鋼の錬金術師に登場するトリシャ・エルリックはエドワードとアルフォンスの母親で、ホーエンハイムの奥さんです。
ここではトリシャ・エルリックの作中での活躍や名言、名シーンを紹介していきます。
トリシャ・エルリックの基本情報
| 名前 | トリシャ・エルリック |
| 年齢 | 享年26歳 |
| 家族 | 夫 ヴァン・ホーエンハイム 息子 エドワード・エルリック アルフォンス・エルリック |
| 住んでいた場所 | リゼンブール |
| 友人 | ピナコ・ロックベル |
| 声優 | 鷹森淑乃 |
トリシャはピナコを通じてホーエンハイムと結婚し、エドワードとアルフォンスを産むも、流行病により若くして亡くなってしまいます。
その時夫であるホーエンハイムはある目的のためにいなく、エルリック兄弟の特にエドワードは突然消えたホーエンハイムせいで母トリシャに負担が多くのっかかったと思うようになります。
またトリシャの死が、エルリック兄弟がやってはいけない人体錬成をやるきっかけにもなりました。
トリシャ・エルリックの見た目と性格
髪の毛は栗色で美人でおしとやかな雰囲気だが、芯の通った人でもあり、ホーエンハイムが出て行った後も息子達を1人で育てていきました。
またホーエンハイムの研究や出ていくことも止めなかったりとサポートもしつつも、家事もして子育てもして、時にはホーエンハイムの背中を押したりと、とてもできた女性です。
ホーエンハイムとの出会い
出会いは共通の友人ピナコの紹介により、ホーエンハイムの一目惚れから結婚まで至りました。
ただホーエンハイムとは事実婚で籍は入れていません。なので、エドワードとアルフォンスの姓はホーエンハイムではなくエルリックを使っています。
またホーエンハイムはトリシャと恋に落ちたことと、子供ができたことで不老不死の体から一緒に老いて死ぬことを望み、研究し始めるのでした。
トリシャはホーエンハイムが自室でずっと研究するかたらわ、2人の子育てと家事をこなしていきました。
流行病で病死
ホーエンハイムが歳を取ることに関して研究していると、お父様がクセルクセス同様アメストリスでまた大々的な錬金術をやろうとしていることに気がつき、それを阻止しようと旅に出ます。
トリシャは1人で息子達を育てるも流行病で亡くなってしまいます。
エドワードはホーエンハイムが苦労をかけたからだとも思っています。
そしてこのトリシャの死がエルリック兄弟の運命を変えるきっかけになります。
母親ともう1度会うために
エルリック兄弟は亡くなった母トリシャともう1度会いたいがために、人体錬成を試みます。
もともとホーエンハイムの持っている本を幼少期から読み、錬金術が使えるようになった息子2人をトリシャはさすがホーエンハイムの子供だと関心し、2人を褒めます。
そして褒められたことで、錬金術はやってはいけないことではないと思い、また秘密であれば禁術でも人体錬成していいだろうと純粋な心でエドワードとアルフォンスはトリシャを人体錬成しようとしました。
その結果、2人はその代償を払うことにもなり、母親ではなく化け物を錬成してしまうのでした。
ホーエンハイムが本当にトリシャを錬成したのかというヒントを与えるまで、皆これがトリシャだと思っていましたが、埋めた髪の毛が栗色ではなかったためトリシャではないことが判明しました。
死後の世界で夫と息子達を見守る
約束の日が終わり、トリシャの墓前で亡くなったホーエンハイムは死後の世界でトリシャと会います。
先に死んでしまったトリシャに嘆いていたホーエンハイムでしたが、亡くなった時は安らかな顔で亡くなっており、あの世ではトリシャにエドワードやアルフォンスの成長の様子を生き生きと話していました。
ホーエンハイムが帰って来るまで、ずっと待っていたトリシャは2人でこの世界を見守り続けるのでした。
トリシャ・エルリックの声優は鷹森淑乃さん
トリシャの声を務めた鷹森淑乃さんは、進撃の巨人のカルラ・イェーガーやめぞん一刻の神坂役など有名アニメ作品やゲームの声優でも活躍されています。
トリシャ・エルリックの名言・名シーン
ここではトリシャ・エルリックの作中での名言、名シーンを解説していきます。
名言①:「あなた、笑って」
トリシャはある日、家族で写真を撮ろうとします。ホーエンハイムはこのことは全く知らず、また息子に触れることにも躊躇していました。
自分のことを化け物と考えるホーエンハイムは、自分が息子に触ったら息子も化け物になるのではと考えていたからです。
しかしトリシャは、そんなこと言うなら自分はすでに化け物になっていると言い、人を避けて来たホーエンハイムに一生残る写真撮影を笑うよう伝えます。
ホーエンハイムはこのトリシャの言葉で笑顔ではなく、涙を流します。
距離を置かずに接することと接しても大丈夫なことを写真撮影を通して伝えるトリシャでした。
この時撮った写真はホーエンハイムが1人で旅たった後もずっと待ち続ける大切な写真になりました。
名言②:「約束守れなくてごめんなさい。先に逝ってます」
流行病で亡くなる直前にトリシャはピナコにある言葉を伝えます。
それはホーエンハイムを待っていることでした。
一緒に老いて死ぬことはできなかったことを謝り、先に逝って待っていることをピナコに伝え、それをピナコはエドワードに伝えます。
ホーエンハイムとエドワードが行動を共にした時、エドワードがこのトリシャの言葉を伝えるとホーエンハイムは涙を流します。
ずっと待っていること、約束を忘れていなかったこと。
この2人の間には息子にも分からない深い想いがあったのでした。
夫を信じ続き、1人で家族を守った強き女性
トリシャはエドワードとアルフォンスが人体錬成をし、約束の日へ立ち向かっていくきっかけにもなったキーパーソンでもあります。
そして1人でずっと生きてきたホーエンハイムと初めて家族を作った人でもあり、ホーエンハイムの心の支えでもあります。
