吉野順平は、人間でありながら呪力を持つことになったキャラです。その理由や背景が人間臭く、現実にもありそうなので紹介していきたいと思います。順平の生き様を知ることで、考えさせられることもあるでしょう。
吉野順平の基本情報
名前 | 吉野順平(よしのじゅんぺい) |
性別 | 男 |
家柄 | 無し |
階級 | 無し |
使用する技・術 | 式神「澱月」 |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 山谷祥生 |
初登場 | 第19話「幼魚と逆罰」 |
その他 | 母親と二人暮らし |
吉野順平の特徴
いじめられっ子
吉野順平は、通っている高校でもいじめられる存在でした。それも余計な一言をついつい口にしてしまうことがあるから、同級生を怒らせて、きっかけを自ら作ってしまうというところがあります。
いじめる不良に対抗できるほどの身体能力も無ければ、特異な力もないので、相手に暴力を振るわれて、何もできません。
映画好き
順平はB級映画が好きで、同級生でもその良さの分かる友達と集まって話すほど。しかし、万人受けするものではないので、分かる人間にしか分かりません。虎杖とも映画をきっかけに仲良くなるのですが、映画について話す順平はキラキラ目が輝いているようです。
スリルと平穏の間に悩む
順平は、怖いもの満たさのようなものがあり、同級生が真人に殺された時に真人に興味を持ってついていきました。並の人間なら怖がって近づきたくもないのでしょうが、順平はその感覚が麻痺しているようです。
しかし、その一方で母親と平穏に過ごす家庭に対して満足しているところもあります。危険な状況に飛び込みたいという欲求と、平穏な日々を送りたいという葛藤が順平の心の中にあるのでしょう。
真人に与えられた力
真人に関わったことにより、順平は呪力を身につけることになります。その能力は、自ら生み出した猛毒を操るというものです。いじめっ子に対して一瞬だけ発動するのですが、僅かな毒でも左腕が一生使い物にならなくなったので、威力はかなりのものと言えるでしょう。
悲しい最期
順平は、真人と深く関わってしまったことで、呪力を身につけ、母親の死をきっかけに復讐を決意。そして、同じ学校の人間を次々危険にさらすことになってしまいます。
虎杖は必死に順平を止めようとするのですが、順平は真人によって改造人間にさせられます。元の人間に戻ることができずに死にました。
吉野順平の性格
理不尽なことを許せない
いじめられっ子に対して順平は、理不尽なことをされるのですが、それに対して黙っていません。正論をつい言葉に出してしまうので、更に反感を買っていじめられてしまいます。どこか正義感のようなものがあり、言わずにはいられないという性分のようです。
自分で決められない
順平は進んで真人に近寄り、呪術と関わろうとするのですが、どこか吹っ切れない様子。悪になりきれない悪のような立ち位置のような感じです。
虎杖との出会いによって迷いもあるのですが、母親が死ぬことで吹っ切れるようになります。それが無ければ、止めようとしていたので、自分ではっきりと決められない性格のようです。
吉野順平と真人の出会い
順平と真人の出会いは、映画館の中でした。順平は学校をさぼって映画館に行くと、そこへいじめっ子の同級生が3人が…バレないように後ろで映画を見ていると、同級生が大騒ぎを始めます。
それを見ていた真人がその同級生3人を一瞬で改造人間にして殺してしまいました。一部始終を見ていた順平は、真人に興味を持ち、後をつけて話しをすることになります。そこから、呪術と深く関わっていくことになるのです。
吉野順平と虎杖悠仁の関係
虎杖は、映画館の事件から術師が殺しに関わっていることで、調査をすることになります。そこで、映画館にいた順平が怪しいということになり、近づき話しを聞くことに。
それから共通の映画の話題で盛り上がり、仲良くなりました。そして、順平の家に行って夕食を一緒に取るほどの仲になります。
吉野順平の声優は、山谷祥生さん
吉野順平の声優を担当しているのは、山谷祥生さんです。
順平以外にも「アイドルマスター SideM」の蒼井享介、「一週間フレンズ。」の長谷祐樹、「雨色ココア Rainy colorへようこそ!」の古賀ニコラ、「暗殺教室」の杉野友人、「盾の勇者の成り上がり」の川澄樹、「ももくり」の沢口理人、「レーカン!」の山田健太、「みりたり!」の矢野宗平なども担当しています。
吉野順平の名シーン・名セリフ
順平には皮肉なセリフや絶望を感じさせるセリフがあるので紹介していきます。
「無関心こそ人間の行き着くべき美徳です」
真人との会話でのセリフですが、順平という人間がよく分かる一言です。そして、このセリフと矛盾している行動をしているのが順平なので、人間とはそんな単純ではない!ということを思い知らせてくれます。
「母さんも僕も人の心に呪われたって言うのか」
虎杖との最後の会話になってしまった時の順平の言葉です。復讐するために術師になってしまったことを後悔しているのですが、それが必然だったことに絶望してしまった順平の気持ちを表しています。
救われない存在だからこそ、グッとくるセリフと言えるでしょう。
吉野順平は救われないキャラ
吉野順平は、最初は興味本位で真人に近づき呪術との関係を深めていきます。そして、復讐のために呪術を使うのか?ということを踏みとどまりそうになるのですが、母親の死をきっかけに気持ちが爆発。
結果、真人により改造人間にさせられ死んでしまいました。救えそうで救えなかったのが順平で、虎杖も後味が悪そうでした。