【ジョジョ】第3部のラスボスDIOのスタンドの能力は？声優や名セリフを紹介

ジョジョの第3部「スターダストクルセイダース」のラスボスのDIO。ラスボスにふさわしい圧倒的な強さと能力を誇るスタンド「ザ・ワールド」で、主人公の承太郎とその仲間の一行との最終戦を迎えます。そんなDIOの特徴や「ザ・ワールド」のスタンド能力や名台詞と名シーンにについてまとめていきます。

DIOの基本情報

DIOの容姿

DIOは実に容姿端麗な美形の男性で、その外見年齢は約20歳で若々しいです。目の色や髪の色はメディアによって異なりますが、だいたいが金髪紅眼か見え方によっては金髪金眼で描かれています。その身体はディオ・ブランドーの頭部と左肩にジョースター一族の星のアザがあるジョナサン・ジョースターの胴体が繋がった状態なので、物語当初は首に大きな傷跡がありました。物語が進むにつれて傷が体に馴染んで薄く無くなりました。

DIOの由来

DIOの名前の由来は、原作者の荒木飛呂彦先生へのインタビューによると2つあるようです。1つ目はDIOがあらゆるものの頂点である「神」を目指していることから、イタリア語で「神」という意味を持つ単語の「DIO」からです。2つ目は、ヘヴィメタルが好きなことから、ロニー・ジェイムス・ディオの組んだアメリカのバンド「DIO」からです。

DIOのカリスマ性

DIOは悪の帝王たる抜群のカリスマ性があり、それに惹かれてDIOに付き従った者が何人もいました。側近には「クリーム」のヴァニラアイス、執事には「アトゥム神」のテレンスtダービー、参謀にはDIOに「弓と矢」を与えた「ジャッジメント」のエンヤ婆です。承太郎達への差し向けられたンドゥールはDIOを悪の救世主と崇めていました。

DIOの復活

死んだはずのDIOは、まだ体が無事だったジョナサン・ジョースターの首から下に、自身の首を付け替えることで新たな肉体を獲得し、復活を果たします。DIOが蘇ったことでジョナサンの血縁関係にあたるジョースター一族らの人間でもスタンド能力を発言する者が現れ始めました。ジョナサンの子孫の1人のジョセフの「ハーミットパープル」で念写されてDIOの存在を知られてしまい、承太郎達がDIOを倒しにエジプトへ向かってくることになります。

DIOの刺客

間違いなくDIOの邪魔になる承太郎達を始末する為に様々な手段を用いて、刺客を送り込みます。後に承太郎の仲間となった2人のようにDIOの命に従うように肉の芽を植え込み、花京院典明を日本に、ジャン=ピエール・ポルナレフを香港に配置しました。ただし、純粋にDIOの考えに賛同したりそよ強さに憧れて付き従うスタンド使いや、DIO自らが雇用主となって金で雇ったスタンド使いなどがいました。ただし、そのスタンド使い達も次々に打ち倒さてついにはDIOのいる館にまで辿り着かれてしまい、自身で迎え撃つことになります。

ジョジョ第3部の最終戦

DIOは「ザ・ワールド」の時間停止能力で花京院を殺し、ついでジョセフにもナイフを喉に打ち込むことで戦闘不能に至らせます。そして残った承太郎との一騎討ちになり、「スタープラチナ」から頭への強烈な一撃を喰らって窮地に陥ります。そこで、吸血鬼である自身の特性を生かす為に、まだ死に絶えてはいなかったジョセフから血液を吸い取って活力を取り戻し、テンションまで上がってパワーアップします。他のメンバーと同じように「ザ・ワールド」の時間停止能力を使って一方的にロードローラーで潰そうとしましたが、突如として承太郎の「スタープラチナ」も同じ能力に目覚めたことで、逆にDIOが動けなくなってしまいました。

DIOの死

戦いの終盤、今度こそは真っ向勝負となりました。血の目潰しを使って承太郎の視界を封じて最後の一撃を下そうとして蹴りを入れましたが、「スタープラチナ」の拳によって足を始点に肉体を砕かれて敗北しました。長きに渡るDIOとジョースター家の因縁は、DIOの肉体が日光に照らし出されて灰となって消滅したことで幕を閉じました。承太郎が言うには敗北の理由は実に簡単なもので、承太郎がDIOを怒らせたことだと言いました。

DIOの息子

第5部「黄金の風」では実のDIOの息子であるジョルノ・ジョバァーナが主人公になります。DIOの肉体がジョナサンであった為に、ジョルノはジョースターの血と黄金の精神を受けつぎました。更にジョナサンの体が馴染むにつれてDIOが吸血鬼化していたことと同様に、ジョルノも髪が黒から金に変化してしまい、本名であった「汐華初流乃」という名前を捨て、イタリアへ渡りました。「無駄無駄」や「WRY」といったDIOの口癖が時々現れます。

