石火矢衆の基本情報
名前 | 石火矢衆 |
性別 | 男 |
年齢 | 20,30代が多い |
石火矢衆の始まり
石火矢衆は、文字通り石火矢を使う隊のことであり、エボシ御前によって編成されました。とある山にものすごく大きなナゴの守と呼ばれるイノシシがいました。そのイノシシはこのあたりのヌシだったで、誰もも山に近寄れない程に周囲の人間に恐れられていました。お宝の山を見ながらも人間は手を出せずにいました。
そこ何人ものタタラ師がここを狙うものの、全てやられてしまいます。それでも村の稼業では山を削って木を切るものなので、山の主が怒り出します。そこへ食い止める為にエボシ御前が石火矢衆をつれて現れたのがきっかけとなります。
石火矢衆の特徴
石火矢衆は一貫して同じ格好をしているのが特徴的ですぐに石火矢衆であると確認することができます。オレンジに染められた下は太ももの途中程度で腕も七分丈程度の長さの羽織りのような着物を着ています。靴も草履で統一されています。白い頭巾を頭に巻き、目の部分だけが布から出るようになっています。剥きでた腕と膝下には同じ色の布をサポーターの様に身に着けています。石火矢を使うことを考えて動きやすい服装にしてあるのだと思われます。特に腕や脛は石火矢を使う時により使いやすいように考えられた結果、そうなったのではないでしょうか。
石火矢衆の仕事
タタラ場や町を守る警備隊としての役割を担っていて、米や鉄といった物資の運搬の時にも護衛をしています。山に住んでいるサンは町の人からはもののけ姫と恐れられており、その為に指示を受けて柵を固めています。その時には門番の仕事もしています。町にやってきた侍にもエボシ御前の指示で次々と石火矢を放ち、侍達を震え上がらせます。
石火矢衆はエボシ御前の配下に入ると共に、エボシ御前の手下であるゴンザの指示にも従います。シシ神の首をとろうとしたエボシ御前にもついて行きます。実はアシタカが呪いにかかる経緯となったナゴの守を傷つけてタタリ神にしたのもこの石火矢衆でした。
しかし、石火矢の管理をしている場面はあまり見られません。代わりにタタラ場のエボシ御前の庭の方に新しい石火矢の製造を任せられた人々がいます。彼らは身体中を包帯に覆われたハンセン病患者なので、石火矢衆の仲間ではありません。石火矢衆や町の人々が石火矢を使えるようになってるのハンセン病患者のおかげです。
石火矢衆の正体
そもそも師匠連から連れてこられた石火矢衆であり、金も時間も十分に注ぎ込んだ40人を貸し与えられたようです。そのことから石火矢衆は村の者ではない為、エボシ御前は今は頼りになっている石火矢衆もいつかは敵になるかもしれないと危惧しています。その石火矢の使い方といった知識は村やタタラ場の人々にも伝わっていそうですね。
石火矢衆の声優
石火矢衆は1人ではない為、声優も複数いるはずなのですが、明確に石火矢衆役として名前が載っている訳ではないので誰がどの石火矢衆の声を担当していたかなどは定かではありません。石火矢衆は男性ばかりなので、声の出演に載っている何人かの男性の方が声を担当されていると思います。
石火矢衆の名台詞・名シーン
石火矢衆の名セリフと名シーンについて解説していきます。
「敵にしとうありません。どうかお戻りを」
双方を気絶させたことでエボシ御前とサンの争いを止めたアシタカが、サンのみを連れて町から出ようとしますが、門番をしていた石火矢衆がそれを止めます。許しがなければ門を開けることはできず、仲間を助けてくれたという恩を石火矢衆がアシタカに感じているので敵にもしたくないという思いが分かります。
石火矢を打って獣を仕留めたり、町を守る為に侍に石火矢を向けたりする石火矢衆もやはり人間なので、恩義を感じることもあるようです。
「エボシさま、戻りましょう」
森にシシ神を狩りに行く為に、エボシ御前が石火矢衆と男を引き連れて行っている間に、町やタタラ場がその隙に襲い、女達が粘っていたことをアシタカが伝えました。その時の石火矢衆の1人の台詞です。ここで戻ることはエボシ御前がシシ神を倒すのではなく、侍を殺しに行くことになりますが、女達は確実に救えます。しかし、エボシ御前は女達には備えさせてあるといって、石火矢衆の言葉に耳を傾けませんでした。
たくましい石火矢衆
エボシ御前に仕えるものの、ただ単に自由に石火矢を放ったりもののけを殺したりするというだけの存在ではありませんでした。主には侍やもののけから村を守るという仕事を果しました。
また、時にはエボシ御前の身を案じ、恩義を感じたアシタカのことを止めようとする場面がありました。そんな石火矢衆の姿を映像で確認してみたいという方は今一度「もののけ姫」を観てはどうでしょうか?