ジョジョ3部にて、他のスタンド使いと共にディオの館で待ち受けていたケニーgは、金で雇われたスタンド使いでした。ディオがわざわざ能力を買ったスタンド「ティナーサックス」の力とは何なのか、本体であるケニーgの特徴などと共にまとめていきます。
ケニーgの基本情報
名前 | ケニーg |
性別 | 男性 |
所属 | ディオの配下 |
種族 | 人間 |
(スタンド名、能力) | 「ティナーサックス」 |
必殺技 | 幻覚を見せる |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 柳田淳一 |
初登場 | ディオの館 |
特徴 | 小太り |
ケニーgの特徴
ケニーgはディオの配下のスタンド使いにして、テレンスtダービーやヴァニラアイス、ヌケサクと共にディオの館を守る番人です。名前の由来はアメリカのサックス奏者である「ケニー・G」からであり、 実は雑誌掲載した当時は時は「ダニーK」という名前でした。見た目はあまりさえず、背は低く小太りな体型をしているのが特徴です。
かなり苛烈な態度を取っており、吸血鬼とは一線を画すDIO配下のスタンド使いとしての強固な自負心を持っていることを思われます。
ケニーgの活躍
スタンド「ディナーサックス」の幻覚能力によって、ディオの館に侵入する者を混乱させることが役目で、高額の報酬を引き換えに雇われていました。スタンドの効果を最大に活かせる館の護衛任務に従事しているものと思われます。門番の鳥であったペットショップが敗北したことで承太郎達がやって来ることを予期し、 テレンスやヴァニラアイスと共に待ち構えていました。
テレンスが承太郎とジョセフと花京院を地下室に引きずり込む一方で、その10分後にディオの館に侵入してきたアヴドゥルとポルナレフとイギーと敵対しました。早速、スタンド「ティナーサックス」が作り上げた大迷宮の中で、アブドゥルの「マジシャンズレッド」の火炎の無差別攻撃を完封しました。しかし、 周囲15m以内の物体の些細な呼吸や動き、位置を探知できる 能力で、あっけなくケニーgの気配は探知されます。
加えてイギーの犬ならではの鋭い嗅覚で、ケニーgの正確な位置を特定されます。追い討ちにイギーのスタンドの「ザ・フール」からの鋭い爪による一撃で肩から胴体にかけてを深く斬り裂かれ、 激しい血しぶきと共に断末魔の絶叫を上げました。これが致命傷となり、結局は戦うこともなく再起不能になります。
意外な効果
ほとんど活躍を見せることなく、かつろくにアブドゥル達に戦わなかったので、護衛として役立たずだと思われたがちですが、ケニーgがいたことは意外な効果がありました。
「ティナーサックス」の幻覚能力を使用したことで、承太郎達を二手て別れさせて戦力を分断したという点についての功績は非常に大きいです。ケニーgに出会わないまま、承太郎達がそのままヴァニラアイスと戦っていたら結末はもっと違うものになっていたことは間違いないでしょう。ケニーgとヴァニラアイスがタッグを組んでいたら、もっと恐ろしい結果になっていた可能性さえあります。
スタンド「ティナーサックス」
ケニーgが操るスタンドは「ティナーサックス」という対象の人物を幻覚に陥れることのできるスタンドです。その幻覚は単に視界に映すだけではなく、触覚や聴覚といった五感にまで影響を及ぼす程の再現力があります。これにより、現実世界では何も感じなくとも「ティナーサックス」の能力によって水に濡れたように感じたり、炎に触れたように熱さを感じたりする程です。
また、持続力はAであり時間も長い為、幻覚の世界で敵を惑わ続けて、防衛を図ることを得意とします。しかし、あくまでも能力の域を出ないので、破壊力やスピードや成長率に関してはEという評価を得ています。ちなみに第3部におけるスタンドの名前の法則として「タロットカード」あるいは「エジプト9栄神」のどちらからか使用されていますが、「ティナーサックス」はヴァニラアイスの「クリーム」共々にこの法則に該当しない部類に入ります。
ケニーgの声優
ケニーgの担当声優は2人います。1人は3部格闘ゲームを担当した「名探偵コナン」の小嶋元太やジョジョの第4部「ダイヤモンドは砕けない」の虹村億泰を演じたことで知られる高木渉さんです。2人目はテレビアニメ版を担当し、「転生したらスライムだった件」のクロベエなどを演じた柳田淳一さんです。
ケニーgの名台詞・名シーン
「よけいなことをしてみろ、俺達がてめーを殺すぜ」
ヌケサクの回想のシーンの台詞です。ヴァニラアイスやテレンスにも同様に言ったようにヌケサクに対しても、同じ台詞を吹っかけて牽制をしていたようです。しかし、実際のところはケニーgはほとんど話すシーンはなく、ヌケサクの方がまだ承太郎に攻撃を与えられていました。
惑わせたケニーgの「ティナーサックス」
「ティナーサックス」の幻覚を見せる能力はとても有効なものではありました。しかし、「サン」のスタンドを操っていたアラビアファッツの状況と同じく、ケニーgは完全にはその能力を活かせませんでした。