海賊王ゴールドロジャー。それはワンピースにおける伝説の大海賊。
そんな伝説の海賊の船に乗っていた人物が作中には何人か出てきます。
ルフィの大恩人であり憧れの人物でもあるシャンクス、序盤の強敵バギー、海賊王の右腕レイリー。
そんな個性豊かな海賊王のクルーの中でも現在急速に株を上げてきているのが今回紹介する船医のクロッカスです。
初登場時こそあまり強そうな雰囲気はなかったクロッカスですが過去回想で描写がある度に強さが盛られています。
では今回はそんなクロッカスがどんな人物だったかを印象的なシーンと一緒にご紹介していきます。
クロッカスの基本情報
名前 | クロッカス |
年齢 | 73 |
身長 | 203cm |
誕生日 | 6月4日 |
出身地 | グランドライン |
所属 | 元ロジャー海賊団 |
覇気 | 見聞色 |
声優 | 納谷悟朗さん |
クロッカスは現在双子岬にて灯台守をする老人です。かなり自由気ままな人物ですが、ある人物達から預かったものを守るためには自身の身を犠牲にしてでも守るなど義理堅い一面もあります。
実はあの海賊王のクルーの一人!当時は覇気も扱えかなり強かったようです。
クロッカスの登場シーン
クロッカスの初登場はグランドライン突入編。
アイランドクジラのラブーンに飲み込まれた麦わらの一味がその体内で出会った老人がクロッカスでした。
当初は一味とも険悪になりかけましたが、ラブーンを命がけで守ったことで誤解が解けます。
その後は一味にラブーンの事情やグランドラインの厳しさを伝えるなどアドバイスをします。
旅立つ一味に向け意味深な発言をするなどこのころから只者ではない雰囲気はありましたね。
以降は回想にて度々登場。0巻では自らも武器を持って戦うなど武闘派な一面も見せました。
和の国編のおでんの回想にも登場します。ロジャーの飲酒を注意するシーンもあったりかなり親しげだった様子。
伝説を生きた元船医!実はかなりの武闘派クルー!?
クロッカスはかなり初期の方からワンピースに出ている登場人物です。
しかし初登場時は老人でさらに元船医とのこともあり戦闘能力は低いものと考えられていました。
ですが近年の展開でロジャー海賊団についての新情報が明らかになるとクロッカスも実はかなり強いのではないかと噂されるようになるなど読者からの印象が一気に裏返った人物でもあります。
実際あの金獅子のシキとの決戦の時には、自ら槍のようなものを持ち戦いに行くなど当時の読者の予想を裏切る姿を見せたことも。
更に次のおでんの回想ではまるで副船長に次ぐ位置に立っています!!これまたクロッカスが相当な強さを持っているという説の信憑性が上がりました。
残念ながら具体的に戦ったシーンは無いのでどれぐらい強いのかは不明ですが、少なくとも新世界にも通用するレベルの実力を持っていることは確かでしょう。
ルンバー海賊団との誓い!ラブーンを見守り続ける男
クロッカスを語る上で忘れてはいけない要素に、とある海賊団との約束でラブーンというクジラを見守り続けているというのがあります。
そのとある海賊団というのは、現在麦わらの一味に所属しているブルックが副船長を務めていたルンバー海賊団!
現在と同じように双子岬に住んでいたクロッカスはグランドラインに突入したルンバー海賊団と交流をかわします。
その時に託されたのがラブーンでした。彼らはまだ子供だったラブーンを危険なグランドラインの航海に連れていくことを良しとせず、「グランドラインの航海を終えて帰ってくる」という約束を残しクロッカスにラブーンを預けました。
しかしながら皆様もご存知のようにルンバー海賊団は全滅。ヨミヨミの実を食べたブルックを除き全員が死んでしまいました。
実はクロッカスが一時期海賊王の船に乗っていたのもルンバー海賊団がどうなったかを探るため。という理由があったりもします。
それから現在に至るまでクロッカスはラブーンを見守り続けています。来るはずもないルンバー海賊団を待ちながら。
声優は納谷悟朗さん
クロッカスの声優は納谷悟朗さん。初代銭形警部で有名で声を聴けば「あっこの人か!」とすぐに分かるかと思います。
残念ながら納谷悟朗さんは2013年3月5日に亡くなっています。長期アニメの宿命とは言え既存の人物の声優さんが亡くなるのは悲しいですね。
クロッカスの名シーン・名言
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- やめておけ……死人が出るぞ
- (誰が死ぬかという問いに答えて)私だ。
クロッカスの人柄が分かる一コマ。
しかしながら今見るとかなり印象が変わります。
果たして当時の麦わらの一味に元海賊王のクルーを倒すことが出来たでしょうか?
当時見習いだったバギーは例外として、クロッカスは当時からバリバリの武闘派でした。
妄想にすぎませんが、実際に戦ったとしたら”死人が出る”のは確実だったでしょうね。
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- あいつらは…… 我々の待ち望んだ海賊達だろうか……何とも不思議な空気を持つ男だ
- なぁ…… ロジャーよ
麦わらの一味を見送った時のセリフです。
ここにはいないロジャーに語り掛けるような印象で今でもたびたび話題に話題に上がるセリフの一つでもあります。
「我々が待ち望んだ」とは一体に何を待っていたのか?
物語が進めば意味が分かってくる言葉でしょうし、ワンピースの物語が核心に迫ってきた今だからこそ注目したいセリフですね。
実はこれと似たような発言を白ひげも死に際に残しておりロジャーが何を待っていたのかは、当時ロジャーと親しかった人物には周知の事実のようです。
- 飲みすぎだロジャー!!ちったぁ控えろ!!
おでんの回想の時の一コマ。
海賊王相手にもかなり砕けた印象がありつつも、船医としてロジャーの健康をどうにか守るという気概が見て取れる場面です。
しかし船医とはいえ1クルーが船長にこんな軽口を叩けるなんて。ロジャーの船はかなりいい雰囲気だったようですね。
クロッカスは約束を待つ灯台守にて物語の核心を握る隠れた重要人物!?
クロッカスは初登場時こそただの海賊王の元クルーでしたが、後々に作中の回想などで読者からの見方が変わった面白いキャラです。
恐らく最終回付近で再登場してくれるんじゃないでしょうか?
グランドライン一周を成し遂げ麦わらの一味が双子岬に戻ってきたその時こそ一味がラブーンと交わした約束、そして50年前に散ったルンバー海賊団の無念が晴らされる瞬間なのですから。