ジャンプ作品の中でも大人気の「僕のヒーローアカデミア」ですが、その中に登場する轟焦凍の母親である轟冷とはどの様な人物なのでしょうか。
焦凍の父親である轟炎司(エンデヴァー)との確執などは作中でも徐々に語られており知っている方が多いと思いますが、その他の家族関係については知らない方も多いのではないでしょうか。
今回はその中でも焦凍の母親である轟冷をピックアップしてご紹介したいと思います。
轟冷の基本情報
名前 | 轟冷(とどろきれい) |
性別 | 女 |
ヒーロー名 | なし |
個性 | 氷を操る個性 |
所属 | なし |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 根谷美智子(ねやみちこ) |
初登場 | コミックス4巻31話の回想シーンで登場 |
その他 | エンデヴァー妻 |
轟冷の家族関係
轟炎司(フレイムヒーロー・エンデヴァー)
冷の夫でありNo.2ヒーロー。ヘルフレイムという個性を持ち炎を操る個性の中ではトップクラスの能力であるとされています。No.1ヒーローであるオールマイトを超えるために個性婚によって4人の子供を作りますが焦凍以外は「失敗作」と呼び家族それぞれに複雑な感情を抱かれています。神野区の事件以降、No.1ヒーローとなり自身の生き方に悩みながらも自分に向き合っています。
長男である燈矢は幼い頃に亡くなったと描写されていますが詳細はまだわかっていません。
家族の中では最も良好的で炎司もその存在に救われると認めています。一方で幼い頃の焦凍に何もしてあげられなかったことを負い目に感じ教職を目指すようになります。
轟夏雄
父である炎司のことを拒絶していますが、炎司とハイエンドという敵との戦い以降は少しずつ向き合おうと変化していっている様です。現在は大学生で彼女がいるようです。
轟焦凍
主人公である緑谷出久のクラスメイトで「半冷半熱」という強力な個性を持っています。父である炎司に「最高傑作」と呼ばれ幼い頃からスパルタで英才教育を受けますが母である冷を苦しめた炎司に強い恨みを抱いています。しかし現在では炎司のことを1人の人間としてみられるようになり、徐々に家族関係は改善傾向にあります。
轟冷の過去
夫の轟炎司が自身の個性をより強化して継がせるために必要な個性を持っていた冷を手に入れるため、両親を丸め込んで個性婚を行い、燈矢・冬美・夏雄・焦凍の4人の子供を産むことになります。
幼く純粋だった焦凍の夢であるヒーローになることを応援していましたが、自身の個性にしか興味のない炎司の言動で精神的に疲弊していき、ある日焦凍の左の顔に熱湯を浴びせ火傷を負わせてしまいました。その後正気に戻り、自らの個性で必死に火傷を冷やしましたが、炎司に強制入院させられてしまいます。
轟冷の現在
現在も入院中ですが、冬美と夏雄は頻繁にお見舞いに訪れています。雄英体育祭の後に焦凍と数年ぶりに再開して和解し、それ以降焦凍も頻繁にお見舞いや手紙を送るようになります。
炎司とは未だに連絡を取っていませんが、お見舞いに来ていることは察している様です。しかし冷本人がまだ炎司に対して恐怖を感じていると医師から判断されており面会はできていません。病室には冷と炎司が出会ったばかりの頃に1度だけ好きだと伝えたことがある花が飾られており、炎司がお見舞いの際に持ってきたとされるような描写もあります。
轟冷の声優
轟玲の声を担当しているのは根谷美智子さんという方です。
高校時代に声優になろうと思い立ちますが家族に反対されています。しかし東京に出て専門学校へ通い、出演作品や、雑誌記事などを両親に送り、声優という仕事を認めさせたそうです。当時は「劇団あかぺら倶楽部」に所属していましたが現在ではフリーの声優として活動されています。
轟冷の名シーン
焦凍の夢の応援
雄英体育祭での緑谷戦で心境の変化のきっかけとなったシーンで、オールマイトのようなヒーローに憧れていた幼い頃の焦凍に対して、血に囚われることなく、なりたい自分になっていいと応援していたことが印象的です。
焦凍との和解
雄英体育祭で自分だけが吹っ切れて前に進むのは違うのではないかと感じた焦凍が数年間会っていなかった冷と再開し謝罪します。その際冷は泣きながら謝り焦凍に対して「何にも囚われずに突き進むことが幸せであり救いになる」と声をかけ焦凍が忘れていた夢に向かって1歩踏み出す後押しになったシーンです。
炎司への理解
前述までの記述にもあった通り家族関係を壊す原因となった夫の炎司ですが、現在では何度かお見舞いに通いながら花をもってくるなど、彼も過去と血に向き合おうとしていることが感じ取れます。そんな炎司の思いを冷が汲み取っており、冷と炎司、そして家族が少し前に進んだ描写です。今回紹介したヒロアカの他にも代表作として「鋼の錬金術師」のリザ・ホークアイや、「地獄先生ぬ〜べ〜」の高橋律子、「物語シリーズ」の神原遠江(臥煙遠江)など幅広い役柄でご活躍されています。
轟玲の行方はこの先どうなっていくのか!?
今回は「轟玲」について紹介していきましたが、轟家についての描写には様々な人間関係や心情の変化、心の成長、そして何かに向き合うことの大切さが描かれています。なかでもエンデヴァーの心境の変化や子供たちとの関係を理解して見ると今よりもさらにヒロアカの世界を楽しめるようになるでしょう。幼い頃に亡くなってしまった燈矢のことについてもこれから語られるかもしれません。
今後の轟家の行方を楽しみにしましょう。