【キングダム】麃公は李牧も脅かす本能型の極み、信に託した盾の意味とは?

麃公です。秦国トップクラスの将軍であり、個性も強いので、キングダムの中でも印象に残りやすいキャラクターの1人でしょう。

王騎を始め、は名将と巡り合いますが、麃公もその1人で、物語の序盤に登場して、信に大きな影響を与えます。

本能型の将軍で、野性味溢れる戦いぶりは、何と言ってもその破壊力が凄まじく、攻撃面に限れば作中トップクラスの活躍を果たします。そういった武将としての生き様がかっこよく、とても人気を集めるキャラクターです。

ここでは、本能型将軍、麃公の人物像、戦いぶりを紹介します。

麃公の基本情報

【キングダム】麃公は李牧も脅かす本能型の極み、信に託した盾の意味とは?

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

まずは麃公の基本情報を簡単に紹介します。

5巻で初登場します。対魏戦において総大将を務める武将として登場しました。これは信の初陣でもあり、どんな将軍なのか、かなり注目が集まるところとなりました。

見た目は、吊り上がった三白眼に、鋭い犬歯が特徴で、他の武将と比べてもかなり凶暴そうな見た目をしています。性格も荒々しく、闘争心が常に表に出ています。大の戦好きで、そのため麃公は常に最前線に身を置き戦に没頭し続けました。

本能型の第一人者で、「武力は自分と五分、軍の強さは王騎軍をも上回る」と、王騎自身が評す程の実力者で、李牧も「本能型の極み」と敵ながら麃公を認めていました。

麃公の史実における情報

麃公は史実にも登場する人物です。

紀元前244年に韓にて、3万の首を斬り、その2年後、政により将軍に任命されるようですが、情報としては、実はこれだけしかなく、謎の多い人物なのですね。しかし、記録から、実力のある将軍であることは察せられます。

そのため、キングダムにおいての麃公は、ほとんどがオリジナル要素でしょう。しかし、戦乱の時代ですから、麃公のような戦好きの荒々しい武将がいたことも想像できますね。

麃公のこれまでの活躍

初登場、5巻

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

魏に対し、麃公が総大将として軍を率いました。蛇甘平原が戦場となりましたが、魏の戦車隊に秦軍は苦しめられる状況が続きました。その状況でも、麃公は動かず、一見、秦兵の無駄死にが増えていく一方のように見られました。しかし、麃公は戦場の中で、小さなきっかけが起きるのを待っていたのです。それが信、キョウカイの戦場でした。信らの伍が戦車隊への対策を見つけ、唯一抵抗していたのです。それは戦局を動かす程の活躍ではありませんでしたが、麃公はその活躍を見逃しませんでした。この信たちの戦場に、全軍騎馬隊を突入させ、一気に攻勢に転じたのです。

麃公の独特な戦い方と、初陣から信やキョウカイの活躍が見られる場面です。

呉慶将軍との一騎打ち

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

7巻にて、麃公と呉慶将軍の一騎打ちが展開されます。麃公軍の突破力は凄まじく、呉慶将軍にまでたどり着きましたが、麃公よりも明らかに武で劣るはずの呉慶将軍は退くことをしませんでした。自分の国を他国に侵略された経験から、侵略者に対し、並々ならぬ因縁を持っていたのでした。しかし、麃公は、そのような因縁は下らぬ私情であるとし、将軍は目の前の戦にどう勝つのかを考えるべきだと諭し、呉慶を迎え撃つ形で一騎打ちに応えました。単純な武力だけでは、やはり両者には差があり、麃公が呉慶をねじ伏せ、戦の勝利を決定させました。

しかし、麃公は負けた呉慶将軍の健闘も称え、それ以上の死者を出すこと無く、戦を終えました。

信との関係

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

初陣を飾ったこともあり、また、合従軍でも同じ戦場だったことから、麃公は信にとっても存在感の大きな将軍であります。麃公というと、戦の夜、仲間と酒を飲むシーンが印象的ではないでしょうか。飛信隊とも酒を飲む機会があり、その時に自らが六大将軍ではなかった理由について、自分の家は戦場であり、戦に勝利し、美味い酒を飲めれば満足だと、信に語りました。信は麃公の将軍としての大きさに感動し、天下の大将軍になったときに、もっと美味い酒を飲ませることを誓いました。麃公は、信の炎の色は悪くないとし、「楽しみじゃのォ」と口にしました。後に信が本能型の将軍いて目覚めることを考えると、この時から既に、信の資質を見抜いていたのでしょうか。

麃公の名シーン

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

キングダムには数多くの将軍が登場し、様々な最期を迎えますが、中でも麃公の最期の死に様は名シーンと言えるのではないでしょうか。

合従軍編の30巻にて、秦側が無警戒だった南道を侵攻した李牧軍を食い止めようとしたのが、麃公軍と飛信隊でした。李牧軍のかすかな気配を察知して、軍を動かした麃公のこの活躍が無ければ、戦争の勝敗自体が変わっていた可能性が大きかったです。時間稼ぎすらも許さぬよう、李牧はすぐに流動という得意の隊形で麃公軍を討とうとしましたが、趙一の本能型武将、慶舎すらも見抜けなかった流動を、麃公は直観のみで破り、李牧の所までたどり着きました。しかし、ここでの誤算が、李牧の元に龐煖が現れたことでした。さらに、麃公と共に動いた兵以外は、流動を抜けないため、実際麃公は寡兵で趙兵に包囲された状態で、龐煖と戦うという絶望的な状況となってしまいました。

しかし、麃公は龐煖の本質的な苦悩をすぐに見抜き、戦場にその答えがあると諭します。一騎打ちの形になりましたが、戦況から麃公は自らの死を悟っていました。援軍に駆け付けようとする信に対し、前進し咸陽へ向かうよう命じ、自分の盾を投げます。信はこれにより、麃公の決断を察します。龐煖に腕を落とされながらも麃公は、瀕死の状態で龐煖の片腕を関節技で折り、致命傷を負わせます。そして「火を絶やすでないぞォ」と信に最後の言葉を告げ、止めを刺されました。背景で燃えていた炎が印象的ではないでしょうか。これほど、戦に全てを捧げ、天晴な死に様を残した武将も少ないです。その点で麃公の名シーンとして有名でしょう。

麃公のまとめ

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

麃公は戦乱の世にふさわしい、豪快で戦好きの武将ですね。王騎とは、またタイプの違うレジェンド的な存在で、今後も活躍が色褪せることがないでしょう。

極端な戦い方をすることで、麃公の戦はどれも印象深いのではないでしょうか。それに人物像も相まって、ファンの多いキャラクターです。

信に本能型の武将としての戦も見せつけ、盾も託したことから、信のこれからの活躍にも麃公の影が映るかもしれません。