【ワンピース】エドワード・ニューゲート(白ひげ)の残した名言!声優や息子も紹介!

白ひげ海賊団船長であり、かつて“海賊王”ゴールド・ロジャーとも唯一互角に渡り合ったという伝説的な大海賊の白ひげ。過去に多くの歴史を残してきた白ひげ海賊団のエドワード・ニューゲート(白ひげ)を改めて、名言と共に紹介していきたいと思います。

エドワード・ニューゲートの基本情報

【ワンピース】エドワード・ニューゲート(白ひげ)の残した名言!声優や息子も紹介!

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

エドワード・ニューゲートの特徴

異名の由来でもある三日月型の大きな白い口ひげと、常人の数倍の体躯を持つ筋骨隆々の大男であることがとても特徴的です。若い頃(恐らくロックス海賊団にいた頃)はひげを生やしていませんでしたが、フィギュアや一部のゲーム化作品では現在と変わらない立派なひげを持った姿になっています。老齢に加え持病も抱えており、平時は点滴のような管を通し、鼻に呼吸器をはめるなど限界を迎えつつありました。周りに豹柄のタイツをはいたセクシーなナースたちが付き従っており彼を看病していますが、SBSによればタイツは白ひげの趣味だと公開されています。

全盛期から大きく衰えた状態でも覇気も圧倒的であり、実際にシャンクスとの会談の決裂時にはお互いの覇気の衝突によって数百マイル以上の距離にわたって天を二つに裂いてしまう程の衝突を起こしました。頂上戦争では、元大将の青雉に対しては武装色と思われる覇気を纏った薙刀で攻撃していましたが、避けられていました。

他に能力と同時に発生した巨大な「衝撃波」は何マイル先にも及び、三大将全員で漸く弾き返せる程強力です。この「衝撃波」に関しては何故か発生していない時も多々ある上に、後に能力者になった黒ひげが能力を発動した際には一度も発生していません。そのため「衝撃波」は能力によるものではなく覇気によるものであり、白ひげ本人は能力と覇気の合わせ技として使用していたとも考えられています。

エドワード・ニューゲートの性格

白ひげは元々「貧しさ故に天上金を納められず無法地帯と化した島」の孤児の一人であり、その境遇からロックス海賊団在籍時には「家族」を欲していました。一言で言い表すと「ケチ」ですが、白ひげ海賊団を旗揚げした後は自分の船に乗せた男達・配下の海賊達を「家族」として何よりも大切に思い、愛を持って「息子」と呼んでいました。

海のはみ出し者であり孤独の中で生きてきたエースをはじめ、海賊達は白ひげの優しさ・信頼の中で孤独を癒し、白ひげ海賊団の一員となって彼を「オヤジ」と呼び慕い、絶大な尊敬と恩義を抱いています。白ひげもまた、口にこそ出さないが自分のことを「オヤジ」と呼んで慕ってくれる船員達に感謝していました。

なお、傘下の海賊ならともかく自身の船には絶対に戦闘員として女性を乗せないと決めており、女性は白ひげを慕うナース(船医チーム)達のみ乗っています。彼女達も頂上戦争に出向いた際には船からは降ろし戦場からは離脱させていました。部下だけでなく傘下からの人望も厚く、ドーマやマクガイなどの傘下の海賊も白ひげの死には涙を流していました。

そして例え敵に唆されて自らに牙を剥こうとも、その正体が仇敵の実の息子であろうとも、仲間として認めている者にその事を咎めたりするようなことは決してしない性格です。仲間たちもその白ひげの思いを尊重しており、大船団ながら纏まっている統率力は白ひげの人柄ゆえのものと言えるでしょう。戦闘力の高さだけでなく、そういった「決して仲間を裏切ることのなかった内面も伝説の海賊と呼ばれる所以の一つ」だとカポネ・ベッジは認めていました。

その考え方より「仲間殺し」を唯一にして最大のタブーとしておりこの鉄の掟を破ったかつての船員である“黒ひげ”マーシャル・D・ティーチだけは「………てめェだけは息子とは呼べねェな!!」と本人に向けても語っています。

海賊王に近かった男!

