【キングダム】蒙毅は史実ではどんな人物?悲劇的な最期とは?

蒙毅です。秦の軍師で昌平君の軍師学校で学んでいる人物です。父に蒙武、兄に蒙恬を持っているキングダムでは主要な蒙家の1人です。中でも軍師は蒙毅のみですね。

河了貂が軍師学校に訪れた時、最初に面倒を見たのが蒙毅です。作中ではまだ目立った活躍はありませんが史実でも登場した人物です。

ここでは蒙毅のこれまでの登場シーンや史実を見ていきます。

蒙毅の基本情報

【キングダム】蒙毅は史実ではどんな人物?悲劇的な最期とは?

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

まずは蒙毅の基本情報を簡単に紹介します。

10巻にて初登場します。河了貂が羌瘣の紹介で昌平君の軍師学校に送られた時、昌平君は蒙毅に部屋を紹介するよう命じます。河了貂の存在を訝しく思う人が多い中、蒙毅は比較的親切に接します。

蒙家の次男ですが、蒙武のようなガッチリした体格ではなく、蒙恬のようにスマートな見た目です。蒙恬程ではありませんが、蒙毅も美形ですね。河了貂が最初、「この人なら話せそう」と思った位で、優しそうで、まともな雰囲気です。

声優は水沢史絵さんです。蒙毅の中性的なイメージと合う女性声優さんですね。

蒙毅の史実における情報

蒙毅の史実における情報ですが、蒙毅は史実にも実際登場する人物です。

作中ではまだ活躍があまり見られない蒙毅ですが、史実では何でも始皇帝に重用されていた人物のようです。法律に深く精通していたようです。作中と同じく聡明な人物ですね。兄の蒙恬が始皇帝に評価されたことがきっかけで、蒙毅も出世したようです。しかし、蒙毅は文官であるため、出世自体は遅かったのですね。出世してからは早く、始皇帝のそばに仕えました。

始皇帝の末子の家庭教師であった趙高という人物がいたのですが、ある時罪を犯します。法律に詳しい蒙毅は趙高を死刑にしようとしましたが、そこを始皇帝がストップをかけます。末子が趙高に懐いているからという理由でした。趙高はこの出来事をきっかけに蒙毅を恨むようになります。

始皇帝の死後、趙高は蒙毅を陥れようと計画を立てていくのです。二世皇帝となった末子の胡亥を上手く利用して趙高は蒙毅が胡亥が皇帝となることを妨害しようとしたとじ込ませ、その結果胡亥は蒙毅の死刑を命じます。周りでは趙高の狙いを知っていた者もいましたが、胡亥の命令は絶対であり、蒙毅はこれにより命を落とします。

蒙毅の最期は悲しい結末のようですね。時代からすると作中ではここまでは描かれないかもしれませんが、法律に忠実であるという蒙毅の姿勢は作中にも通じるものもありますね。

蒙毅のこれまでの活躍

ここでは蒙毅の登場シーンを紹介します。

蒙毅の初登場

【キングダム】蒙毅は史実ではどんな人物?悲劇的な最期とは?

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

先述しました通り、蒙毅は昌平君の軍師学校で初登場します。河了貂と会話するシーンが最初ですね。河了貂は蒙毅を話しやすそうに感じていましたが、蒙毅は大王側からやってきた河了貂が諜報ではないかと一変して恐ろしい顔で質問します。警戒した河了貂が吹き矢を蓑の中で握りますが、それに対して蒙毅は「吹き矢は僕には当たらないよ」と一言います。吹き矢を何故見抜けたのかは分からず、蒙毅が蒙恬の弟だけあり、ただ者ではないというのが伺えますね。

王騎の戦を見物

【キングダム】蒙毅は史実ではどんな人物?悲劇的な最期とは?

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

10巻にて蒙毅は昌平君に特例をもらい次の戦の見物に行くと河了貂に話します。見物と聞き、「気楽でいい」と言う河了貂に、蒙毅は見物でも「実戦に勝る修行はない」と自分は真剣であると話します。このような姿勢が河了貂にもいい影響を与えていたのではないでしょうか。

蒙毅の名言・名シーン

【キングダム】蒙毅は史実ではどんな人物?悲劇的な最期とは?

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

ここでは蒙毅の名シーンを紹介します。

軍師である蒙毅はこれまでの所直接目立った活躍がありませんが、23巻にて河了貂が軍師としての初陣の時、蒙毅の言葉を思い出す場面があります。

一度、飛信隊が軍略を担っていた羌瘣が抜けスランプに陥っていた飛信隊に蒙恬が軍師を手配をしようとしたことがありました。それが実は蒙毅だったのですが、蒙毅は任務で来れず、その代わりに蒙毅は河了貂を送りました。その時の河了貂は特別軍師認可をもらっていました。これは蒙恬以来の早期認可であり、学校では河了貂と軍略囲碁でまともに戦えるのは蒙毅だけとなっていました。しかしその河了貂に唯一の懸念点がありました。それは実際に戦場に出てどうかというところでした。適正がないと軍師としていくら才能があっても活躍することができないのですね。

河了貂は戦が始まろうとしている時、蒙毅の言葉を思い出します。「軍師は必ず初陣でその適正を試される」恐怖を克服できるのかという言葉です。「日々軽々しく扱っているこの一駒に今は数百人もの生の命が宿っている」という言葉には重みがありますね。河了貂は改めて戦場の空気に呑まれまいと気を引き締めました。また、戦中には蒙毅が言った敵本陣破る手段というアドバイスを思い出し、見事敵本陣に対し奇襲を成功させ、飛信隊を勝利に導きます。蒙毅が影ながら活躍した河了貂の初陣のシーンですね。

蒙毅のまとめ

【キングダム】蒙毅は史実ではどんな人物?悲劇的な最期とは?

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

蒙毅は、蒙家であるだけあり、軍才も人格もしっかりした人物ですね。軍師として作中でも活躍する時がいつ来てもおかしくありませんね。史実のような流れだとこの先も登場が続くでしょう。

蒙毅は今後成長していくキャラとして要注目の1人ではないでしょうか。