「ハウルの動く城」にて、荒地の魔女の呪いをきっかけにして心も体も大きな変化を経ていくソフィーには、大きな魅力があります。
今回はそんなソフィー・ハッターの性格や家族についてや、名台詞・名シーンを詳しく紹介していきたいと思います。最後にまで読んでみて下さい。
ソフィーの基本情報
名前 | ソフィー・ハッター |
性別 | 女 |
年齢 | 18歳 |
声優 | 倍賞千恵子(ばいしょうちえこ) |
ソフィーの性格
町の帽子屋で働くソフィーは少し周りと比べるとかなり大人しめですが普通な女の子でした。妹のレティーとは異なり、自分が長女であることを気にして自分のやりたいことをやるというよりも、お父さんが大事にしていた帽子屋を継ごうとしていました。町の路地を歩いていた時には兵士2人に絡まれてしまって、震えてしまう程、強く主張できない性格でした。
しかし、荒地の魔女の呪いによっておばあちゃんになってしまってからは、家に居られないと感じてすぐに荒地の方へ向かったり、宿の為にハウルの動く城に乗り込んだりと活発的です。また、カルシファーの契約を盾にしてハウルにバラすと言って脅すなど、ずぶとい性格になっています。あまりに不思議な存在だったことからマルクルには本当に魔女ではないかと疑われていました。
ソフィーの特徴
ソフィーは1人しかいませんが、その姿の違いによって彼女の内面部分についても変化が見られるようになっています。冒頭は濃い茶色の髪を三つ編みにしていて、内気で現状を維持しようとしかしていませんでした。
次には、荒地の魔女の呪いのよって90歳のおばあちゃんになってしまい、呪いをかけられたことさえも人に言えない状況になりました。この時には逆に年寄りであることを利用してあまり人に遠慮せずに図々しく接するようになっています。
また、料理や洗濯や掃除といった家事全般が得意なようで、ハウルの城で掃除婦として働くといって住み込みます。しかし、あまりに掃除をし過ぎてハウルから注意されることもからかなりの綺麗好きでした。
最後には、その前の2つの中間の姿で、髪はグレーのままだけど初期よりは短くなった18歳の姿になりました。
ソフィーの家族
ソフィーの家族は映画内に2人登場しています。妹のレティーは同じ街のチェザーリというお店で売り子としてお菓子の販売をしています。姉のソフィーとは異なって、髪はブロンドで目元も口元もしっかりとメイクをして、髪型もセットして決めています。
ソフィーがレティーの仕事中に少し話している時でも、男の人達が何かと声をかけてくる程のもの凄い人気ぶりを見せます。あまりに内向的なソフィーに対して「自分のことは自分で決めなきゃダメよ」と忠告する姉想いの良い妹です。
お母さんは改築した帽子屋に訪れ、おばあちゃんになったソフィーに驚きつつもすぐに受け入れます。お金持ちと再婚したと言っていてましたが、その後のサリマンの手下と思われる人物に「夫の元に返して」と言っていることからソフィーと血の繋がりの有無は分かりませんが夫はいるようです。
ソフィーの声優
ソフィーの声を担当したのは、倍賞千恵子さんという主に女優や歌手として活動した方になります。1965年のテレビドラマに出演し始めてから、現在まで多くの映画作品に出ています。
代表作品は映画作品で1969年から1995年に渡る「男はつらいよ」シリーズ、「下町の太陽」「暖流」などがあります。ドラマ、映画共に出演している作品として「二十四の瞳」「幸福の黄色いハンカチ」があります。
1975年には「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」の評価によりブルーリボン賞助演女優賞、1980年には日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞しています。
歌手としては出演したドラマ作品の主題歌などを歌っており、NHKの紅白歌合戦には1963年から1966年までの4回連続で出演しています。「ハウルの動く城」の主題歌の「世界の約束」も歌っており、2011年のジブリ作品である「コクリコ坂から」の主題歌も歌っております。
ソフィーの名台詞・名シーン
「きっと自分で何とかします。私はそう信じます!」
どうしても師匠であるサリマンの元へ行きたくないと駄々をこねたハウルの代わりに訪れ、サリマンとソフィーが会話している名シーンになります。
サリマンの元へ行きたくないハウルの気持ちが分かったというソフィーは、ハウルのことを信じると力説します。
「私、きっと行くから。未来で待ってて!」
ハウルにもらった指輪に導かれて、ヒンと共に不思議な扉の先へ行くと、そこには幼少期と思われるハウルとカルシファーの出会いの場面がありました。
ソフィーのいた現在では、ハウルはソフィー達を守るために自分を犠牲にして戦い、カルシファーは命の危機に瀕していました。
心の強いソフィー
「ハウルの動く城」にて、内気な主人公として登場しながらも、90歳のおばあちゃんになるという苦難を乗り越えながらも大きく成長したソフィーでした。
本来の姿を取り戻しながらも、本来とは違うおばあちゃんの時のような行動力を持った心の強いソフィーに生まれ変わったようでした。