ゴールディポンドの食幼児達のリーダーであるオリバー は、優れた判断能力の持ち主です。幅広く活躍するオリバーですが、ゴールディポンド狩庭編でのオリバーを中心にご紹介します。
オリバーの基本情報
名前 | オリバー |
性別 | 男性 |
所属 | GV(グランド=ヴァレー) |
認識番号 | A II866-890 |
年齢/誕生日 | 17歳 |
声優 | 不明 |
初登場 | 第68話 こんなもんだよ(単行本8巻) |
オリバーの性格と能力
オリバーは、ゴールディポンドでの生活を回しているチームのリーダーになります。責任感が強く仲間思いな性格です。自分より年上のルーカスに深い恩と尊敬を抱いています。
また、密猟者との最後の戦いでは予期せぬ事態が起こりますが、オリバーは咄嗟の判断で的確に指示を出していきます。仲間からの信用も厚く、先導者としての風格が伺えました。また、緊急事態が起きた時に戦闘配置につかない子供たちが不安にならないように前向きな言葉で安心させます。
オリバーの育った場所、グランド=ヴァレーとゴールディポンド
オリバーがまだ9歳から10歳の頃、高級農園の一つGV(グランド=ヴァレー)から生きたままこのGP(ゴールディポンド)に出荷されました。グランド=ヴァレーはバイヨン卿が出資している御用達の農園でした。ここで暮らすこどもたちの中では一番の古株として知られています。ゴールディポンドにいるほとんどの子供たちはグランド=ヴァレーから出荷されてきたのです。
このゴールディポンドは、エマたちが脱獄した後に目指していたA08-63地点に位置します。この街は音楽が鳴ると金持ちの人喰い鬼が狩りにくるシステムになっています。鬼は人間との約束によって、人間を自由に狩ることができなくなりましたが、それでも昔のように狩ることで新鮮な人間を食べたいと言う鬼たちの”秘密の遊び場”になりました。ここで狩りができるのはバイヨン卿の貴族です。裏ではピーター・ラートリーが関与していました。
バイヨン戦にてオリバー瀕死
バイヨンとの戦いは、自分たちの隠れ場に呼び込みオリバーをはじめとして待ち伏せ攻撃をします。そして留めは、ルーカスの攻撃によって瀕死まで持ち込みました。
そんな中、バイヨンは最後の力を振り絞りルーカス目掛けて自分の腕を刺して殺害しようと抵抗します。その策に気がついたオリバーが先に動いて盾となりルーカスを死守したのでした。オリバーの腹にはバイヨンの鋭い腕先が深く刺さり瀕死状態に陥ります。
オリバー、ゴールディポンドからの脱出
バイヨン戦にてオリバーは深い傷を負ってしまいましたが、見事密猟者を全員倒しゴールディポンドからの脱出に成功します。そしてエマたちの隠れシェルターにて治療に専念することができました。動けるようにまで回復するとユウゴと共にシェルターの外へ食料調達へ出かけていました。
オリバーの恩師、ルーカスとの関係
オリバーがゴールディポンドに出荷されてきたばかりの頃、鬼に襲われていたオリバーを助けてくれたのがルーカスでした。その後も、一緒に戦おうと鬼の知識や銃の扱い方などを教えてくれました。今では、人間の関節を狙い撃ちできるほどに銃の技術は高くなったのです。
この作戦も、ルーカスと共に考え練り上げてきました。戦い方も、仲間の大切さも全て彼が教えてくれたのです。そんなルーカスに対して本物の兄のように、父親のように慕ってきたのでした。
オリバーの名シーン・名セリフ
GP(ゴールディポンド)のリーダー、オリバーの名シーンをご紹介していきます。責任感の強い、オリバーの最後まで諦めず仲間を思う姿は胸が熱くなります。
「俺たちの手でこの猟場を終わらせるためだ!」
エマがやってきた直後に、オリバーがどうしても成し遂げたい目標を伝えます。鬼(密猟者)にとってここでの殺しは全て遊びでした。長い時間ここで生きてきたオリバーは、仲間の死を目の前で何度も見てきました。もうこれ以上、子供たちを誰一人として殺されることなく密猟者を殺し、皆で人間の集落へ逃げることがオリバーの叶えたい真意だったのです。
「置いて行って。ルーカス」
全ての敵を撃破した後、すぐにでもゴールディポンドを出なければならない事態に陥ります。オリバーは負傷者を抱えて全員での脱出は現実的ではないことをわかっていたので、置いて行ってほしいとオリバーが宣言します。この作戦を実行する前から戦闘主要メンバー達は、万が一に備えて話し合っていました。
あくまでもこの作戦は、全員での脱出が本望ではあるが、厳しいと判断した場合には、最大の恩師であるルーカスと他の子供達だけは必ず生かして逃げさせることがこの作戦の最低限の遂行内容として彼らは決めていたのです。
オリバーのまとめ
ゴールディポンドを脱出した後、エマ達と共に生活する仲間になりました。もちろん、そこでもオリバーは主戦力です。今まで過ごしてきた仲間達に加えて守らなければならない存在が増えたオリバーですが、これから先も変わらぬリーダーシップを発揮して最前線で戦い続けていきます。