キングダムのキャラクターの中でも一番の人気があると言っても過言ではないのが、昌平君「しょうへいくん」です。
知略、武力にも長けており、おまけにイケメンなので、人気があるのも納得できますよね。
作中では秦軍のトップである秦軍総司令官という地位で活躍しており、蒙武・騰・王翦といった名だたる武将たちが昌平君からの戦略を受けて、戦場に赴いています。
軍師としての才覚もあり、軍師学校を設立して、介億、蒙毅、河了貂といった優秀な軍師も輩出しています。
昌平君(しょうへいくん)の基本情報
昌平君について、簡単にご紹介いたします。
所属国 | 秦 |
所属軍 | 呂不韋四柱→秦国右丞相→秦軍総司令官 |
地位 | 秦軍総司令官 |
使用武器 | 矛(ほこ) |
声優 | 諏訪部順一 |
初登場 | 9巻 |
昌平君が初めに登場するのは、呂不韋の四柱としてでした。成僑の反乱を収めた直後に政のもとに参上します。
この時に信は四柱の圧倒的な威圧感に押されてしまい何もできませんでしたね。
この頃は呂不韋の部下としてあまり目立った活躍してませんが、合掌軍編になると政の王としての資質に気付いた昌平君は
徐々に呂不韋と距離をとり、やがては政に仕えることを決断しますが、初登場の際は政の敵として描かれています。
信、王賁、蒙恬の独立友軍としての権限を与えたのも昌平君なので、先見の明があります
昌平君(しょうへいくん)の史実での情報・実在したかどうか
昌平君は史実にも登場する、歴史上にきちんと存在した人物です。
もともとは楚の出身で、楚の考烈王と昭襄王の娘の間に産まれたかなりのエリートの血脈です。
昌文君とは実は叔父と甥の関係性に当たります。
史実では楚の旧都である郢陳で反乱がおきた際に、もともと公子である昌平君が反乱の静定に向かうように政に命令を出されます。
最終的には楚が滅亡した際に楚の大将軍であった項燕に楚王として取りたてられ、秦に反旗を翻します。
その後、蒙武と王翦の軍に攻められ戦死することになります。
史実通りにキングダムのストーリーが進むなら大変な展開になりますね。
昌平君(しょうへいくん)の来歴と活躍
昌平君の来歴と活躍について振り返っていきます。
昌平君はかなり序盤の方から登場しているキャラクターのひとりです。
昌平君の初登場は9巻「秦咸陽編」
昌平君が初めに登場するのは、呂不韋の四柱としてでした。
呂不韋、李氏、蔡沢、蒙武と一緒に政のもとに訪れており、圧倒的な威圧感で信や文官達の度肝を抜きます。
昌平君の軍師学校の存在が明らかに
河了貂が軍師になるため、信のもとを離れて、昌平君が運営している軍師学校に入学します。
ここでは昌平君の軍師の先生としてのシーンがとても印象的です。弟子の蒙毅もここで初めて描かれています。
たくさんの軍師を育成しているのですね。
昌平君の合掌軍の軍議で見せたワイルドな姿「合掌軍編」
常に冷静でさわやかな印象の昌平君ですが、趙国の李牧を中心に秦に対して、
合掌軍を起こされたときはさすがに疲弊した姿を見せています。
あれだけ知力に富んだ昌平君が丸一日以上かけても「秦軍20勝 合掌軍80勝」ですから、
合掌軍のやばさが如実に表れているシーンとも言えます。
合掌軍編を境に昌平君の気持ちは中華統一を目指す政のもとに移っていきます。
昌平君自身も中華の統一を考えていた一人であり、その思いが政が思い描く思想と一致したのでしょう。
昌平君が呂不韋の元を去るセリフがカッコいい「39巻」
政の冠の加儀が執り行われている最中に、太后の毒国の反乱軍が咸陽に押し寄せます。
咸陽がピンチに陥る中、昌平君はついに呂不韋と袂を分ける決意をします。
昌平君の名セリフとしてキングダムのファンの間では有名なシーンです。
これ以後は政の側近となり、中華統一に向けて、秦軍総司令としてさらに活躍をする姿が描かれます。
昌平君の武力の威力が垣間見れる「毒軍反乱編」
コミックのストーリーのなかで、唯一昌平君が自ら武器を取り、反乱軍の将軍の戎翟公の首を取る。
こちらもファンの間では有名なシーンです。敵も将軍クラスなので、いかに昌平君の武力が優れているかが分かりますね。
また、昌平君は武将ではありませんが、自身の直下の近衛兵を保持しており、この近衛兵の強さもかなりのものです。
昌平君に頼んだ王翦の頼みが気になる「鄴攻め編」
直近の昌平君の登場シーンとしては、趙国の鄴を制圧するシーンで王翦に作戦を授けたシーンが印象的です。
結局王翦は昌平君の戦略をすて自身の戦略で戦うのですが、この時に王翦が昌平君に一つ頼みごとをしており、その内容が気になるところです。
昌平君(しょうへいくん)の名言・名シーン
昌平君の名シーンといえば、やはりこの2つのシーンでしょう。
昌平君が呂不韋との袂を分ける名シーン
合掌軍戦あたりから、昌平君と政の距離感が近いことはなんとなく気付いていましたが、
直接的に呂不韋に対して反旗をひるがした名シーンです。
余計な問答は必要ないと、未練がましく言い訳することもなく、
はっきりと呂不韋陣営から離脱するシーンは男前で昌平君らしさが前面にでています。
呂不韋は昌平君をただの自分を彩る為のモノと強がりますが、ここから失脚の道をたどっていきます。
昌平君の子供の頃は蒙武にも劣らなかった武力
数少ない昌平君が自ら武器を持って敵と戦うシーンもはずせないですね。
もともと知略に長けていて、武力はあまり強くないと思っていた読者も昌平君の強さに度肝を抜かれたシーンです。
小さい頃はあの秦軍武力最強の蒙武より強かったようで、トータルの力で昌平君に太刀打ちできるのは、趙の李牧ぐらいではないでしょうか?
この際も一撃必殺の「包雷」という陣形をつかっており、軍師としてもさすがの昌平君でした。
昌平君(しょうへいくん)は知力と武力、男気を持つキャラクター
昌平君は知力、武力に加えて、男気のある魅力あふれるキャラクターです。
政がこれから中華を統一するにあたって、より一層力を借りていくシーンが見られそうですね。
気になるのは史実によると最後は秦国を裏切ることになっていますから、そのあたりもどのように作中で描かれるかも今後も注目ですね。
※画像の引用は原義久先生「キングダム」集英社より行っています。問題があれば削除いたしますのでご連絡ください。