他にもDIOの息子が「ジョジョ」シリーズに3人おり、ウンガロとリキエルとドナテロ・ヴェルサスがいます。天国の時が近づくと導かれるように集まり、DIOは天国へ行く時に備えて子供を作っていました。この時、ジョルノは集まらなかったものもの、近くまでは来ていたようでした。

第4部での影響

第4部「ダイヤモンドは砕けない」では、主人公でジョセフの息子でもある東方仗助が、ホリィと同様にDIOがスタンド能力を発現させた影響で重体になったとことがあったようです。加えて、仗助の敵となった虹村兄弟の父親は、肉の芽を植え付けられた人物でもあり、こちらもDIOの死から暴走した「肉の芽」の影響で人とは思えないような変貌した姿になってしまいました。

第6部での影響

第6部「ストーンオーシャン」では、DIOの友人のエンリコ・プッチことプッチ神父とその部下であるジョンガリ・Aが登場し、DIOは回想シーンに一部現れます。プッチ神父に天国への行き方を綴るノートの存在を伝えたり、スタンド能力の発現させられる「弓と矢」や緑色の赤ん坊を生み出す「DIOの骨」を託します。また、プッチ神父の先天的な足の指の歪みを瞬く間に治療してみせるなど、多大なる影響を与えています。

スタンド「ザ・ワールド」

タロットカードの大アルカナの21番目のカード「世界」の暗示を持ち、「スタープラチナ」に並ぶ近距離パワー型のスタンドです。凄まじいパワーとスピードがあり、射程距離は10メートルにも及びます。「ザ・ワールド」のスタンド能力は周囲の時間を停止させかつ自身のみはその停められた時の中で移動することができるという能力です。同系統の能力を持つスタンドがいない限りは、この停止した時の中でDIOが動いているということを認識できません。

従って、DIOが移動したことあるいは動かしたことで瞬間移動したという勘違いを起こしてしまいます。停止時間は数秒にも満たない時間ですが、相手より優位になる条件としては十分であり、この停止した時の中では「ザ・ワールド」は無敵状態であります。また、停止時間はDIOの首の傷が治るに従って段々と長くなり、最終戦である「スタープラチナ」と承太郎との戦いの中で5秒間まで伸びています。加えて「ザ・ワールド」のスタンド能力の発動している間には、DIOだけではなく周囲の物理法則の有無も任意になるので、ジャンプで移動しながら空中で静止するということを可能になります。

DIOの肉の芽

DIOにはスタンド能力以外にも特殊な力として、吸血鬼となったDIOの細胞から作られた肉の芽を持っています。肉の芽は、植物のように種から芽が生えていき、この意思を持ったかのように見える芽は先端の長くなった針を突き刺して人間のおでこにくっ付いて、脳にまで伸ばします。針を通して刺激を常時与えて、取り付いた人物の精神にDIOへの服従心を植え付けます。これはDIOへの裏切るを防ぐ為の最適な予防策でもあり、DIOを崇拝していたエンヤ婆にさえ万が一のことを考慮して植え付けました。

肉の芽はDIOの身体からできているので、太陽光に当たると蒸発します。ただし、一度、人の体に取り付いてしまうと手に負えません。無理に引き抜こうとすれば脳を傷つける恐れがあり、更には4本もの触手で身を守る為に抜こうとする物に攻撃した挙句、更に脳に侵入しようとします。その上、DIOが死亡すると暴走を始めて、寄生した人間を肉の芽の弱点である太陽光に触れても死なない、おぞましい不死の生物へと変化させてしまいます。

DIOの声優

CDドラマでは若本規夫さん、第3部格闘ゲームでは千葉一伸さん、OVAでは田中信夫さんです。テレビアニメ版では「魔人探偵脳噛ネウロ」の脳噛ネウロや「機動戦士ガンダムSEED」のムウ・ラ・フラガなどを演じた子安武人さんです。

DIOの名言・名シーン

「きさま!見ているなッ!」

呪いのデーボを倒した承太郎達の一行が対抗する為に、DIOの思考を読もうとジョセフの「ハーミット・パープル」で念写した時の台詞です。それを感知したDIOは念写の媒介となったテレビを叩き壊しています。

「おれは「恐怖」を克服することが「生きる」ことだと思う。世界の頂点に立つ者は！ほんのちっぽけな「恐怖」をも持たぬ者ッ！」

強者とは何か、強さとは何かということをDIOの手下となったスタンド使いのエンヤ婆にDIO自身の言葉で語る名言です。

「最高に「ハイ！」ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ」

承太郎の「スタープラチナ」に追い込まれたDIOは、ジョセフの血を飲むことで活力を取り戻します。体に馴染む血であったようで、最高潮にテンションが上がっています。

孤高なるDIO

復活を遂げたDIOの力には恐ろしく強く、「ザ・ワールド」のスタンド能力には抗えないかと思われました。しかし、敵であった承太郎には仲間がいて少しずつ犠牲になりながらもDIOを倒すことだけを考えていたことと、DIOにも慢心があったことから敗北をしています。