壁内で商売をするリーブス商会の会長であるディモ・リーブスの1人息子のフレーゲル・リーブス。調査兵団とともに中央憲兵の悪事を白日の元にする為に壁内を奔走したフレーゲル。彼はどんな活躍をして調査兵団にどんな影響を与えたのでしょうか。彼の活躍を改めて解説していこうと思います。
フレーゲル・リーブスの基本情報
名前 | フレーゲル・リーブス |
性別 | 男性 |
所属 | リーブス商会 |
年齢/誕生日 | 不明 9月11日 |
身長/体重 | 165cm 75kg |
声優 | 畠中祐(はたなか たすく) |
初登場 | アニメ版 シーズン3エピソード2 |
その他 | ディモ・リーブス(父親) |
フレーゲル・リーブスの特徴
フレーゲル・リーブスは茶色とオレンジが混ざったような髪色でオールバックのヘアスタイルで明らかに柄の悪い雰囲気が特徴的です。またやや太めのがっしりとした体型です。性格は父親のディモ・リーブスが真面目に育てていたようですが、トロスト区内部でもかなり大きな商会の会長の1人息子というのも相まって決して品行方正の性格とは言えない男に育ってしまいました。
このリーブス商会はトロスト区の住民にとっては越冬をするためには欠かせない存在でもあり、必然的に頼りにされるので、傍若無人な性格に拍車がかかったのだと思われます。甘やかされて育ったわけではないのに、住民への態度や物事への視点は生温い考えを持っていたフレーゲルはディモ・リーブスや調査兵団のハンジ・ゾエから事あるごとに「バカ息子」と呼ばれ喝を入れられていました。
フレーゲル・リーブスの父ディモ・リーブスの死
トロスト区内で傲慢な商いを行うリーブス商会はケニー・アッカーマン率いる中央憲兵団からエレン・イェーガーとクリスタ・レンズの誘拐を持ちかけられます。町の中を歩くリヴァイ率いる調査兵団一行、そこに馬車に乗ったリーブス商会の馬車が突っ込みエレンとクリスタを誘拐します。しかし、そのエレンとクリスタはアルミンとジャンが変装した偽物でリーブス商会はまんまと調査兵団の作戦にかかりました。
捕まえたエレンとクリスタを確認をする為に倉庫へきたディモ・リーブスとフレーゲル・リーブスはミカサとサシャ、コニーに一瞬で倒されて逆に捕らえられてしまいました。そこで中央憲兵団の命令で動いたことを自白してリヴァイからこちらに寝返るように促されました。このままでは自分の命もないので中央憲兵を2人は裏切りました。
中央憲兵団の兵士を嘘の情報で連れ出して調査兵団の元へ連れ出したリーブス親子、その帰りに立ち小便に寄ったフレーゲルを待っている間にケニー・アッカーマンの手により父ディモ・リーブスは殺害されてしまいました。そこからフレーゲル・リーブスの逃走生活の始まりです。
フレーゲル・リーブスの改心
父のディモ・リーブスが殺害されてからは中央憲兵団から延々と逃げ回るフレーゲル・リーブス。表ではディモ・リーブスを殺害したのは調査兵団であるかのように仕立て上げられているが、彼だけは中央憲兵団が加担している真実を知っている為口封じで命を狙われているのです。トロスト区内を逃げ惑う中で追い詰められてしまった時に調査兵団のハンジ・ゾエが間一髪のところでフレーゲルを救出。建物の屋根上で真実を世に知らしめようとする提案を一度は臆して断りますが、ハンジの執拗な説得に根負けしたフレーゲルは協力をすることを約束しました。
再び中央憲兵団に追われているフレーゲルは広い廃墟へと逃げ追い詰められました。最期にディモ・リーブスの死の真相を聞こうとするフレーゲル、気が緩んだのかベラベラと大声で話してしまう中央憲兵団の兵士たち。真実を知ったフレーゲルは大声をあげたところでハンジたちが奇襲をかけて中央憲兵団を一蹴しました。周囲に住んでいる住民たちも中央憲兵団の悪事を聞いており、そこでフレーゲルは中央憲兵団の兵士の頭に座り込み自分がリーブス商会を引き継ぎトロスト区の平和を守ることを宣言しました。
今までのバカ息子の姿はもう無くなり、そこには心を改めた2代目になったフレーゲル・リーブスの姿がありました。
フレーゲル・リーブスの声優
フレーゲル・リーブスの声を演じたのは畠中祐さんです。1994年8月17日生まれ神奈川県出身の賢プロダクション所属の声優で、声優以外では俳優や歌手などの活動もされています。主な代表作は「ドメスティックな彼女」松川・J・アレックス役、「ゴールデン・カムイ」花沢優作役、「モブサイコ」ヨシフ役などを演じています。
また父親は声優の畠中洋さん、母親も声優で演出家の福島桂子さんと芸能一家で日常生活でも両親の会話は役の台詞なのか普通の会話なのかよくわからない珍しい環境で育ったからこそ万能な役を演じれる声優に成長したのでしょう。
フレーゲル・リーブスの名台詞・名シーン
ここでフレーゲル・リーブスの名台詞・名シーンを解説とともに紹介しようと思います。
「みんな安心してくれ、この街はリーブス商会が守る!今日からフレーゲル・リーブス、俺が会長だ!」
中央憲兵団の陰謀により調査兵団が窮地に立たされ、リーブス商会も後任がいないままでトロスト区がこのままでは廃れてしまうことを避けたいフレーゲルが民衆の前で宣言した台詞です。フレーゲルの活躍により調査兵団の冤罪は解かれ、リーブス商会はトロスト区の経済活動を再稼働させたのです。
「お前らは用済みだ!!上を見ろマヌケ!!」
中央憲兵団から命を狙われ続けてトロスト区で追い詰められたフレーゲル・リーブス。父親の命を奪った理由を問いただし、悪行を告白させると、隠れていたハンジたちに反撃の合図として言った台詞です。自分の父親の仇たちに対して最大限の強がりを見せて煽るリーブスらしい1シーンとなりました。
フレーゲル・リーブスは物語の中では珍しい更生したキャラクター
数多くのキャラクターが作る進撃の巨人の物語の中でフレーゲル・リーブスは珍しく悪役から正義の道へ進んだ人物です。父親を殺された苦しみから一時は悩み逃げるだけの人生だったが、調査兵団たちとトロスト区を救う為に一念発起して中央憲兵団の悪事を公にして一転正義の道を進みました。脇役のようなキャラクターから一気に街を守るヒーローへと成長したフレーゲルの今後が期待できます。