【僕のヒーローアカデミア】シリウスはとても可愛い！その個性と声優とは！？

長期連載されているマンガがアニメ化される際、多くありがちなのが「アニメオリジナルストーリー」です。ほとんどのアニメ化に存在していると言っても過言ではありません。

そして、新しい物語を綴るのに既存キャラクターでは限界が来ます。そんな時に誕生するのがアニメオリジナルキャラクターです。

今回はそんなアニメオリジナルキャラクターである、巷で可愛いと評判の「シリウス」にフォーカスを当ててみていこうと思います。

シリウスの基本情報

主に海難事件で活躍するプロヒーローです。巡視船「沖マリナー」船長のセルキーの元でサイドキックをしています。そして蛙吹梅雨の教育担当です。

セルキーの行動（可愛らしいポーズ）に呆れていますが、絶対の信頼を置いています。

「グッドイヤー」は、人間には聞こえない高周波を聞き取る個性です。

小清水亜美さんは、東京都出身の声優、舞台女優、歌手です。青森山田高校広域通信課程を卒業し、ぷろだくしょんバオバブ、アクセルワンを経て、今はフリーで活動しています。中学生の時に劇団若草に入団、劇団の先輩である飯塚雅弓さんの影響を受けて声優を志すようになりました。

代表作は、『明日のナージャ』のナージャ・アップルフィード、『交響詩篇エウレカセブン』のアネモネ、『マクロスΔ』の美雲・ギンヌメール、『スイートプリキュア♪』の北条響/キュアメロディなどがあります。

「それぞれの職場体験」は、原作では描かれていないアニメオリジナルのエピソードです。原作者・堀越耕平が自らオリジナルキャラクターの原案を担当しました。

“それぞれの職場体験”では、プロヒーローたちの職場体験で奮闘する英雄生徒たちの姿と、その内のひとり蛙吹梅雨が密航者事件に巻き込まれるエピソードが展開されます。

シリウスの初登場を少しみてみましょう。

梅雨が海難ヒーロー・セルキーの巡視船での職業訓練に臨む中、密航者が海域に現れたという通報が入ります。梅雨はセルキーから相棒のシリウスと共に巡視船での待機を命じられ、少し不満顔です。

セルキーはその優秀すぎる「ゴマフアザラシ」の個性ゆえに密航者と思われる人物を乗せた船を特定、辿り着くことはできたものの、セルキーが乗り込んだ密航者の船は囮で、敵（ヴィラン）のインスマスがもう一隻の船で港に近づいていきます。

高周波を聞き取ることが出来るシリウスが捕まってしまったセルキーからのメッセージを受け、梅雨ちゃんとシリウスはインスマスの船に乗り込みます。

そしてシリウスが人質となり、インスマスは梅雨に嘘の情報を味方に流すよう言いました。しかし、梅雨はシリウスを信じ、本当の情報を味方に流します。再びピンチが訪れるが、セルキーが合流し密航者を確保することが出来ました。

「私達は船長の指示に従うの。船長が決めたことが最善だと信じてるから。フロッピーも信じて船長を、私達を」

この時シリウスは、自らを省みないセルキーの指示のままに行動を起こします。セルキーの身の安全よりも密航者の確保を優先しました。仲間を見捨てる＝見殺しにするという方程式を持っていた梅雨には、自分の思い描いていたヒーロー像とは違うものを突き付けられました。

生徒同士の時は互いに未熟なこともあって、支えあうことが求められたけど、時には信じて託すってことも必要で、人々の平和を守るために何を優先するべきか、そのために何を切り捨てるべきか、ヒーローとしての正しい決断があることを梅雨に伝えています。

「ヒーローにとって本当に大切なものが何か、少しだけわかった気がするわ」

梅雨は、この職場体験で仲間を信頼し、より大きな被害が出ないようにヴィランの確保を優先すること、仲間を信じる力を学べたのではないでしょうか？シリウスのようなヒーローになりたいと願っているかもしれませんね。

前半は一生懸命働く生徒を気に掛ける優しいヒーローだな、あと可愛い。という印象しかありませんでした。

しかし、一度仕事スイッチが入るとこれほど頼もしいサイキックはいないと思います。冷静に戦況を見てセルキーとメッセージのやり取りをする場面は本当にかっこいいです。

短い期間ではこんな簡単に信じることはできません。予測でしかないですが、恐らくずっと一緒に組んで仕事をしているのでしょう。それならば阿吽の呼吸に説明がつきます。梅雨もそんなシリウスの姿を見て、みんなを信じ、託すことのできるヒーローになれると思います。

アニメオリジナルでこの話だけしか登場しないのはさみしいので、またセルキーと一緒に登場してほしいです。そして、少し成長した梅雨とまたヒーローの仕事をしてほしいです。