【耳をすませば】雫のお父さん、月島靖也のまとめ!

主人公の雫のお父さんである月島靖也さんとは一体どういう人物なのか、気になったことはありませんでしょうか?

今回はそんな雫のお父さんの仕事や雫との関連性、名台詞などをご紹介していきます。

月島靖也の基本情報

【耳をすませば】雫のお父さん、月島靖也のまとめ!

(C)スタジオジブリ

月島靖也の性格

基本的に何でも優しく、穏やかで落ち着いた性格になり、一人称は僕です。受験生で本来は勉強しないといけないはずの雫が図書館に本を借りに来ても怒ることはしませんでした。全体的に家族に対して怒りを露わにする様な態度がなければ、家族に対して強く口出しすることは一つもありませんでした。仮に言うことがあっても、非常に冷静で端的な調子で話すお父さんです。

「耳をすませば」は1995年の作品で、世の父親には亭主関白な人は多かったと思いますが、月島靖也に関してはこれまでのジブリ作品と同じ様に優しく子供の気持ちを理解できるお父さんとして描かれました。

月島靖也の特徴

家にはノートワープロがあり、文章を作成してプリントアウトまでできるようですが、意外と抜けているところもあります。お母さんに指摘されて文章に1行抜けている場所があったり、次の日に仕事があることを忘れたりします。

雫が受験生なのに小説にまかけていて、そのことについて雫のお母さんと一緒に3人で話し合っている時には、煙草を吸おうとして注意されています。つい、と言っているので、日時的に吸っているのではないかと思われます。

月島靖也の仕事

月島靖也は市立の図書館に勤務しており、司書をやっています。図書館は電子化が進んでいなく図書カードでの貸し出しでしたが、バーコードに切り替わる様です。家から電車で数駅の所にあり、地球屋の少し下にあります。

月島靖也には、図書館勤務以外にはもう1つの仕事があり、実はこちらが本業の仕事で郷土史家です。郷土史家とは特定の地方の歴史の調査や研究を行い、それを文章にまとめて本にしたり、講演を行ったりして世に残すことです。

雫が靖也のお弁当を届ける為に図書館を訪れているので、仕事をしている様子がわかりますが、郷土史家として活動している姿も密かにありました。雫が友達と電話している時に、靖也が資料整理に勤しむ様子が映っていました。

月島靖也の声優

月島靖也の声を演じたのは、立花隆さんになります。この方は俳優でも声優でもなく、舞台やCMに出演している訳でもありません。本業は、ジャーナリストやノンフィクション作家、評論家になります。知りたいという根源的欲求は三大欲求に並ぶ重要な本能的欲求であると定義付け、「知の巨人」という別名もあります。

田中角栄研究をしており、「文藝春秋」にも記事を発表したことが田中金脈事件として反響を呼んだことが、田中角栄の首相から退陣の要因になったとされます。その後も「朝日ジャーナル」にて、ロッキード事件に関して追求し、1984年には第45回文藝春秋読者賞を受賞しました。

声優として起用された理由としては、ジブリ作品では劇中の日常シーンなどでリアリティを演出する為にプロの声優を起用しないことが多いことからだと思います。

名台詞・名シーン

【耳をすませば】雫のお父さん、月島靖也のまとめ!

(C)スタジオジブリ

「雫のしたいようにさせようか、母さん。一つしか生き方がないわけじゃないし」

雫が小説に夢中になってしまって成績を落とし、姉の汐と雫が大喧嘩した後に靖也が喧嘩を止め、お母さんと共に雫と3人で話すシーンになります。テスト勉強よりも優先させようとしている雫の「試したい」ことが、始めはそれが何故そこまで大切なことなのか雫は頑なに教えてくれませんでした。

結局、両親にとっては雫のやらねばならないことが何なのかは分かりませんでしたが、靖也はそれを容認する言葉をかけます。それは図書館で勤務している時に、雫が一生懸命に何かを頑張る姿を見ていたからでした。また、雫のお母さんもそういったことの身に覚えがあるけどと渋りつつも、最後には雫の行動を認めます。

「人と違う生き方は、それなりにしんどいぞ。何が起きても誰のせいにもできないからね」

上記の会話の続きのシーンではありますが、これこそが「耳をすませば」の名言中の名言という台詞になります。

一般的とされる普通に勉強して高校に行くという生き方ではなく、小説に勤しんで勉強をないがしろにすることが大変である、ということを雫に教え聞かせた言葉でした。これは雫だけではなく、現実にいる視聴者の胸にも大きく刺さり、糧にしようと思える名台詞でありました。

雫を見守るお父さん

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(C)スタジオジブリ

図書館では司書として勤めたり、家では郷土史家として仕事をしたりと、一家の大黒柱となって懸命に働く立派なお父さんとして登場した月島靖也でした。

雫がしっかり勉強をしていなくても頭ごなしに怒鳴ることはせずに、話し合いで解決させる優しいお父さんでもありました。

そんな月島靖也の姿を「耳をすませば」では、改めてじっくりと確認してはいかがでしょうか?