【ヒロアカ】エンディングという男は何者？エンデヴァーとの関係も解説！

オールマイト引退後No.1ヒーローに選ばれたエンデヴァーの前に突如現れたヴィラン、エンディング。数少ない登場ですが一体何者なのか、紹介していきたいと思います。

エンディングの基本情報

エンディングの特徴といえば独特な見た目、気が狂ったような顔と言動ではないでしょうか。個性は「白線」で道路にある白線を自由に操ることができます。一見地味な個性に見えますが、全ての白線を扱えるとなるととても厄介な個性です。個性ブースト薬を摂取することで強化され、ますます手強い攻撃となります。

顔が横断歩道のようなメイクになっており、スキンヘッドというなかなか個性的な見た目をした男です。「人生の幕の下ろし方」という信条だけを持っており、人が唯一平等に選べるものだと言い放っています。

過去にエンデヴァーが「鷹見」という窃盗犯を捕らえる姿を見ており、エンデヴァーに歪んだ憧れを抱くようになります。７年前エンデヴァーに殺されるために悪事を働きましたが、暴行罪で取り押さえられることになりました。

出所後再びエンデヴァーの前に現れたエンディングは今もなお歪んだ憧れをもち、エンデヴァーに殺されたがります。その憧れがあまりにも歪み、エンディングはエンデヴァーの息子である夏雄を誘拐します。

何かと人々に嫌われていたエンデヴァーですが、まさかここまで熱狂的なファン（と呼んでも良いものかわかりませんが）がいるとは驚きです。

出所後すぐにエンデヴァーの元へ行くため、エンデヴァーの家を訪れたエンディング。もはや色々と通り越したストーカーのようなものとなっており、手の内どころがないように思えます。夏雄を誘拐し「俺を殺してくれ」と懇願する姿はとても不気味で、作中内でもどん引きされているように見えます。

煽っていたエンディングはインターンに来ていた出久、爆豪、焦凍の姿を見て逃走を図りました。運転中の車を複数跳ね飛ばしたり車が走る道路に夏雄を投げ飛ばし殺害しようとしますが、出久と爆豪の活躍によって死人も怪我人も出ませんでした。

以前のエンデヴァーは家族と向き合おうとせず、ただ「強さ」だけを求める冷徹な男でした。そこがかっこよくて好きだというファンも少なからずいましたが、その中でも特にエンディングは熱狂的なファンといえます。

闘いの最中に家族を想うエンデヴァーの姿を見たエンディングは、己の理想とかけはなれたその姿に涙を流しながら発狂します。「猛々しく傲慢な火！眩ゆい光！俺の希望があああ！」と叫ぶその姿は禍々しいです。

エンデヴァーこそが己の全てだと過信しているエンディングは、長い間エンデヴァーを昔の姿のままで脳内に留めていたのでしょう。それを思うと少し怖い気もしますね。

登場が少ないエンディングですが、その個性が強すぎる姿は忘れられないものではないでしょうか。そんな彼の名シーンをご紹介します。

「俺を殺してくれ」

先ほども紹介しましたがエンデヴァーを前に「俺を殺してくれ」と笑いながら懇願し、煽っているこの姿はまさに狂気といえるものでしょう。自分が殺されたいがために悪事を働いたり息子を誘拐したりと、何かとエンデヴァーに目を向けて欲しいという歪んだ気持ちがそのような犯行に至ったのでしょう。

名前を「エンディング」にしているのにも意味があると思いますが、「エンデヴァー」と似せているような気もします。彼の目にはエンデヴァーしか映っていないことでしょう。

行き過ぎた憧れのその結末は…

俺がひっくり返っても手に入れられないものを、あんたは沢山持っていた…憧れだったんだ！と狂気に変わった自身の気持ちをエンデヴァーにぶつけるエンディング。捕らえられた夏雄は個性の「白線」に身体を潰されそうになりますが何とか奪回するヒーローたち。

誘拐した夏雄を本当に殺害しようと試みるエンディングですが、出久たちの活躍によって防ぐことができました。その際にエンディングを捕らえたのはエンデヴァーではなく焦凍でした。

焦凍が氷を召喚しエンディングの身柄を確保しますが、エンディングは「違う……！お前じゃ……ない……！ダメだ……ダメだぁ〜……」とエンデヴァーに殺されなかったことを心底悔みながら身柄を捕獲されました。

今回の闘いをきっかけにますます轟家の変化が見えます。エンディングから夏雄を救ったエンデヴァーですが夏雄は今までのエンデヴァーを許せないと言います。しかしエンデヴァーは「許さなくていい」と家族を想って離れる事を決意します。

一方で爆豪がついにヒーロー名を決めるなど、エンディングの騒動で色々と見え変わったこともありました。また身柄をおさえられたエンディングが同じ過ちをしない事を祈りたいですね。