楚水は信と同じで成りあがってきた珍しい人物です。
今までは郭備千人将のもとで副官をやっていましたが、敵将に輪虎や何人も有能な武将や将軍が暗殺されてしまう事件が起きます。
そのため人数が少なくなり、千人隊に昇格した飛信隊に加わります。
飛信隊の人たちからは「俺らみてぇな百姓部隊に加わされて、頭にきてるんじゃないか」という声も上がりました。
それに対して「飛信隊に加われることを誇りに思います。これからは我々は飛信隊として命を懸ける所存ですが半ばで倒れた郭備様の思いも胸に抱いて戦っていくことを許してくだされ」というとても礼儀正しい人です。
そして前についていた将軍の郭備のこともわすれない情の深い人です。
この挨拶で信の信頼を得た楚水はすぐに飛信隊の副長になります。
楚水は実在したのか?
探してみたのですが、史実にあまり記載のないことからもしかしたらオリジナルキャラキャラクターかと思われます。
楚水の来歴
飛信隊が千人隊へと昇格したときに加わった3人目の副長です。
先ほども書いたように、秦の様になりあがってきた武将で、飛信隊の補給を一任されるなどしんからの信頼も厚いです。
この楚水がずば抜けているのは回復する強さです。
暗殺視されてしまった死を遂げた郭備への思いは残しながら、早い段階で信を上役と認めて死線を共に戦い抜きます。
山陽戦の攻略と羌瘣の離脱後は正式に千人隊となりました。
まじめで冷静な性格であると同時に武勇と知略のバランスもとれた貴重な人物です。
郭備隊にいた頃は参謀役でし、それを飛信隊にもやくだてています。
楚水はあまり派手さはない地味なキャラクターとして描かれていますが、実は縁の下の力持ち的存在で、地味ですがいないと味が出ないキャラクターでもあります。
そんな中で楚水がメインとして描かれているシーンはそこまで多くないです。
まずは信が輪虎(りんこ)を討つところです。
信と輪虎の一騎打ちのシーンでは2人の一騎打ちに、無理やり割って入り、信を討とうとした魏の輪虎を楚水が武器で倒し勝利に一役買っています。
信のことを本当に信頼しているんですね。
しかし、自分も負傷してしまいます。
唯一といっていいほどの楚水の戦闘シーンの1つです。
これからきっと楚水の戦闘シーンや楚水の作戦シーンも出てくるでしょう。
楽しみです。
この後、楚水は輪虎に切られて深手を負いますが、無事命は助かります。
その後、飛信隊では貴重な戦力として激戦を戦い抜いています。
戦場では凱孟(がいもう)といった将軍と戦い、いずれも重傷を負う傷を負いますがこれも不死鳥の様に復活し、意外と打たれ強いです。
河了貂が入ってからは前線の指揮官として活躍しています。
楚水の名シーン・名台詞
楚水自体があまりでてこないので名言・名シーン自体がないのです。
最初の方で紹介したものを紹介したいと思います。
・「飛信隊に加わることを誇りに思います。今日より我々は飛信隊として命をかける所存ですが、志半ばで倒れた郭備様の想いも胸の片隅に抱いて戦うことをお許しくだされ」
物腰が低く、百姓の集まりのような飛信隊にも丁寧な姿勢。
とても好感がもてますね。
そして亡くした郭備のことも立てて、すごくいい部下だと思います。
それに対しての信のセリフもかっこいいです。
「・・・当然だ
俺らも郭備隊と一緒に闘えることをすげぇ嬉しく思う。
だが楚水副長が今行ったようにこれからは同じ飛信隊だ。
飛信隊では士族も百姓も関係ねぇ 古株も新参も関係ねぇ
みんな色んなもん背負い込むだけ背負い込んで戦えばいい。
俺たちはそうして1つのでっけぇ塊になって
敵をぶっ飛ばす!!」
他の隊にいたのに、すぐに受け入れられるのが飛信隊のいいところだと思います。
ぜひ活躍をみてみたいですね。
まとめ
楚水は縁の下の力持ちタイプで参謀タイプなんですね。
飛信隊には失礼ですが、頭まで筋肉の人たちが多いような気がするので、balanceの取れている楚水が入って戦い安くなったと思います。
でも、けがを負ってしまうのは玉に傷ですが、すごい回復力ですぐに復帰してきます。
オリジナルストーリーなのに作者の想像力には脱帽です。
オリジナルキャラクターも作って、それを漫画に組み込むことで、さらに面白くなっていると思います。
最初は絵が苦手でしたがアニメを見ていくうちにどんどん信やほかのキャラクターにひかれていき、もうどっぷりキングダムの世界にはまってしまいました。
魅力あふれるキャラクターや戦術、そこに実際にいた人物やオリジナルキャラクターを混ぜても違和感なく物語の中に織り込んでいくのはもはや才能というか芸術だと思います。
最初はどうなるかハラハラしていましたが、信やほかの武将、もちろん楚水も含めて魅力的な武将たちですよね。
どうやったらこんな面白いストーリーができるのかわからないです。
でもどこまで続くのでしょうか?
信が大将軍になるまで?
それとも政が国王になるまで?
その間のストーリーも気になりますが、楚水もどのような活躍をするのでしょうか?
これからが楽しみです。