ぽっちゃりした体型と、ネクタイをせず、上着の下にセーターを着ているのが特徴的な千葉和伸。
江戸川コナンら少年探偵団が通う帝丹小学校のOBで、警視庁捜査一課強行犯捜査三係の巡査部長です。
警察関係者からは千葉君と呼ばれることが多く、仲のよい少年探偵団からは千葉刑事と呼ばれています。千葉和伸に限ったことではないですが、小嶋元太からは呼び捨てにされる場面があり、格下に見られているようです。
原作では高木刑事と同期だったのですが、アニメでは後輩に設定され登場する頻度も多くなっています。
親しみやすく、憎めない性格である千葉和伸を紹介していきます。
千葉和伸の基本情報
性格や見た目などの観点から、千葉和伸がどんな人物なのかを紹介していきます。
| 性別 | 男 |
| 年齢 | 24歳～25歳 |
| 見た目 | ぽっちゃり |
| 職業・所属 | 警視庁捜査一課強行犯捜査三係 |
| 家族構成 | 兄 |
| 好きなもの | 特撮・アニメ |
| 声優 | 声優 千葉一伸・愛河里花子（子供時代） |
見た目や性格
ぽっちゃりした体型で親しみを感じやすく、温厚で優しい性格の持ち主。
正義感が強く規則にうるさい反面、自宅アパートの部屋が散らかっていたり、寝坊をして遅刻するなど、ずぼらな一面もあるようです。そのため、自宅に置いてある時計を少し進めて遅刻対策をしています。
高校時代は柔道をしていましたが、足は遅いようで、犯人を追いかける際に自分の後ろから追いかけていた高木刑事に追い抜かされるという場面もあります。
好きなもの
特撮、アニメオタクであり、仮面ヤイバ―の大ファン。大怪獣ゴメラも好きで、自宅に関連グッズを大切に飾っています。
少女探偵漫画「ラブリーミステリー」にハマっていましたが、作中で原作者が逮捕されてしまいます。
アニメでは千葉和伸は登場していないので、反応がわからないのが残念ですが、さぞかしショックを受けたことでしょう。
特撮・アニメに熱中する様子は、上司である目暮警部から呆れられるほどです。
食べることが好きとされている千葉和伸ですが、作中では食事シーンはそれほどないようです。
好きな人
千葉和伸には小学校時代の同級生である三池苗子に片思いをしており、少年探偵団の協力のおかげで両思いだったことを知ります。
しかし、彼女は小学生の時に引っ越しており、両思いだったことを知った千葉和伸は、その日に行われる同窓会に初恋の人が来ると聞いていたため、会場に向かいます。
そこで同級生の一人から、彼女が急用で来れないことを聞かされます。
結婚でもしたんじゃないの？という同級生の発言でフラれたとショックを受け、とぼとぼ歩き、すぐに戻ってくるつもりで止めていた車に戻ります。
駐車禁止違反をしていた千葉和伸の車は、婦警に取り締まりを受けてしまいます。
その取り締まりをしていたのが、初恋の相手である三池苗子でした。
しかし、彼女が引っ越した後、会っていないこともあり、千葉和伸はその婦警が初恋の相手だということに気づきません。
その後、彼女が警視庁に転属になり、何度か現場で居合わせるも、気づかないという鈍感さ。女性警官を狙った連続殺人犯に監禁された三池苗子を助け、病院に連れていく際に思い人だということに気づきます。
千葉和伸の声優
千葉和伸の声優は千葉一伸（ちば いっしん）さんです。
千葉和伸の名前や容姿は、声優の千葉一伸さんがモデルになっており、千葉一伸さんの本名、千葉一伸（ちば かずのぶ）と一字違うものの、同じ読み方になっています。
容姿も同じだったようですが、作中でダイエットに成功したにも関わらず、リバウンドしてしまった千葉和伸とは違い、ダイエットに成功して現在の容姿は変わっているようです。
デビュー時期は不明ですが、1990年以降から数多くの子供アニメに携わっており、様々な脇役をこなすほか、活舌が良いことから代役としてアーケード格闘ゲームの追加収録部分でリフを務めるなどされています。
また、千葉和伸が子供時代のエピソードでは、愛河里花子（あいかわ りかこ）さんが声優を担当されています。
子役時代を含め長いキャリアを持つ、愛河里花子さんのアニメ声優デビュー作は、『三丁目の夕日』三郎役です。
早口言葉を特技に持ち、ポケットモンスター8代目のEDテーマを歌ったり、様々な場面で特技を活かして活躍されています。
千葉和伸の名シーン・名言
千葉和伸の名シーンや名言にはどのようなものがあるのでしょうか。いくつか紹介します。
お前刑事だろ？刑事なら時効ギリギリまで、ホシを追い続けろよ！！
男らしく、刑事らしい発言ですが、どのような場面なのでしょうか。
警部補である佐藤美和子がお見合いをするところから始まります。佐藤美和子といえば高木刑事が思いを寄せている相手。
いくつかあるお見合い写真の中から、美和子が写真を見ずに選んだものでしたが、偶然にも、お見合い手は同じ刑事である白鳥刑事でした。
白鳥刑事は、高木刑事が美和子に思いを寄せていることを知っており、冗談で、ある賭けを美和子に持ち掛け、美和子はその賭けに乗ってしまいます。タイムリミットは日没。
高木刑事は、美和子と親友関係である、婦警の宮本由美から送られてきたメールに気づかず、由美から確認の電話を受けます。
その途中でコンビニ強盗が発生し、美和子がお見合いをしている事実を知らないまま、電話を切ってしまいます。
一方、由美から美和子がお見合いすることを聞いて、お見合い会場に様子を見に来ていた、毛利蘭と鈴木園子。
ふたりについてきていた江戸川コナンが、変声機を使い工藤新一として、高木刑事に美和子のお見合いの事実を告げます。そして、携帯越しに高木刑事に助力します。
無事コンビニ強盗犯を捕まえ、近くにあるお見合い会場に向かおうとしますが、隙をみて犯人が逃走します。
再度犯人を追いかけ確保しますが、すでに日没。諦めかけていた高木刑事に千葉和伸が言います。
「お前刑事だろ？刑事なら時効ギリギリまで、ホシを追い続けろよ！！」
この言葉に高木刑事は走り出します。
力強いセリフが印象に残ります。
オレが見てるよ！自分だって見てる！
「オレが見てるよ！自分だって見てる！一度自分を甘やかしてルールを破ると癖になっちゃうんだぞ！癖は止めようと思っても止められないんだぞ！お前、そんなこともわかんないのかよ！？」
千葉和伸と三池苗子の子供時代、下校中に信号無視をしようとする三池苗子に向けて言ったのが「オレが見てるよ！自分だって見てる！一度自分を甘やかしてルールを破ると癖になっちゃうんだぞ！癖は止めようと思っても止められないんだぞ！お前、そんなこともわかんないのかよ！？」このセリフです。
三池苗子を泣かせてしまいますが、子供の頃から正義感が強いことがわかります。
大人になっても変わらず、同じようなセリフを言っている場面もあり、刑事であることに納得できます。
千葉和伸のまとめ
千葉和伸は子供の時から優しい性格と強い正義感を持っていて、男らしい一面がありました。鈍感ではありますが、アニメ登場回が増えていく中で三池苗子との関係がどうなっていくのか、刑事としての活躍にも注目です。
