「僕のヒーローアカデミア」にてヒーローと対立する、敵連合のリーダーを務める死柄木弔とは一体どんな人物なのでしょうか?
登場回数も多く、様々な一面を見せてくれる死柄木弔のことが大好き、よく知っているという方も多いと思いますが、改めて死柄木弔の性格や個性、名台詞や名シーンまでご紹介したいと思います。
死柄木弔の基本情報
名前 | 志村転弧(しむらてんこ) |
性別 | 男 |
ヴィラン名 | 死柄木弔(しがらきとむら) |
個性 | 崩壊 |
学校・学年(所属) | 敵連合 |
年齢/誕生日 | 4月4日(20歳) |
身長/体重 | 175cm |
声優 | 西山昂輝 |
初登場 | 漫画第11話、アニメ第8話 |
死柄木弔の特徴
ヒーローと敵対する敵連合のリーダーを務めています。
死柄木弔は手の形をしたマスクで顔を隠しており、その隙間から目や口が見えることがありますが、普段はほとんど見えません。黒い服に赤い靴を身にまとい、普段は顔のマスクだけ常に装着していますが、戦闘時には上半身に無数の手の装飾をつけています。体つきは登場するヒーローなどに比べると細身です。
マスクの下の顔には皺が多く描かれ、口周りはカサカサと乾燥していることも特徴です。死柄木弔の過去で幼い頃から原因不明のアレルギーだということが描かれており、よく顔を掻いている場面もあったことから、顔の皺や口元の乾燥はそのせいなのではないでしょうか。その原因不明の痒みは後に、内に秘めた破壊衝動が痒みとして体に知らせていると明かされました。
そして、オールマイトの師匠である志村菜奈の孫であることもわかっています。「
死柄木弔の性格
死柄木弔の性格は常に気怠くてどこか冷めています。苛立つと首を掻く癖があり、機嫌の悪さは凄く分かりやすいです。しかし戦闘になると、用意周到に計画を考え実行する頭脳派であり、曲者揃いの敵連合のリーダーを務めるだけあり、高い知能を兼ね備えている様子です。
性格は公式では子ども大人と書かれています。その背景には、戦闘中などに相手の嫌がることを常に探し、思考回路は幼稚な本質が伺えます。ヒーローに強い憎しみを抱いており、特にオールマイトに対しては社会のごみと形容しています。
基本的には冷たく他人に対しても冷めた性格ですが、死柄木弔なりに敵連合のメンバーには仲間として信頼し心を開いているようで、常につけている手の形をしたマスクを外して話した場面もありました。初登場時に比べて話が進むごとに緑谷出久らのように、精神的に成長していっているところも魅力の1つです。
死柄木弔の個性
死柄木弔の個性は崩壊です。その名の通り5本の指で触れた人や者を崩壊させる個性です。触れられた部分から徐々に崩れていき跡形もなく塵にできます。その早さは人間ならば1分以内との情報もあります。個性の対象は生物か非生物なのかは関係なく幅広い範囲に適応可能です。
適応範囲が広い故に、条件が揃えば強制的に発動してしまうため、何かを持つときは常に指を1、2本話して持つことが癖になっているようです。5本で触れられないような個性が相手だと上手く実力を発揮できません。
死柄木弔の覚醒
異能解放軍の戦士との戦闘にて死柄木弔が覚醒しました。その内容は個性の性能が成長したことと、本来のものへと復活したことです。これを機に5本の指で触れなくても個性が発動できるようになり、崩壊している物と接している物も崩壊を始めるなど、個性の効果が広範囲になりました。
一見無敵に見えるこの個性ですが、覚醒した個性を発揮すると自身の腕がボロボロになってしまうなどの影響があることも判明しました。死柄木弔本人も、これじゃ無敵とは言えないと述べていました。この弱点さえなければ、無敵といってもいいほど強力な個性です。
この時まで触れた物のみに発動していた個性ですが、それは死柄木弔の不安定だった精神的な物が影響し、無意識にブレーキをかけていたということも分かりました。
死柄木弔の過去
死柄木弔の生まれた家ではヒーローの話をしてはいけないという、父親の決めた厳しいルールがありました。そのルールを破るとお仕置きとして外に締め出されたりと厳しく育てられていました。それは、5歳の死柄木弔にまだ個性が出ていなかったため、父親なりにヒーローを目指すと不幸の原因になると心配してのことでした。
そのストレスが爆発してしまった勢いで個性が出現し、家族を殺めてしまいました。その後AFOに拾われ、教育により精神が歪められ、この世の全てに対し苛立ちと嫌悪、元から内に秘めていたであろう破壊衝動を表に出す危険な人物になってしまいました。家族を殺めてしまったショックのせいか拾われる以前の記憶はほとんどないようです。
死柄木弔の声優
死柄木弔の声は、内山昂輝さんです。劇団ひまわりに所属し、埼玉県生まれの声優、俳優さんです。
代表作はアニメでは、2014年~2020年「ハイキュー!!」の月島蛍、2015年「六花の勇者」のゴルドフ、2019年「ナカノヒトゲノム【実況中】」の忍霧ザクロがあります。ゲーム作品では、「キングダムハーツ」シリーズのロクサス、「ブキガミ」のシデンがあります。他にも映画の吹き替えなど数多く演じました。
死柄木弔の名台詞・名シーン
ここでは、死柄木弔の名台詞や名シーンについて解説させていただきます。
「子供を殺せば来るのかな?」
オールマイトを倒すための襲撃であったのに、オールマイトがいないと知ったときに死柄木弔が言った言葉です。敵連合の仲間以外にはとことん冷めている死柄木弔の何とも冷たい台詞です。
「お前が費やしてきた努力はさァ、俺のもんになっちゃったよ」
ひとまず手を組むとしたオーバーホールに対し、最後の最後にはオーバーホールの腕を崩壊させて使えないようにし、必死に研究した個性を殺す薬も奪い取った死柄木弔。相手の嫌がることを常に考えているので、オーバーホールにとっては絶望的だったでしょう。
「誰が為に振るう暴力は美談になるんだ、そうだろ?ヒーロー?」
よく考えれば同じく暴力を振るっているのに、ヒーローだけが美談になるということに、違和感を感じているのかもしれません。ヒーローが嫌いな死柄木弔らしい台詞です。
死柄木弔は冷たいけど実は仲間思いの、敵連合の若きリーダー
初登場時から現在にかけて、精神的にどんどん成長していく様子は敵でありながらも、何故か見守ってしまうという方も多いのではないでしょうか。