イーサン・本堂って誰?と思う人もいるのではないでしょうか?登場回が少なく、詳細もあまり描かれていない、イーサン本堂。
今回は、謎の多いイーサン・本堂が一体何者なのか、登場回を含め紹介していきます。
イーサン・本堂の基本情報
年齢 | 不明 |
家族構成 |
妻:名前は不明 娘:本堂瑛海 息子:本堂瑛佑 |
職業・所属 |
中央情報局(CIA)の諜報員 |
見た目と性格 |
無口で用心深い |
声優 |
小山力也 |
イーサン・本堂の妻は?
『赤と黒のクラッシュ 血縁』で、奥平家の家政婦として住み込みで働き、息子である、瑛佑を育てていたことが判明しています。しかし、名前などは不明で、後ろ姿でしか登場していません。
『赤と黒のクラッシュ 侵入』では、瑛佑が実は白血病で、手術をしたという看護師の発言と共に、回想でその姿がはっきりと確認できます。
物語の10年ほど前に病気で亡くなっています。
娘は本堂瑛海(ほんどう ひでみ)
イーサン・本堂の娘である本堂瑛海は、水無玲奈(みずなし れな)という名でアナウンサーをしていましたが、実は中央情報局(CIA)の諜報員で、スパイとして黒の組織に潜入し、「キール」というコードネームで呼ばれていました。
息子は本堂瑛佑(ほんどう えいすけ)
イーサン・本堂の息子である本堂瑛佑は、帝丹高校に転校してきた男子高校生で、蘭や園子の元クラスメイトです。
母親が亡くなった後、イーサン・本堂に引き取られしばらく大阪で一緒に暮らしますが、イーサン本堂が海外に行ったあとは、知り合いの家で暮らしています。
『赤と黒のクラッシュ』は、瑛佑が行方不明の姉を探すため、姉とそっくりな水無玲奈を探し始めるところから、物語が始まっています。
その後、CIAに入るべく渡米しています。
イーサン・本堂とは一体何者?
イーサン・本堂とは、中央情報局(CIA)に所属していた諜報員です。
そのことが判明したのは『黒い写真の行方』で、服部平次が大阪で水無玲奈について調べていた時。
実際にわかったことは、瑛佑が幼い頃によく父である、イーサン・本堂に連れられ、大阪のお好み焼き屋に来ていたということでした。
また、たまに仕事仲間と来ていましたが、そのメンツが毎回違い、半分以上が外国人でイーサン・本堂を含め、全員が黒い服を着ていたことが、お好み焼き屋の店長の証言からわかっています。
お好み焼き屋の元店長と、イーサン・本堂は馬が合い、店を閉めたあとによく話していたと現店長から聞きますが、元店長は亡くなっており、コナンは、その孫である西郡宗平(にしぐん そうへい)に話を聞きに行きます。
西郡のカメラを、幼い瑛佑がいじったことで撮られていた、イーサン・本堂の写真から顔が判明します。また、西郡は、「この人は、会社員。カンパニーに雇われている」と元店長である祖父に聞かされたと言っています。
そして、西郡の友人からは、イーサン・本堂が仕事仲間に「いよいよ潜る」と発言しており、仲間からは「good luck」(健闘を祈る)、「no pain,no gain」(痛みなくして得られるものはない)と声を掛けられていたと証言しています。
その時にいた仕事仲間は3~4人の外国人で、黒い服を着ていたこともわかっています。
そして『赤と黒のクラッシュ 昏睡』、ジョディからの情報で、イーサン・本堂は、日系二世のアメリカ人で30年前にCIAに入った諜報員であること、その3年後日本に入国し、結婚。そのまま潜伏していたということがわかります。
物語の4年前に亡くなっています。
イーサン・本堂の見た目と性格
『黒い写真の行方』で、イーサン・本堂が仕事仲間とお好み焼き屋を訪れる度に、坪内、石川と名前が変わっていたということ、写真に撮られるのを嫌がっていたうえ、無口だったことから非常に用心深い性格であることがわかります。
イーサン・本堂と黒の組織との関係
CIAのスパイとして、黒の組織に潜入していました。
『赤と黒のクラッシュ 遺言』で、玲奈からイーサン・本堂の死の真相が語られます。
イーサン・本堂が、組織の次の取引場所に下見に来ることを聞いていた玲奈は、新しい諜報員を紹介するために取引場所である、横浜にある倉庫で、イーサン・本堂と落ち合います。
その際、玲奈に仕掛けられた発信機を見つけ、ジンの車のエンジン音に気づいたイーサン・本堂は、銃で玲奈に傷をつけ「耐えろ。こうするしか助かる術はない…お前がな」と言いながら、その銃を玲奈に握らせます。玲奈が、CIAのスパイであることを隠し通すためイーサン・本堂は行動します。
イーサン・本堂は筋書きを伝えながら、玲奈に銃を握らせたまま引き金を引き、自ら死を選びます。
イーサン・本堂の名前の由来は?
イーサン・本堂の名前の由来は、『ミッション:インポッシブル』シリーズの主人公「イーサン・ハント」と、『007』シリーズの主人公「ジェームズ・ボンド」
◇イーサン・本堂の声優は小山力(こやま りきや)さん
声優としてのデビュー作は、アメリカのNBCで放送された、テレビドラマシリーズ『ER緊急救命室』。デビュー当初、吹き替えが中心に活動されていましたが、2000年以降はアニメやゲームなどにも多く出演されています。
2009年には、神谷明さんの降板により『名探偵コナン』の毛利小五郎役に抜擢され現在、二代目毛利小五郎を担当されています。
『うたわれるもの』ハクオロ役、『Fate/Zero』衛宮切嗣役、『キングダム』王騎役など、数多くの主要キャラクターを担当されているほか、洋画吹き替えにも多数出演されており、ジョージ・クルーニーやキーファー・サザーランドの吹き替えは、現在に至るまでほぼ専属で担当されています。
俳優、声優、舞台役者と、多方面で活躍されている声優さんです。
イーサン・本堂の名シーン
イーサン・本堂が登場するシーンを紹介します。
娘を守るために
娘である玲奈にを必死に守ろうとする、イーサン・本堂。その必死さから本当に大切に思っていることがわかるシーンです。
イーサン・本堂の最後の言葉
「諦めるなよ瑛海。待ち続ければ必ず見方が現れる。俺の代わりに任務をまっとうしろ!」
イーサン・本堂が引き金を引く直前に、玲奈に言った言葉です。登場回は少ないものの、このシーンだけでも十分に印象的ではないでしょうか?
イーサン・本堂のまとめ
イーサン・本堂について紹介しましたが、作中では、回想シーンでしか登場していないため、やはり汲み取れる情報が少ない人物だということがわかりました。
ですが、娘である水無玲奈を守るために、自ら死を選んだことから、子供思いの優しい人だったことがうかがえます。
「子を守り、自ら命を絶つ」父親の鏡ではないでしょうか?
今後、注目となってくる黒の組織の行動。どのような展開になるのか楽しみです。