「ジョジョの奇妙な冒険」の3部の「スターダストクルセイダース」で、他のスタンド使い達と同じくジョースター一行を待ち受けていたズィーズィーは、「ホウィール・オブ・フォーチュン」というスタンドを扱いました。今回は「ホウィール・オブ・フォーチュン」の能力やズィーズィーのプロフィールや名台詞・名シーンなどをご紹介します。
ズィーズィーの基本情報
名前 | ズィーズィー |
性別 | 男性 |
所属 | ディオの配下 |
種族 | 人間 |
(スタンド名、能力) | ホウィール・オブ・フォーチュン |
必殺技 | 電気系統を使ったスパーク |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 岩崎征実 |
初登場 | パキスタン |
ズィーズィーの特徴
本編では名前が呼ばれていないので不明でしたが、公式ガイドブックにて初めて名前が明かされます。ちなみに、名前の由来はアメリカのバンド「ZZトップ」からです。腕はがっちりと筋肉のついた太さがあり、一見すると筋骨隆々な体型に思えますが、それは服を着た時のみでお腹は何故かぽっこりと丸くなっており、不自然に筋肉のある部分とない部分で、アンバランスな体型になっています。存在そのものは登場前に、エンヤ婆の口から判明していました。
承太郎らへの襲撃
パキスタンへ向かう途中の承太郎達の一行の乗り合わせたランドクルーザーを、一般の車を装ってゆっくりと近づいていきました。危ういタイミングの時に追い越しを促したり、後方から車をぶつけて崖下へ突き落とそうとしたりと、車に乗った状態で変則的な運転をすることで承太郎達を排除しようとしていました。しかし、そんなことでは黙っていない承太郎のスタープラチナや花京院のハイエロファントグリーンからの反撃を受け、ズィーズィーは車に扮した「ホウィール・オブ・フォーチュン」の本性を見せつけ、攻撃を仕掛けていきます。
一時的に承太郎らを追い込むことに成功し、勝利したものだと先に舞い上がっていたズィーズィーでしたが、そんな簡単には承太郎が死ぬことはもちろんありませんでした。「ホウィール・オブ・フォーチュン」の攻撃を受け、燃えていったと思われたものの、トンネルを掘って逃れていました。
敗北したズィーズィー
その後、車から引きずり出されたズィーズィーは承太郎達を挑発したり煽っていたりした時とはうって代わり、急に弱気な態度へと変貌して命乞いを始めました。当然として許されることはなく、その態度などを笑いものにされた挙句、岩に鎖で完全に縛りあげられ動けなくされてしまい、「修行僧なので邪魔をしないように」と表記した看板と共に放置されてリタイアしました。ズィーズィーの愛車の方は、とりあえず動くという認識の元に承太郎らの一行に奪われていきました。
ホウィール・オブ・フォーチュンのスタンド
ズィーズィーのスタンドにして、タロットの大アルカナ10番目の「WHEEL OF FORTUNE(運命の車輪)」に由来します。物質同化型のスタンドで、小さなボロボロの車にスタンドの力を込めて姿を変化させて、そこに普通の車と同じようにドライバーが搭乗して、車を操ります。
多岐に及ぶ車の変形も可能であり、タイヤやバンパーを鋭い形に変えさせて地面に穴を掘ったり、普通の車では到底成しえない絶壁を車で重力に逆らって登ったりすることができます。また、ガソリンをショットガンの要領で高圧にして放つ、電気系統のスパークを利用して着火させて炎上を引き起こすという車の性能を活かした特殊な攻撃方法もあります。
攻撃手段は様々ではあるものの、「ホウィール・オブ・フォーチュン」には大きな弱点があります。車と憑依一体となっているスタンドなので、車から離されてしまうと何をすることもできなくなってしまうという点です。また、あくまでも車かので戦車のような側面に対応する機能が搭載されていませんので、横からの攻撃に弱いです。実際にスタープラチナの攻撃は対処に困る程でした。
ズィーズィーの声優
ズィーズィーの声を担当した方は2人います。1人目はPS版の格闘ゲームの江川央生さんで、代表作は「ドラゴンボール」シリーズのピロシキ、「NARUTO」のキラービーなどです。2人目はテレビアニメ版の岩崎征実さんで代表作は「テニスの王子様」の赤澤吉郎と日吉若、「ネオアンジェリーク Abiss」のラルゴなどです。
ズィーズィーの名台詞・名シーン
ここではズィーズィーの名シーン・名言の紹介をします。
「勝ったッ!第3部完!」
承太郎のスタープラチナを撃破し、完膚なきまでの勝利を納めたと確信したズィーズィーは「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの歴史に残るような大きな発言をしてしまいます。あたかも3部である承太郎を倒して物語が完結する、という登場人物としてではなく観客目線での名台詞でした。
完敗したズィーズィー
車と一体となった「ホウィール・オブ・フォーチュン」を巧みにズィーズィーは使いこなしていましたが、やはりスタープラチナのパワーには劣ってしまいました。その要因はスタンドだけではなく、本体であるズィーズィーが承太郎のことを甘く見ていたことも原因にありました。