憶力は異常なほどのものであり、「歩くデータバンク」と呼ばれています。例えば、ブレダに「ショーギ」について知っているかと問われたとき、ファルマンは「ショーギ:室内遊戯の一つ。盤上に並べた20枚ずつン駒を交互に動かして相手の王将を詰めたものを勝ちとする。起源はー」と返答し、ブレダを呆れさせています。
さらに「ブラックはやて号」が来た時も、同様に図鑑や辞書のような説明をしています。
このようにその記憶は多岐にわたり、作中でもたびたび能力が披露されています。この能力により鎧に魂を定着させた状態のバリー・ザ・チョッパーを本人と断定することができ、マスタング大佐に貢献します。
また「約束の日に」は、マスタングたちとは別行動をとりますが、持ち前の記憶力で中央司令部の作戦本部を位置を把握しており地下からの正確な突入に一役をかいます。
ちなみにアニメ版(FA)の最終回ではファルマンによく似た二人の子供(おそらく双子)が描かれており、格好からして北部にそのまま務めているようです。苦労した分報われた気がします。
ヴァトー・ファルマンの名シーン・名言
1.命を賭しても
こちらのシーンは24巻の第97話「二人の賢者」のシーンで、ファルマンのシーンの中でも一番かっこいいシーンではないでしょうか?
最終戦の最中、中央に戻ってきたブラッドレイは正面から突入してきます。戦車やバッカニアが立ち向かうも切り伏せられていき、ブラッドレイが門の前まで来てしまいます。
ブラッドレイが「開けたまえ」と催促しますが、ファルマンはその銃口をブラッドレイに向け立ち向かいます。自分より強い人々が倒され、自分も同じようにされるのにも関わらずファルマンは行動しました。
こちらの絵から分かるように、泣くほど怯える相手キング・ブラッドレイに対して、それでも立ち向かおうとするファルマンの強い意志が感じられます。今までいじられたり、ヘタレたりしているファルマンがこんなにも勇気があり、かっこいい軍人と気づかされる大事なシーンでもあります。
2.記憶力
こちらは7巻の第31話「己の尾を噛む蛇」に出てくるシーンです。先ほど紹介したバリー・ザ・チョッパーの回であり、このシーンはファルマンの記憶力のすごさが軍の捜査に役立ったシーンです。
相手が嘘を言っていないかどうか確認するためにわざと日にちを間違えたりするなど頭の良さも伝わってくるシーンでもあります。
しかしこのあと、結局バリー・ザ・チョッパーの監視役というそんな役回りを押し付けられてしまい、バリー・ザ・チョッパーの言うことのきかなさに苦労することになります。さすがは苦労人です。
ヴァトー・ファルマンのまとめ
「歩くデータベース」ことヴァトー・ファルマンの苦労話は様々で、皆さんも共感するような部分があったのではないでしょうか?
また、ファルマンの特技である記憶力の良さも誰もが憧れるかもしれませんが、勉強などの面ではいいものの苦労人のファルマンにとっては、どの苦労も鮮明に覚えていることになりなかなか辛いものです。
ただ、彼のここぞという勇気に感動した人も多く、最後には幸せになってくれたので良かったのではないでしょうか?
皆から愛されるファルマンお幸せに!