【北斗の拳】スペードの最後は華々しい?印象に残る悪党の代表格!

「北斗の拳」の初期に登場した悪党がスペードですが、ケンシロウの宿敵であるシンの部下でした。自らもたくさんの部下を引き連れ、村や町で虐殺を繰り返し、食料や水を奪っているのですが、実力はどれほどのものなのか?というところが疑問です。

スペードの「北斗の拳」としての存在や強さを中心に、詳しく紹介していきたいと思います。

スペードの基本情報

スペードの特徴

南斗聖拳の使い手であるシンを王としたキング軍の四天王のひとりがスペードです。水や食料のありそうな村や町を容赦なく襲い、弱者はまるで虫のように簡単に殺します。

ミスミ爺が種もみを村へ届ける道中に現れ、ケンシロウと戦うことになりますが、右目を失って敗走しました。目立った能力はなく、武器を使って戦うのですが、実力はそこら辺の雑魚と変わらないレベルです。

ケンシロウとの再戦では、北斗神拳の技を叩きこまれ、北斗神拳の恐ろしさを周りの人間に知らしめることになります。

スペードの性格

スペードの性格は、弱い者は徹底的にいたぶるという残忍な性格の持ち主です。ミスミ爺が、種もみを育てたら分けてあげるから、今は見逃してほしいと話しても許しません。強気な性格でもありますが、死ぬことを怖がる臆病な部分もあります。

ケンシロウとの戦いで、「残り3秒の命だ」と告げられると、見苦しく「死にたくない」を連呼していました。

スペードの能力

スペードの武器は、腕に付けてあるボーガンと槍です。武器の達人なのか?と思いきやそんなこともなく、ただ力技で相手を倒すだけなので、技術や能力は特にありません。

しかし、たくさんの部下を引き連れているので、多くの悪党をまとめることのできる話術や策略を持っていることが分かります。

スペードの弱点

スペードは相手の戦力を見抜くことができません。そのためケンシロウと対峙した時も、実力差を見せつけたにも関わらず襲い掛かり右目を負傷。再戦をしてもあっさりと敗北しました。

もっと観察眼と慎重さがあれば、ケンシロウと再戦はしないはずなので、策もなく突っ込んでしまうところに、頭の弱さを感じてしまいます。

スペードの仲間

スペードはキング軍の四天王のひとりです。キング軍を支配するのは、南斗聖拳の使い手であるシンで、ケンシロウに7つの傷を付けた男でもあります。シンの部下には、スペード以外にもハート、ダイヤ、クラブがいて、実力はスペードが一番格下と言えるでしょう。

他の3人は技や肉体の強さを持っていますが、スペードにはそれがありません。ただがむしゃらに武器を振るうだけなので、自分の部下とそれほど変わらない力の持ち主となっています。

スペードとケンシロウ

スペードは、種もみを村へ届けようとしていたミスミ爺に襲いかかろうとした時にケンシロウと出会います。ケンシロウはまだ顔が知られていなかったので、スペードも警戒などするはずもありません。

そして、ボーガンをケンシロウに向かって放つのですが「二指真空把」で受け止め、返されたことで右目を潰されることになりました。そこで一旦は引くことを選択し、逆恨みのように助かったミスミ爺のいる村を壊滅させます。

ミスミ爺を含めて、村人たちが虐殺されたことを知ったケンシロウは、激怒してスペードと戦うことを決意しました。

スペードの最後

ケンシロウとの再戦をすることになったスペードですが、前回のように甘いケンシロウではありまんでした。最初から北斗神拳の真髄を教えるかのように全力で部下を殺していきます。

そして、スペードも反撃しようとしますが、一切の攻撃は当たらず、両腕をへし折られ「北斗残悔拳」を受けると、3秒後に体が真っ二つに割れて死んでしまいました。

スペードの声優

スペードの声優を担当するのは、シュワルツェネッガーの吹き替えでおなじみの玄田哲章さんです。サブキャラから脇役まで、たくさんの作品をこなすベテランの声優で、渋い声が特徴的です。

他の作品では、「Dr.スランプ アラレちゃん」のスッパマン 、「シティーハンター」の海坊主、「クレヨンしんちゃん」のアクション仮面、「幼女戦記」のルーデンドルフ、「銀河英雄伝説」のカール・グスタフ・ケンプを担当しています。

スペードの名台詞

愛すべき雑魚キャラでもあるスペードの名台詞を紹介します。

「なおさらその種もみを食べたくなったぜ」

ミスミ爺が種もみだけは見逃してくれと懇願するのに、許してやるものか!というスペードの態度の表れの言葉です。「北斗の拳」の悪党とはこれだ!ということを象徴するような台詞でもあります。

スペードがいることで北斗神拳の恐ろしさが伝わった!

スペードは「北斗の拳」の世界にいる悪党とは、どのような振る舞いをしているのかを分かりやすく態度で知らしめてくれたキャラです。そして、北斗神拳の餌食になることで、北斗神拳の恐ろしさと凄さも伝えています。

スペードがいたことで、「北斗の拳」が盛り上がるきっかけになったとも思えるので、重要な存在とも言えるのです。