キングダムに出てくる李斯(りし)はすごい功績と悲惨な最期で泣いた人も多いと思います。
そんな李斯について紹介しようと思います。
李斯の基本情報
李斯の功績を短く言うと政治経済の改革に務め、始皇帝の天下統一・中央主権化をやりとげました。
また、秦国が長年守り続けた「外国人の積極採用路線」に賛成し、能力主義採用をつづけ、秦国の天下統一を助けました。
そして、秦国の中央集権化に尽力し、郡県制度を推しすすめました。
最後に、天下統一の最大の障害だった趙将「李牧」を暗殺しました。
そのほかにも、「焚書」という政権に批判的な学者の著書をもやしました、ということも李斯の発案によるものだといわれています。
李斯は法律家として「韓非子」と並ぶ有名な人物ですが始皇帝の死を隠したり、その後の趙高による専横を許すなど晩節を大いに汚した人物です。
李斯は実在したのか?
調べてみると、生まれた年はわからないですが、紀元前208年に亡くなっています。
ということは実在していたんですね。
李斯の来歴
確実さを重視する生真面目な性格をしており、「法の番人」という異名をもっています。
商人の視点から物事を見ている呂不韋の考えを理解できずに振り回されることが多いです。
呂不韋の相国昇格に伴って左丞相への抜擢を有力視されていたが昌文君に左丞相の座を奪われてしまいました。
1、呂不韋四柱の1人
文官でありながら武将のなみの血の気を発した李斯は嬴政(えいせい)に圧力を与えます。
蒙武が意見を申し述べると「貴様、意味がわかっているのか?」と上から目線でといただします。
2、呂不韋の本心を間違える
呂不韋の送った刺客が暗殺を失敗しました。
李斯は「自分にまかせれば暗殺は成功していた」といった李斯だったが呂不韋は「それのどこがおもしろい」とつられて笑ってしまいます。
3、李牧の男女が不義の交わりを結ぶうわさを問いただす
嬴政陣営が呂不韋の男女が不義の交わりを結ぶという、うわさを流すと仲間の動揺をおさえるために心あたりがないと代表質問する李斯。
呂不韋がまったく動揺しなかったので、陣営を安心するために必要であったとあやまります。
すでに噂の出所をつとめていた李斯は呂不韋からうわさを鎮める任をまかされました。
4、三大宮家の登場にびっくりする李斯
しかし、男女が不義の交わりを結んだという噂をなかなか消すことができない李斯。
大后陣営の敵たちが呂不韋陣営にあらわれたことで「バカな・・・」とびっくります。
動揺が隠せない呂不韋陣営を李斯1人の力ではどうしようもなくなってしまいます。
6、呂不韋の宣言にびっくりする李斯
後宮勢力を取り込んだことは、一方では非常に役に立つが、他方では大きな害を与える危険もあるものではないかと冷静に問う李斯は意に介さない呂不韋をじっと見えます。
7、呂不韋の豪胆さにあせる李斯
名を挙げた大王陣営に権力争いで押し出さすと、やる気のない態度の呂不韋の別宅に呼び出されます。
そこにはすごい人数が集まり、酒池肉林の宴が催されていました。
「なんだ!これは!」と李斯がいいます。
と反応の良さを呂不韋にからわかれた李斯。
びっくりしたのもつかの間、すぐに冷静さを取り戻した李斯は、金の出所を気にしていました。
呂不韋は「自分の財布から出しただけじゃ。」
と聞くと国のお金に手を付けていないことに安心した李斯だったが、呂不韋がどのくらいお金をため込んでいるのか、ということを思います。
李斯の名シーン・名ゼリフ
どのようなものがあるのでしょう。
- 「奏とは主に政に関する提言。戦しか能のない貴様が何の提言か?」
(第10巻 上奏より)
かっこいいですよね。
文官なのに戦井もできる人が言う言葉ですよね。
2、「バカな!刑罰とは手段であって法の正体ではない!
”法”とは願い!国家が国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ!
この全中華の人間にどうあって欲しいのか どう生きて欲しいのか どこに向かって欲しいのか それをしっかりと思い描け!」
(第46巻 地下牢の賢人より)
法を重んじる李斯らしい言葉ですよね。
これも文官らしい言葉です。
法を重要視する言葉だと思います。
李斯(りし)のまとめ
李斯は、ちょっと馬鹿にされたり、からかわれたりするキャラクターのようですね。
でも、法に対してはとてもまじめな方だったんですね。
法を作ったり、政治に批判的な本を出したら燃やしたりと、ちょっと過激な面もありますが、真面目過ぎてちょっと玉に傷かもしれませんが、それ以外はとてもまじめというかまじめすぎるのだと思います。
秦国のことをすごく考え、大切にしているのがとてもわかりました。
また、「キングダム」に限ってはとても喜怒哀楽の激しい人物だと感じました。
驚いたり、激怒したり表情が豊かな人だな、と感じました。
そして国想いの人だな、とも思いました。
漫画で、実在する人物なのに、すごく身近な人に感じました。
政治を批判する人の本を焼いたりと過激な人でありそうですが。