【ワンピース】エドワード・ニューゲート(白ひげ)の残した名言!声優や息子も紹介!

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

敵であるロジャーとは何度も戦った仲ではありますが、お互い酒を酌み交わしたこともありました。その際には、ロジャーから「ラフテルへの行き方について教えてやろうか」とも言われていましたが、「聞いても行かねェ 興味ねェからな」と白ひげは返していました。
「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」に近い男と言われてはいましたが、彼は海賊王にも大秘宝にも興味はありませんでした。

この時、「Dの一族が何者なのか」について白ひげはロジャーからその正体を聞いており、死の間際には「“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”は実在する!!!」と言い遺していました。何れにせよ白ひげが海賊王の手前にいたということが明らかになっており、それはこれからの時代にも受け継がれて行くでしょう。

また新世界編では「今の海に王者はいないが、かつての白ひげは王座に付かずそのイスの前に君臨した」とドフラミンゴが語っており、まさに大海賊時代の頂点と呼べる存在だった事が改めて解明されています。

エドワード・ニューゲートの声優

アニメでの声を務めているのは声優の有本欽隆さんです。野沢那智主催の劇団などを経由して現在に至るベテラン声優で、様々なアニメや吹き替えで活躍していました。2019年2月1日に食道がんのため死去し、享年78歳でした。

主な代表作は「PSYCHO-PASS」征陸智己役、「機動戦士ガンダムUC」リカルド・マーセナス役、「イナズマイレブンシリーズ」響木正剛役、「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」パトリック・ザラ役など、数々の有名キャラクターと共に吹き替えや海外アニメなどでも活躍されていました。

エドワード・ニューゲートの名シーン・名台詞

歴代で多くの言葉や圧倒的な存在感を残した白ひげの名シーンを紹介していきます。

バカな息子を ーーーそれでも愛そう…

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

白ひげの”息子”であるスクアードセンゴクの策にはまってしまい、白ひげが自分たちのことを海軍に売ったと思い込み、白ひげのことを刺します。しかしそれは全てが偽りであり、白ひげは”息子”のことを売ってはいませんでした。白ひげは騙されたことで自分のことを刺した”息子”でありましたが、それでも”息子”であるスクアードへの愛する気持ちを変えませんでした。

仲間を大切に思う白ひげの、”息子”たちへの溢れんばかりの愛が感じられるのがこのシーンでした。

さらばだ息子達…………!!

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

若い頃の白ひげは、財宝に興味を持たない”変”な海賊でした。彼が求めたものは”家族”。そして年をとり戦い抜き、命を失う瞬間彼の目の前にはたくさんの息子達がいました。涙を流すたくさんの息子たちに向けた思いを必死に伝える白ひげは、命尽きる前でも息子たちの心配をしていました。

「…許せ息子達……とんでもねェバカを残しちまった…おれはここまでだ。お前達には全てを貰った。感謝している、さらばだ息子達…………!!」と、白ひげの長い旅が終わった瞬間のシーンです。

その海賊人生に一切の”逃げ傷”なし!!!

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

伝説の海賊である白ひげが死んだその時、白ひげの体の前面は傷だらけでした。しかしその背中には一切傷がなかったのです。そしてその死体は死んだ後も倒れることなく立ち続けており、白ひげの生き様が現れた死に姿が見られる有名なシーンとなっています。

「死してなお、その体屈する事なく……頭部半分を失うも敵を薙ぎ倒すその姿まさに”怪物”。この戦闘によって受けた刀傷実に、二百六十と七太刀……受けた銃弾百と五十二発……受けた砲弾……四十と六発………さりとてその誇り高き後ろ姿には…あるいはその海賊人生に一切の”逃げ傷”なし!!!」と語り継がれています。

エドワード・ニューゲートを受け継いでいくのは…

【ワンピース】エドワード・ニューゲート(白ひげ)の残した名言!声優や息子も紹介!

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

白ひげが死んでもなお、息子たちはそれぞれで人生を歩んでおり未だかつて白ひげの存在を感じさせています。白ひげが遺した歴史、意志をしっかりと受け継いでいく「息子」と、これからの海賊時代はどのように変わっていくのか、その展開にも期待していきたいですね。