【風の谷のナウシカ】主人公ナウシカの名シーンまとめ!相棒のテトとの関係は?

2019年12月に、日本の伝統文化である歌舞伎での公演も決定している「風の谷のナウシカ」

宮崎駿監督の作品の中でも、知らないという人はいないのではないでしょうか。

日本だけではなく、世界中で愛され続ける永遠の名作である「風の谷のナウシカ」の主人公ナウシカについて、名シーンと名セリフを交えながら紹介したいと思います。

ナウシカの基本情報

【風の谷のナウシカ】主人公ナウシカの名シーンまとめ!相棒のテトとの関係は?

(C)スタジオジブリ

ナウシカの基本情報をまとめていきます。

声優 島本 須美
性別 女性
年齢 16歳
出身 風の谷
地位 風の谷の姫
特技 メーヴェ(凧)

それぞれの項目についていきましょう。

ナウシカと風の谷の民たち

ナウシカは風の谷の族長ジルの末娘になります。

母親と、10人いた兄弟はみな腐海の毒に侵され亡くなってしまっておりナウシカだけが生き残りました。

谷の少女たちを妹のように可愛がっており、少女たちからは「姫ねえさま」の愛称で呼ばれ慕われています。

また、風の谷に住まうすべての民たちからも絶大なる信頼を得ています。

ナウシカとトルメキア

クシャナ率いるトルメキア軍は辺境の国々を統合するため風の谷にきました。

劇中では、風の谷の族長であるジルをトルメキア兵が殺害してしまうため、風の谷とトルメキア軍は敵対関係になります。

しかし戦力の差から、トルメキア軍とまともに戦っては風の民の命が危険に晒されますので、ナウシカは悲しみと怒りを抑え民のためにトルメキア軍に従うことを決意します。

ナウシカの性格

ナウシカは風の谷の民を愛し、他国の人々も等しく愛し、そして腐海の木々やそこに住まう蟲たちすらも平等に愛する心をもつ純粋で心優しい少女です。

風使いとして大気の風を読む能力に優れメーヴェ(凧)を自由自在に乗りこなし、剣術にも優れています。

風の谷の城の地下にあるナウシカの秘密の部屋では、腐海遊びで手に入れた腐海の植物を栽培し研究しており、腐海の毒は土が汚れている為だということを発見しました。このことから、ナウシカが大変聡明であることがわかります。

ナウシカの声優

劇中でのナウシカの声を担当されているのは、島本須美(しまもとすみ)さんです。

ナウシカのほか、「ルパン三世カリオストロ城」のクラリス、「それいけ!アンパンマン」のしょくぱんまん、「名探偵コナン」のコナンこと工藤新一の母である工藤有希子などの声優を務められています。

宮崎駿監督より指名され「ルパン三世カリオストロの城」のオーディションに参加し、見事にクラリス役に抜擢されたという逸話があります。

「カリオストロの城」を皮切りに、島本さんは宮崎駿監督の作品に多数出演することなり、「風の谷のナウシカ」では主人公であるナウシカ役、「となりのトトロ」ではサツキメイの母親役、「もののけ姫」ではトキの役など数多く出演されています。

「もののけ姫」に出演後は、宮崎駿監督が、声優を専業以外からの起用にシフトしたこともあり、「もののけ姫」以降は宮崎駿監督の作品には出演されていません。

ナウシカの名シーン・名セリフ

ナウシカの名シーンや名セリフについて解説していきます。

ナウシカは心温まる名シーンから、人と自然のあり方、生命との向き合い方などを考えさせられるような名シーンなど数多く残しています。

ほらね、怖くない。ね?怯えていただけなんだよね。

【風の谷のナウシカ】主人公ナウシカの名シーンまとめ!相棒のテトとの関係は?

(C)スタジオジブリ

ユパと再会し、キツネリスの「テト」との出会いのシーンです。

ナウシカはキツネリスに向かって優しく話しかけますが、キツネリスは警戒し血が出るほどの勢いでナウシカの指に噛みついてしまいます。

それでも、ナウシカは一瞬痛そうな表情はするものの、声を出すことも慌てることもなく、キツネリスに優しく声をかけます。

そんなナウシカに対して、キツネリスも心を開きその後「テト」と名付けられナウシカと常に行動を共にするようになります。

人と動物が心を通わせることが出来ることがわかるシーンです。

私、自分が怖い。憎しみにかられて何をするかわからない。もう誰も殺したくないのに。

【風の谷のナウシカ】主人公ナウシカの名シーンまとめ!相棒のテトとの関係は?

(C)スタジオジブリ

キツネリスのテトに案内されて、ユパがナウシカの秘密の部屋に来た時にナウシカが言った言葉です。

トルメキア軍が風の谷に攻め入り、父親であるジルをトルメキア軍に殺されたのを見たナウシカは、我を忘れトルメキア軍の兵士たちを何人も殺してしまいます。

その場はユパが収めましたが、ナウシカは自分がしてしまったことに対して後悔と自分自身への恐怖を感じユパに相談します。

普段は慈愛に満ちているナウシカですが、やはり最愛の父を殺されたのを目の当たりにすると別人のようになってしまいました。感情は簡単にコントロールできるものではありません。自らの立場は理解しているナウシカであっても、一人の人間であるということがよくわかるシーンです。

姫様、笑うておる。

【風の谷のナウシカ】主人公ナウシカの名シーンまとめ!相棒のテトとの関係は?

(C)スタジオジブリ

腐海の森の上空で城オジたちが乗っているバージ(小型貨物機)が墜落しかけ、慌てる城オジたちをなだめる為にナウシカがマスクを外したシーンです。

マスクをしなければ腐海の瘴気で肺は5分と持ちません。

そんな腐海の上空で、なんとナウシカはマスクを取り笑いかけます。

腐海という蟲たちがすまう世界に墜落しかけているという状況で冷静さをなくし、ナウシカの声も聞こえない城オジたちですが、ナウシカのこの行動によりパニックは収まりなんとか墜落を免れます。

城オジたちを助けるため、危険を顧みずにマスクを外す決断をするその覚悟と勇気は簡単にできることではありません。ナウシカの皆を率いるものとしての覚悟がよく伝わります。

腐海の木々は人間が汚したこの世界をきれいにするために生まれたの

【風の谷のナウシカ】主人公ナウシカの名シーンまとめ!相棒のテトとの関係は?

(C)スタジオジブリ

腐海の森の底にペジテの王子であるアスベルと共に落ちたときに、腐海の森の役割を知ったシーンです。

瘴気という毒を出し、人々を死に追いやると思われていた腐海の森は、実は人々が汚してしまった世界を浄化するために生まれたものでした。

地上の毒を木々たちが吸収し、何百年とかけ浄化し砂に変えていくという真実を知ったナウシカは涙します。

人間が犯した過ちにより汚れてしまった世界を植物たちが自らの命を使い浄化するという姿は、自然の偉大さを改めて感じるシーンです。

ナウシカの愛は世界を変える

【風の谷のナウシカ】主人公ナウシカの名シーンまとめ!相棒のテトとの関係は?

(C)スタジオジブリ

ナウシカはあらゆる生命を平等に愛しています。

そんなナウシカだからこそ、人々はナウシカの声に耳を傾けついていくのでしょう。

また、人だけでなく自然さえもナウシカを愛したのだと思います。

ナウシカのように人を愛し、自然を愛することができたとき本当の平和とは訪れるのではないでしょうか。

今一度、ナウシカの言葉に耳を傾けながら風の谷のナウシカを見てみてはいかがでしょう。